get
- (動)手に入れる、得る
- (動)〜になる
- (動)到着する、着く
- (動)理解する、分かる
- (動)〜させる、してもらう
発音のコツ
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get の母音 /e/ は、日本語の「エ」よりも少し口を横に引き、短くはっきりと発音します。アメリカ英語では、getting や get it のように母音に挟まれた /t/ が「フラップ T(ラ行に近い柔らかい音)」に変化します。「ゲティット」ではなく「ゲリッ」のように発音すると、ネイティブらしさが格段に上がります。
活用形
- 三単現
- gets
- 進行形(-ing)
- getting
- 過去形
- got
- 過去分詞
- gotten
- アメリカ英語で使われ、イギリス英語では got が一般的です。
- got
- イギリス英語で主に使われる過去分詞形です。
コアイメージ
何らかの物や状態を「自分のところに取り込む・到達する」がコアイメージです。物理的に物を手に入れるだけでなく、新しい状態に変化したり理解したりする時に使います。
getの意味・例文
動詞
手に入れる、得る
To come into possession of; receive or earn.
I got an email from him this morning.
今朝、彼からメールを受け取りました。
物や情報を受け取る最も一般的な表現です。
We need to get more information about this issue.
この問題についてもっと情報を得る必要があります。
仕事で必要なものを手に入れる場面でも使います。
She got a high grade in the math exam.
彼女は数学の試験で良い成績を取りました。
成績や点数を獲得する意味でよく使われます。
I finally got a new phone today!
今日ついに新しいスマホを手に入れました!
買い物をした報告などで頻繁に登場します。
〜になる
To reach or enter a particular condition or state.
It is getting dark outside.
外は暗くなってきています。
天候や時間による自然な変化を表します。
He gets angry very easily these days.
彼は最近とても怒りっぽくなっています。
人の感情や状態が変化することを表現できます。
The economic situation is getting worse.
経済状況は悪化しています。
社会的な状況の変化を伝える際にも使われます。
Let's get started on the new project.
新しいプロジェクトを始めましょう。
get started で「開始した状態になる」を表します。
到着する、着く
To arrive at or reach a destination.
What time did you get home last night?
昨夜は何時に家に着きましたか?
home は副詞なので前置詞の to は不要です。
We will get to the station soon.
私たちはもうすぐ駅に到着します。
名詞が続く場合は get to の形になります。
I must get to the office by nine.
9時までにオフィスに着かなければなりません。
通勤や出張での移動を表現するのに適しています。
理解する、分かる
To understand or comprehend something.
I do not get the joke at all.
その冗談の意味が全く分かりません。
相手の意図や意味を把握できない時に使います。
Ah, I get it now!
ああ、なるほど分かりました!
I get it. は相槌として非常に頻繁に使われます。
Did you get what he meant by that?
彼がそれで何を意図したか分かりましたか?
言葉の裏にある真意をつかむニュアンスを含みます。
〜させる、してもらう
To cause something to happen or someone to do something.
I will get him to help us.
彼に手伝ってもらうように説得します。
get +人+ to do で「人に〜してもらう」となります。
She got her hair cut yesterday.
彼女は昨日髪を切ってもらいました。
get +物+過去分詞で「物を〜してもらう」となります。
We must get the broken machine fixed.
壊れた機械を修理してもらわなければなりません。
業者などに依頼して何かを完了させる時に使います。
語源
get は古ノルド語の geta(手に入れる)に由来します。もともとは「つかみ取る」という物理的な動作を表していましたが、そこから「状態を手に入れる(=〜になる)」「意味をつかむ(=理解する)」と意味が拡大しました。同じ語根を持つ関連語には、for-(離れて)と結びついて「記憶を手放す」という意味になった forget(忘れる)があります。
派生語・ファミリー
getの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
get は日常会話で幅広く使われる一般的な表現で、obtain は正式な手続きや努力を経て手に入れ、acquire は時間をかけて専門知識や大きな財産を習得・獲得します。
よくある間違い
× I will get to home at six. ○ I will get home at six. → home は副詞(家へ)なので、直前に前置詞 to を置かずにそのまま使います。
× They are going to get marry. ○ They are going to get married. → 「結婚する」は get married(過去分詞)を使います。marry は動詞です。
コラム
豆知識
get は英語の中で最も多くの意味と用法を持つ単語の一つです。オックスフォード英語辞典では get の項目だけで数十ページにも及びます。中世の時代には「手に入れる」という単純な意味しかありませんでしたが、数百年かけて人々の会話の中で柔軟に使い回され、現在のような万能語へと進化しました。
リアルな使われ方
ネイティブは相手の言ったことを理解した時に「I get it.(なるほど、分かった)」とよく言います。understand よりも圧倒的に頻度が高く、カジュアルな会話に欠かせない表現です。また、相手を気遣う時に「I got you.(任せて)」と言うのも定番のフレーズです。
映画・音楽での使われ方
2017 年の大ヒットホラー映画『Get Out(ゲット・アウト)』のタイトルは、「出て行け」という意味の強い命令形です。get には「動く・移動する」というコアイメージもあるため、前置詞や副詞と組み合わせることで、空間的な移動や逃走を表現する際にも頻繁に用いられます。
イディオム・定型句
払った分の価値を得る、安物買いの銭失い
“The cheap shoes broke quickly. You get what you pay for.”
〜に慣れる
“I need to get used to the new system.”
怖気づく、逃げ腰になる
“He got cold feet right before the wedding.”
しっかりする、落ち着く
“You need to get it together and focus.”
getを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you get my email about the new project?
Yes, I got it this morning. We need to obtain client approval first, right?
Exactly. We cannot afford to get behind schedule.
To be honest, I am getting cold feet about the deadline.
Don't worry. If we all acquire the necessary skills, it will be fine.
You are right. Let's get ready for the meeting.
I will get the manager to join us.
Sounds great. I am finally getting used to this pace.
文化的背景
アメリカ英語では get の過去分詞として gotten をよく使いますが、イギリス英語では過去形と同じ got を使うのが一般的です。どちらの地域でも get は日常会話の根幹をなす単語であり、非常に多くのイディオムを形成します。
よくある質問
Q. get とは?
何らかの物や状態を「自分のところに取り込む」ことを表します。『I got a present.(プレゼントをもらった)』のように、物理的な獲得から状態の変化まで幅広く使います。
Q. get と take の違いは?
get は向こうから来るものを受け取る「受動的」なニュアンスが強いのに対し、take は自ら手を伸ばしてつかみ取る「能動的」な動作を表します。『I took a pen.(ペンを取った)』のように使います。
Q. 「〜に到着する」と言いたい時の使い方は?
get to の後に場所を置くことで到着を表せます。『I will get to the office at nine.(9時にオフィスに着きます)』のように、日常会話で非常に頻繁に使われる表現です。
Q. get を使った使役(〜させる)の形は?
get +人+ to do の形で「(説得して)〜させる」という意味になります。『I got him to help me.(彼に手伝ってもらった)』のように、相手に行動を促す時に便利です。
Q. get はビジネスメールで使ってもいいですか?
get は少しカジュアルな響きがあるため、フォーマルな文書では避けるのが無難です。例えば『get the data』よりも『obtain the data』とすると、プロフェッショナルな印象になります。
CHECK QUIZ
Q: 「ビザを正式に取得する」のに最適な動詞は?
Q: 「駅に着く」の自然な表現は?
Q: 「私は昨日髪を切ってもらった」の正しい形は?