deficient
- (形)不足している、欠如している
- (形)不十分な、欠陥のある
発音のコツ
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deficient は第2音節の「fí」にアクセントを置きます。最初の「dɪ」は力を抜いて短く「ディ」と発音し、「fí」で下唇を軽く噛みながら息を摩擦させて「フィ」と強く出します。続く「ʃənt」は唇を前に突き出して「シュ」と息を出し、曖昧な母音を挟んで「ント」と軽く添えるイメージです。「デフィシェント」と平坦に読まないよう注意しましょう。
活用形
- 複数形
- deficients
- 名詞として「欠陥のある人」を指す場合の複数形
コアイメージ
必要なものが量や質において不足していることがコアイメージです。栄養素や能力、設備など、本来あるべき必須のものが足りない状況を客観的に表現したい時に使います。
deficientの意味・例文
形容詞
不足している、欠如している
not having enough of a specified quality or ingredient
A diet deficient in vitamin C causes scurvy.
ビタミンCが不足した食事は壊血病を引き起こします。
deficient in 〜 は医学や栄養学で頻出の表現です。
The soil in my garden is totally deficient in minerals.
私の庭の土はミネラルが完全に不足しています。
植物の生育に必要な成分が足りない状況を表せます。
Many people in the region are deficient in essential nutrients.
その地域の多くの人々は必須栄養素が不足しています。
深刻な栄養不足を報道する際によく使われます。
不十分な、欠陥のある
insufficient or inadequate in amount, quality, or capability
The current security system is highly deficient.
現在のセキュリティシステムは非常に欠陥が多いです。
期待される基準を満たしていないことを指摘できます。
His leadership skills were found to be deficient.
彼のリーダーシップスキルは不十分であると判断されました。
人の能力が要求水準に達していない時に使います。
The study was criticized for its deficient methodology.
その研究は方法論が不十分であると批判されました。
論文や調査の質が低いことを表す表現です。
語源
deficientの語源は、接頭辞de-(離れて)とfacere(作る)から成るラテン語deficere(不足する)に由来します。本来作られるべき状態から離れているという成り立ちから、現在の「不足している」という意味に発展しました。同じfacereを語根に持つ関連語には、efficient(効率的な)があります。
派生語・ファミリー
deficientの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
deficientは本来あるべき必須要素が欠けていることを、lackingは単に何かが足りない状態を、inadequateは目的や要求に対して量や質が不十分であることを表します。
“He is lacking in confidence.”
→ 単に自信などの要素が足りない状態を指します。
よくある間違い
× The diet is deficient of vitamins. ○ The diet is deficient in vitamins. → 「〜が不足している」は deficient in を使います。of ではないので注意しましょう。
× This food deficients vitamin C. ○ This food is deficient in vitamin C. → deficient は形容詞です。動詞として使わず、be deficient in の形で表現します。
コラム
豆知識
deficient の語源のラテン語 deficere(不足する)は、de-(離れて)と facere(作る)から成り立っています。「本来作られるべき状態から離れている」というイメージです。同じ facere を語根に持つ単語には、efficient(効率的な)や perfect(完全な)などがあり、どれも「どう作られたか」が意味の根底にあります。
リアルな使われ方
日常会話では、栄養素の不足を語る際に be deficient in 〜 という形が最もよく使われます。また、人の常識や共感力が決定的に欠けていることを批判する際に、He is deficient in common sense.(彼には常識が欠けている)のように比喩的に使うこともあり、ネイティブの表現の幅を広げる便利な単語です。
映画・音楽での使われ方
2015年の映画『The Big Short(邦題:マネー・ショート 華麗なる大逆転)』に代表される金融危機を描いた作品では、住宅ローン制度の欠陥を指摘する文脈で、システムの deficient(不十分な、欠陥のある)な側面がたびたび議論されます。専門的な響きが映画のリアリティを高めています。
イディオム・定型句
〜が不足している
“He is deficient in common sense.”
免疫不全の
“The patient is immune deficient.”
鉄分が不足した
“Many women are iron deficient.”
deficientを使った会話例
病院の診察室で医師と患者が
Your blood test results show that you are deficient in iron.
I see. Is that why I have been feeling so tired lately?
Yes, feeling fatigued is a common symptom of an iron deficient state.
What should I do? Is my current diet inadequate?
It seems so. A diet deficient in leafy greens can lead to this issue.
I will try to eat more of those and improve my daily meals.
文化的背景
医療や栄養学の分野で日常的に使われる専門的な単語ですが、一般のニュースや健康に関する記事でも頻繁に目にします。ビジネスシーンでは、システムや計画に「重大な欠陥がある」と厳しく指摘する際にも用いられます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. deficient とは?
必要なものや本来あるべき要素が不足している状態を表す形容詞です。『The child is deficient in iron.(その子どもは鉄分が不足している)』のように、栄養や能力の欠如を示す際によく使われます。
Q. deficient と lack の違いは?
lack は必要なものが足りない状態を広く指し、deficient は必須要素が欠落しているという専門的な響きがあります。『They lack experience.(彼らは経験が不足している)』のように lack は日常的に使われます。
Q. deficient はどんな文脈でよく使われますか?
医学、栄養学、またはビジネスの評価など、基準に対して何かが足りないことを客観的に指摘する場面で使われます。『a highly deficient system(非常に欠陥のあるシステム)』のように、機能不全を表す際にも適しています。
Q. deficient の名詞形は何ですか?
名詞形は deficiency で、「不足」や「欠乏症」という意味になります。『vitamin C deficiency(ビタミンC欠乏症)』のように、医療や健康の話題で頻出する重要な単語です。
Q. deficient に似た形で deficit という単語がありますが、違いは?
deficit も「不足」を意味しますが、主に予算や貿易における「赤字」や「不足額」を指す名詞です。『a budget deficit(財政赤字)』のように、経済や金融のニュースで非常によく使われる表現です。
CHECK QUIZ
Q: 「彼は常識に欠けている」の自然な表現は?
Q: 駐車場が「私たちのニーズに対して不十分だ」と言いたい時に最適な形容詞は?
Q: 「ビタミンD欠乏症」を英語で表現する際、空欄に入るのは? Vitamin D [ ]