grain

  • ()穀物、穀類
  • ()(砂や塩などの)一粒
  • ()ほんのわずか、微量
  • ()木目、肌理(きめ)
UK/ɡreɪn/

発音のコツ

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grain は「グレイン」と発音します。最初の「gr」は、唇を少し丸めてから舌を喉の奥に引きながら「グ」と「ル」を同時に出すイメージです。母音の「ai(エイ)」は二重母音なので、「エ」から「イ」へ滑らかに音を変化させてはっきりと発音します。最後の「n」は、舌先を上の歯茎の裏にしっかり当てて鼻から音を抜いてください。

活用形

複数形
grains

コアイメージ

「小さくて硬い粒」がコアイメージです。穀物そのものを指すだけでなく、砂や塩の一粒、あるいは「ほんのわずかな量」を表す時に使います。

grainの意味・例文

名詞

countable / uncountable

穀物、穀類

The seeds of plants such as wheat, corn, and rice.

アカデミック

Wheat and rice are the most widely consumed grains in the world.

小麦と米は世界で最も広く消費されている穀物です。

農業や食糧問題の文脈で頻出する基本的な意味です。

日常会話

I try to eat whole grains for my health.

健康のために全粒穀物を食べるようにしています。

whole grain(全粒穀物)は健康志向の食事でよく使われます。

ニュース

The country imports a large amount of grain every year.

その国は毎年大量の穀物を輸入しています。

集合的に扱う場合は不可算名詞として使われることもあります。

可算

(砂や塩などの)一粒

A small, hard piece of a substance like sand or salt.

日常会話

There is a grain of sand in my shoe.

靴の中に砂粒が入っています。

a grain of sand(砂の一粒)は定番の組み合わせです。

SNS・カジュアル

Add a few grains of salt to the soup.

スープに塩を数粒加えてください。

塩や砂糖などの非常に細かい結晶を数える時に使います。

アカデミック

The microscope revealed the structure of each pollen grain.

顕微鏡によって各花粉の粒の構造が明らかになりました。

科学の分野で微小な粒子を指す際にも用いられます。

可算

ほんのわずか、微量

A very small amount of a particular quality.

フォーマル

There is not a grain of truth in his statement.

彼の発言には一抹の真実もありません。

否定語とともに用いて「これっぽっちもない」と強調します。

日常会話

She doesn't have a grain of common sense.

彼女には常識の欠片もありません。

目に見えない抽象的な概念の「わずかな量」を表せます。

ビジネス

We need to find at least a grain of hope.

私たちは少なくともわずかな希望を見つける必要があります。

肯定文でも「ほんの少しの〜」という比喩として使えます。

countable / uncountable

木目、肌理(きめ)

The natural pattern of lines in the surface of wood.

日常会話

I love the beautiful grain of this wooden table.

この木製テーブルの美しい木目が大好きです。

木材の表面に現れる自然な模様を指します。

アカデミック

The carpenter carefully examined the grain of the oak wood.

大工はオーク材の木目を注意深く調べました。

建築や工芸の分野で専門用語としても使われます。

ビジネス

This leather has a very fine grain.

この革はとてもきめが細かいです。

木目だけでなく、革や布などの表面のきめ細かさも表せます。

語源

grain は、ラテン語で「種」や「粒」を意味する grānum に由来します。そこから農作物としての「穀物」や、砂などの「小さな粒」を指すようになり、さらに木材の「木目(細かい粒の集まり)」という比喩的な意味にも発展しました。同じ語根を持つ関連語には、granite(花崗岩:粒状の岩石)があります。

派生語・ファミリー

形容詞grainy
形容詞granular
動詞granulate

grainの使い方

よく使う組み合わせ

a grain of sand (砂の一粒)a grain of truth (一抹の真実)whole grain (全粒穀物)grain production (穀物生産)a grain of salt (塩の粒)

使い分け

grain は食用となる穀物や小さな粒を、seed は植物が発芽するための種子を、cereal は穀物を加工した朝食用のシリアルや穀物全般を指します。

Wheat is a major grain grown in this region.

収穫されて食用となる状態の穀物や小さな粒を表します。

Plant the seed in the soil and water it.

発芽して植物に育つための種子そのものを指します。

I usually eat a bowl of cereal for breakfast.

牛乳をかけて食べる加工食品としてのニュアンスが強いです。

よくある間違い

× I bought some sunflower grains to plant in the garden. ○ I bought some sunflower seeds to plant in the garden. → 土に植えて育てる「種」には seed を使います。grain は食用穀物や砂などの粒を指します。

× I have a piece of sand in my eye. ○ I have a grain of sand in my eye. → 砂や塩のような非常に細かくて硬い粒を数える時は、piece ではなく grain を使います。

コラム

豆知識

古代ローマでは、兵士の給料として塩(salt)が支払われることがありました。この塩にまつわる歴史から、毒消しの薬を飲む際に「塩を一粒(a grain of salt)混ぜると効果がある」と信じられていたことが、take it with a grain of salt(話を鵜呑みにしない)という表現の語源になったと言われています。

リアルな使われ方

日常会話で「木目に逆らう」という意味の against the grain は、人の性格や信念に反する行動を表現する際によく使われます。例えば「It goes against the grain to lie.(嘘をつくのは私の性に合わない)」のように、自分の道徳観や本質に反して不快だという気持ちを伝える生きた表現です。

映画・音楽での使われ方

2011 年のアメリカ映画『Against the Grain』は、貧しい環境から大学進学を目指す若者の苦難を描いた作品です。タイトルの通り、周囲の環境や困難という「木目(流れ)」に逆らって自分の道を切り開こうとする強い意志が、この単語を通じて表現されています。

イディオム・定型句

イディオムtake with a grain of salt

話半分に聞く、鵜呑みにしない

You should take his advice with a grain of salt.

イディオムagainst the grain

意に反して、性に合わない

Lying to my boss goes against the grain.

定型句a grain of truth

一抹の真実、わずかな真実

There is not a grain of truth in the rumor.

grainを使った会話例

ランチタイム、カフェテリアで同僚と

A

This whole grain sandwich is really delicious.

B

I should try that. I'm trying to eat more healthy grains lately, rather than just processed cereal.

A

Good idea. By the way, did you hear the rumor about the new manager?

B

Yes, but I take office gossip with a grain of salt.

A

That's smart. There is usually not a grain of truth in them.

B

Exactly. Believing rumors just goes against my nature.

文化的背景

欧米の食文化では、小麦・オーツ麦・トウモロコシなどの grain が主食として重要な役割を果たしてきました。近年は健康志向の高まりから、精白されていない whole grain(全粒穀物)を選ぶ人が増えています。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。

よくある質問

Q. grain とは?

穀物や、砂・塩などの小さくて硬い粒を指す名詞です。『Rice is a staple grain in Japan.(米は日本の主食となる穀物です)』のように、食生活や農業の文脈でよく使われます。

Q. grain と seed の違いは?

seed は植物を育てるための「種子」そのものを指します。一方の grain は、収穫されて食用となる状態の穀物や、砂などの無機物の一粒に使います。『plant an apple seed(リンゴの種を植える)』のように使い分けます。

Q. grain は「穀物」以外にどんな意味がありますか?

「ほんのわずかな量」や「木目」という意味があります。『There is not a grain of truth.(真実はこれっぽっちもない)』のように、否定語とともに完全な欠如を強調する表現として頻出します。

Q. take something with a grain of salt とはどういう意味ですか?

「(話を)鵜呑みにしない、話半分に聞く」という意味の有名なイディオムです。『Take his story with a grain of salt.』のように、相手の言葉に誇張や間違いが含まれているかもしれないと警告する時に使います。

Q. 「全粒粉」や「玄米」は英語で何と言いますか?

精製されていない穀物を whole grain と呼びます。『I prefer whole grain bread.(全粒粉のパンが好きです)』のように、健康志向の食事を語る際の定番フレーズとして日常会話やパッケージ表記でよく見かけます。

CHECK QUIZ

Q: 庭に「ヒマワリの種」を植える時の自然な表現は?

Q: 「There isn't a grain of truth in his story.」の a grain of の意味は?

Q: 「彼の話を鵜呑みにしない方がいい」を意味するイディオムは?