gap
- (名)すき間、割れ目
- (名)隔たり、格差
- (名)空白期間、途切れ
発音のコツ
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gap の母音「æ」は、日本語の「ア」と「エ」の中間の音です。口を横に引きながら「ア」と発音するイメージで出してください。語尾の「p」は唇をしっかり閉じた後、息を軽く破裂させる無声音です。日本語のように「ギャップ」と語尾に母音の「ウ」を足してしまわないよう、息だけで終わらせるのがポイントです。
活用形
- 三単現
- gaps
- 進行形(-ing)
- gapping
- 過去形
- gapped
- 過去分詞
- gapped
- 複数形
- gaps
コアイメージ
物理的・心理的・時間的な「すき間」や「隔たり」があることがコアイメージです。物と物の間の空間や、理想と現実などの抽象的な違いを表現したい時に使います。
gapの意味・例文
名詞
すき間、割れ目
An empty space or opening in the middle of something or between two things.
The cat squeezed through a gap in the fence.
猫はフェンスのすき間を通り抜けました。
物と物の間にできた物理的な空間を表す最も基本的な用法です。
Please mind the gap when you step off the train.
電車を降りる際はすき間にご注意ください。
駅のアナウンスなどでよく使われる定型表現です。
I need to fix the annoying gap between these two boards.
この 2 枚の板の間にある厄介なすき間を直さないと。
ぴったり合っていない状態を指す時にも使います。
隔たり、格差
A difference between two things, or a lack of understanding between people.
The company is trying to close the gender pay gap.
その会社は男女間の賃金格差を縮めようとしています。
pay gap で「賃金格差」という頻出のビジネス用語になります。
There is a huge gap between theory and practice.
理論と実践の間には巨大な隔たりがあります。
理想と現実、理論と実践などの抽象的な違いを表現します。
The wealth gap continues to widen in many developed countries.
多くの先進国で貧富の格差が広がり続けています。
社会的な不平等や格差を論じるニュースで頻出します。
空白期間、途切れ
A period of time when nothing happens or when you are not doing what you usually do.
She has a one-year gap in her resume.
彼女の履歴書には 1 年間の空白期間があります。
仕事や学業をしていない期間を指す際によく使われます。
There was an awkward gap in the conversation.
会話の中に気まずい沈黙(途切れ)がありました。
連続しているはずのものが途切れた状態を表します。
He took a gap year to travel around the world.
彼は世界を旅するためにギャップイヤーを取りました。
進学や就職の前に設ける社会体験の期間を gap year と呼びます。
語源
gap は古ノルド語で「開いた口」や「裂け目」を意味する gap、または「口を大きく開ける」を意味する gapa に由来します。物理的にポカンと開いたすき間を表す言葉として英語に入り、やがて時間的な空白や、意見・世代などの抽象的な隔たりへと意味が発展しました。同じ語源を持つ関連語には、gape(ぽかんと口を開けて見つめる)があります。
派生語・ファミリー
gapの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
gap は物と物の間や連続するものの途中にできたすき間を、space は物が存在できる広がりや空間を、hole は物の表面や内部に空いた穴を表します。
よくある間違い
× There is a big gap in the wall. ○ There is a big hole in the wall. → 表面に空いた丸い穴には hole を使います。gap は物と物の間の「すき間」を表します。
× We need to bridge the difference. ○ We need to bridge the gap. → 意見や立場の「隔たりを埋める」という定型表現では、difference ではなく gap を使います。
コラム
豆知識
gap の語源である古ノルド語の gapa は「口を大きく開ける」という意味でした。そこから物理的にポカンと開いたすき間を指すようになり、現代では世代間の違いや理想と現実のズレといった抽象的な隔たりにも使われています。言葉が物理的な形から心理的な意味へと拡張していくのは、英語の面白い特徴です。
リアルな使われ方
ビジネスシーンでは、目標と現状の差を分析する「ギャップ分析(gap analysis)」という言葉がよく使われます。また、競合がまだ手をつけていない「市場の空白(ニッチ)」を a gap in the market と表現し、起業家やマーケターが新しいビジネスチャンスを探す際によく口にする実用的なフレーズです。
映画・音楽での使われ方
2004 年のイギリス映画『マインド・ザ・ギャップ(Mind the Gap)』は、ロンドンを舞台にした群像劇です。地下鉄の有名なアナウンスである「Mind the gap」が、登場人物たちの人生における様々な「すき間」や、人と人との「すれ違い」を表す暗喩として巧みに使われています。
イディオム・定型句
隔たりを埋める、橋渡しする
“Education can bridge the gap between rich and poor.”
世代間格差
“The generation gap is obvious in their music tastes.”
足元のすき間に注意する
“Please mind the gap when alighting from the train.”
gapを使った会話例
企画会議で新製品について話し合う同僚
We need to find a gap in the market for our new product.
I agree. There is a huge difference between what young people want and what is available.
Exactly. The generation gap makes it hard to target both teens and adults.
How can we bridge the gap between those two groups?
Maybe we can design an app that connects them naturally.
That might fill the gap perfectly. Let's brainstorm some features.
文化的背景
イギリスの地下鉄では、ホームと電車のすき間に注意を促す「Mind the gap」というアナウンスが非常に有名です。また、高校卒業から大学入学までの間に 1 年間の猶予を持ち、ボランティアや旅行などの社会体験をする期間を「gap year」と呼び、欧米圏の若者の間で広く定着しています。
よくある質問
Q. gap とは?
物理的・心理的・時間的な「すき間」や「隔たり」を表す名詞です。『There is a gap between the desks.(机の間にすき間がある)』のように使います。
Q. gap と hole の違いは?
gap は物と物の間や、連続するものの途中にできた「すき間」や「切れ目」です。一方の hole は、物の表面に空いた「穴」を指し、『a hole in the wall(壁の穴)』のように使い分けます。
Q. 「世代間格差」は英語で何と言いますか?
「generation gap」と言います。親と子など、世代が違うことによる価値観や考え方の違いを指す時に『the generation gap between us(私たちの間の世代間格差)』と表現します。
Q. イギリスの地下鉄で聞く mind the gap とは?
ホームと電車の間の「すき間にご注意ください」という意味の定型アナウンスです。『Please mind the gap.』の形で、足元への注意を促すフレーズとしてロンドン名物にもなっています。
Q. 抽象的な gap をフォーマルに言い換えると?
格差や不均衡を表す場合は disparity に言い換えられます。『the wealth gap(貧富の差)』を『economic disparity』とすると、学術的で硬い印象になります。
CHECK QUIZ
Q: 靴下に空いてしまった「穴」を表現するのに最適な名詞は?
Q: 「理想と現実の隔たりを埋める」の自然な表現は?
Q: 「a gap in the market」がビジネスで意味するものは?