knack
- (名)コツ、要領
- (名)傾向、悪い癖
発音のコツ
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knack の発音は /næk/ です。最初の k は発音しないサイレントレターであることに注意してください。母音の /æ/ は、口を横に大きく引きながら「ア」と「エ」の中間の音を出します。続く k の音は喉の奥で軽く切るように発音します。「ナック」と平坦なカタカナ読みにならないように気をつけましょう。
活用形
- 複数形
- knacks
コアイメージ
練習や経験を通じて自然に身につけた、物事をうまくこなす特別な技能やコツがコアイメージです。才能というよりは、ちょっとした要領の良さや感覚的なスキルを表現したい時に使います。
knackの意味・例文
名詞
コツ、要領
An acquired or natural skill at performing a task.
She has a knack for baking delicious cakes.
彼女は美味しいケーキを焼くコツを知っています。
特定の物事をうまくこなす感覚的な能力を表します。
He has a special knack for negotiating deals.
彼には取引をまとめる特別な要領の良さがあります。
仕事上の優れたスキルやセンスを褒める時に使えます。
I finally got the knack of riding a skateboard.
やっとスケートボードに乗るコツをつかみました。
新しいことに挑戦して要領を得た時に頻出する表現です。
Some students have a knack for learning foreign languages.
一部の学生は外国語を習得するセンスを持っています。
学習において自然と身に付く適性を示す際にも使われます。
傾向、悪い癖
A tendency to do something, especially something annoying.
He has a knack for saying the wrong thing.
彼は失言してしまう癖があります。
意図せず悪い結果を招いてしまう傾向を表します。
My phone has a knack for dying when I need it.
私のスマホは肝心な時に限って充電が切れる変な癖があります。
物に対して擬人化して、厄介な傾向を表現することもできます。
The system has a knack for failing under pressure.
そのシステムは負荷がかかると停止する傾向があります。
機械や組織の好ましくない特性を指摘する際に使います。
語源
knack はもともと、物を叩いた時の「パチンという鋭い音」を表す擬音語に由来すると言われています。そこから、手品師が音を立てて見せるような「巧妙な仕掛けや技」を指すようになり、現在の「物事をうまくこなすコツや要領」という意味へと発展しました。同じ語源を持つ関連語には、小さな飾り物を意味する knickknack があります。
派生語・ファミリー
knackの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
knack は経験から得たちょっとした要領や感覚的なコツを、talent は生まれ持った優れた才能を、skill は訓練や学習によって体系的に身につけた専門的な技能を指します。
よくある間違い
× I have a knack in cooking. ○ I have a knack for cooking. → 「〜のコツ」と言う時は前置詞 for または of を使います。in は不自然です。
× I finally got a knack of driving. ○ I finally got the knack of driving. → 特定の物事のコツをつかむ時は、get the knack of と定冠詞 the を使います。
コラム
豆知識
knack の語源は物を叩いた時の「パチンという音」を表す擬音語です。そこから手品師が音を立てて見せる「巧妙な技」を意味するようになり、現在の「コツ」へと変化しました。小さな飾り物や骨董品を指す knickknack も同じ語源を持っています。
リアルな使われ方
ネイティブは新しい趣味や仕事を始めた人に「You will get the knack of it soon.(すぐにコツがつかめるよ)」と励ましの言葉をよくかけます。相手の不安を和らげ、自信を持たせるための日常的で自然なフレーズとして頻繁に使われます。
映画・音楽での使われ方
1965 年のイギリス映画『The Knack ...and How to Get It』(邦題:ナック)は、女性にモテる「コツ(knack)」をテーマにしたコメディ作品です。当時のロンドンの若者文化を象徴する映画として知られ、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞しました。
イディオム・定型句
コツをつかむ、要領を得る
“It takes time, but you will get the knack of it.”
〜の才能がある、要領が良い
“She seems to have a knack for making people smile.”
knackを使った会話例
プロジェクトの準備中、オフィスで同僚と
How is the new software training going?
I finally got the knack of it after some practice.
You always have a knack for learning new tools quickly.
Thanks. It is not exactly a natural talent, just practice.
I am still struggling. Could you show me the basics later?
Sure. Once you understand it, it is no big deal.
文化的背景
欧米では、特別な訓練を受けていなくても感覚的に物事をこなせる「要領の良さ」が日常的に高く評価されます。努力だけでなく、このような少しのひらめきやセンスを褒める場面でよく登場します。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. knack とは?
物事をうまくこなすためのコツや要領のことです。『I finally got the knack of it.(やっとコツをつかんだ)』のように、練習や経験を通じて感覚をつかんだ時に使います。
Q. knack と talent の違いは?
talent は生まれ持った優れた才能を指すのに対し、knack は経験から得たちょっとした要領や感覚を指します。『He has a talent for piano.(ピアノの才能がある)』は天性のものを強調します。
Q. knack はどんな動詞と一緒に使いますか?
主に have や get と一緒に使います。すでにコツを知っているなら『She has a knack for baking.』、新しくコツをつかむなら『I got the knack of it.』のように表現します。
Q. knack の後ろにはどんな前置詞が来ますか?
主に for または of が続きます。『He has a knack for languages.(彼は語学のセンスがある)』のように、後ろには名詞や動名詞(-ing)を置くのが一般的です。
Q. ネガティブな文脈でも使えますか?
はい、良くない癖や傾向を指す時にも使えます。『He has a knack for saying the wrong thing.(彼は失言する癖がある)』のように、意図せず悪い結果を招く傾向を表現できます。
CHECK QUIZ
Q: 「彼は生まれつき音楽の優れた才能がある」の自然な表現は?
Q: 「自転車に乗るコツをつかむ」の自然な表現は?
Q: 「He has a knack for losing his keys.」の意味は?