for
- (前)〜のために、〜の目的で
- (前)〜に向かって、〜行きで
- (前)〜の間ずっと
- (前)〜の理由で、〜のせいで
- (前)〜に賛成して、〜を支持して
- (接)というのも〜だから
発音のコツ
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for は単独で発音するときは /fɔːr/(フォー)と長く伸ばしますが、文中では弱形 /fər/(ファー)になるのが特徴です。下唇を上の前歯で軽く噛んで「フ」と息を出し、曖昧な母音を短く添えます。「フォー」とカタカナで強く発音せず、前後の単語をつなぐように軽く添え、舌を少し引いて r の音を残すのが自然に聞こえるコツです。
活用形
- 複数形
- fors
- 「賛成票」や「賛成論」という意味の名詞として使う場合
コアイメージ
向かっている先や対象を意識して「〜に向かって」「〜のために」と意識を向けることがコアイメージです。目的や期間、理由など、ある対象に向けて何かをする時に使います。
forの意味・例文
前置詞
〜のために、〜の目的で
Intended to be given to or used by someone or something.
I bought a birthday present for my mother.
私は母のために誕生日プレゼントを買いました。
誰かの利益や目的のために行動する時に使います。
This software is designed specifically for professionals.
このソフトウェアは専門家向けに設計されています。
製品やサービスの対象者を示す際にもよく使われます。
Thanks for everything you have done.
あなたがしてくれたすべてのことに感謝します。
感謝の対象や理由を明確にする定番の表現です。
〜に向かって、〜行きで
Going to or directed towards a particular place.
We are leaving for New York tomorrow morning.
私たちは明日の朝、ニューヨークに向けて出発します。
向かっている目的地を示す際によく使われます。
The train bound for London is delayed by ten minutes.
ロンドン行きの電車は10分遅れています。
交通機関の行き先を案内する時によく聞く表現です。
The spacecraft is heading for the orbit of Mars.
その宇宙船は火星の軌道に向かっています。
物理的な進行方向を客観的に示すことができます。
〜の間ずっと
Over a certain period of time or distance.
I have lived in this city for ten years.
私はこの街に10年間住んでいます。
期間の長さを示す時に具体的な数字を伴います。
The strategy meeting lasted for three hours.
戦略会議は3時間続きました。
ある状態や動作が継続した時間を表します。
Dinosaurs ruled the earth for millions of years.
恐竜は何百万年もの間、地球を支配していました。
歴史的・科学的な長い期間を語る文脈に適しています。
〜の理由で、〜のせいで
Because of or as a result of something.
He was fired for being late repeatedly.
彼は度重なる遅刻を理由に解雇されました。
結果を引き起こした原因や理由を説明します。
The ancient city is famous for its beautiful castles.
その古都は美しい城で有名です。
名声や評価の理由を示す定番のフレーズです。
I am deeply sorry for the misunderstanding.
誤解を招いてしまい、深くお詫び申し上げます。
謝罪の理由を相手に伝える時に使います。
〜に賛成して、〜を支持して
In support of or in agreement with.
Are you for or against the new environmental law?
あなたは新しい環境法に賛成ですか、反対ですか?
賛成か反対かを問う際に対義語の against と対比されます。
We are all for the proposed structural changes.
私たちは皆、提案された構造改革に賛成しています。
チーム全体の支持や同意を表明する時に便利です。
I am completely for eating out tonight.
今夜外食することに大賛成です。
カジュアルな提案に対して乗り気であることを示せます。
接続詞
というのも〜だから
Because or since.
We must leave now, for it is getting dark.
私たちはもう出発しなければなりません。というのも暗くなってきたからです。
前に述べたことの理由を後から補足する文語的な用法です。
He felt no fear, for he was a brave man.
彼は勇敢な男であったため、少しも恐怖を感じませんでした。
小説やフォーマルな文章で理由を説明する際に使われます。
They retreated, for the enemy forces were overwhelming.
敵軍が圧倒的であったため、彼らは撤退しました。
because より控えめに理由を添えるニュアンスがあります。
語源
for の語源は、古英語の fore(前に)に遡ります。空間的に「〜の前にいる」という状態から、「〜の代わりとして」「〜に賛成して」、さらには「〜に向かって」「〜のために」と、目的や方向を示す意味へと発展しました。同じく「前」という語根を持つ関連語には、before(〜の前に)があります。
派生語・ファミリー
forの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
for は目的や向かう先(到達するかは未定)を、to は最終的な到達点を、towards は単にその方向を向いていることを表します。
よくある間違い
× I went to the store for buying milk. ○ I went to the store to buy milk. → 動作の目的を表す場合、for + -ing ではなく to 不定詞を使うのが一般的です。
× I have lived here since three years. ○ I have lived here for three years. → 期間の長さを表す時は for を使い、since は「〜以来」という起点を表します。
コラム
豆知識
for は古英語の時代から使われている歴史ある単語です。元々は「〜の前に」という空間的な位置関係を表していましたが、そこから「〜を守るために前に立つ」というニュアンスが生まれ、「〜のために」という現在の意味へと発展しました。
リアルな使われ方
ネイティブの日常会話では、Good for you!(よかったね!)というフレーズが頻出します。相手にとって良い知らせを聞いた時に、共感や祝福を伝える便利な定型表現です。文脈によっては皮肉っぽく「勝手にすれば」という意味で使われることもあります。
映画・音楽での使われ方
映画『V for Vendetta(Vフォー・ヴェンデッタ)』のタイトルは「復讐のためのV」という意味で、目的や代償を示す for の使い方が象徴的に表れています。また、手紙やメールの結びでよく使われる「A for effort(努力賞)」などの表現も、日常的に親しまれています。
イディオム・定型句
目には目を、歯には歯を
“The policy of an eye for an eye makes the whole world blind.”
確実に、間違いなく
“I will be there tomorrow for sure.”
きっぱりと、これを最後に
“We need to solve this problem once and for all.”
永遠に、これで最後に
“He decided to leave the country for good.”
forを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
What are you looking for under the desk?
I am looking for my presentation documents. Have you seen them?
No, I haven't. Are you leaving for the client's office soon?
Yes, I have been searching for ten minutes. I will be late.
I will help you look. Are you fully prepared to present?
Yes, I prepared for this meeting all weekend.
Oh, here they are, under the magazine. This is for you.
Thank you so much! I owe you a big one.
文化的背景
英語圏では、プレゼントやメッセージカードを渡す際「This is for you.(あなたへ)」と一言添えるのが一般的です。相手を思いやる気持ちをストレートに表現できるため、日常的なコミュニケーションで非常に重宝される前置詞です。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. for とは?
ある対象に向けて「〜のために」「〜に向かって」と意識を向けることを表す前置詞です。『This is a gift for you.(これはあなたへの贈り物です)』のように、目的や利益を示す場面で頻出します。
Q. for と to の違いは何ですか?
for は向かっている先や目的を表し、to は最終的な到達点を表します。『I bought a present for him.』は彼のために買ったことを示し、『I gave a present to him.』は彼に直接渡したことを示します。
Q. for を「期間」で使う時の注意点は?
during や since との混同に注意が必要です。for は期間の長さ(〜年間など)に使います。『I have studied English for three years.(英語を3年間勉強している)』のように具体的な数字とよく伴います。
Q. for の後に動詞を置くことはできますか?
前置詞の for の後には名詞または動名詞(-ing形)を置きます。『Thank you for helping me.(手伝ってくれてありがとう)』のように、理由や感謝を述べる際によく使われます。
Q. for example と for instance の違いは?
どちらも「例えば」という意味でほぼ同じように使えます。for example の方が一般的で、for instance はややフォーマルな響きがあります。『Many pets, for example dogs, are loyal.』のように使います。
CHECK QUIZ
Q: 「この電車は東京行きです」の自然な表現は?
Q: 「彼は遅刻したことを謝った」の自然な表現は?
Q: 「I'm all for the new plan.」の意味は?