dearth

  • ()不足、欠乏
UK/dɜrθ/

発音のコツ

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dearth の発音は /dɜːrθ/ です。最初の母音は、口をあまり開けずに舌を丸めながら「ダー」と「ドゥー」の中間のような音を長めに出します。最後の「th」は、上下の歯で舌先を軽く挟み、隙間から息を「ス」と摩擦させて出します。「ダース」とカタカナ読みにならないよう注意しましょう。

活用形

複数形
dearths
主に特定の不足事象を複数指す場合に用いるが極めて稀

コアイメージ

必要なものが著しく不足している状態がコアイメージです。食糧や証拠、才能など、あるべきものが極めて少ない深刻な状況を表す時に使います。

dearthの意味・例文

名詞

countable / uncountable

不足、欠乏

a lack or shortage of something

ニュース

The country is experiencing a dearth of medical supplies.

その国は医療物資の不足を経験しています。

a dearth of の形で「〜の不足」と表現するのが定番です。

アカデミック

There is a dearth of reliable data on this topic.

このトピックに関する信頼できるデータが不足しています。

論文や研究で証拠やデータが足りない時に頻出します。

フォーマル

The committee noted a dearth of female candidates for the position.

委員会は、その役職の女性候補者が不足していると指摘しました。

深刻な人材不足や欠如を客観的に述べる際に適しています。

ビジネス

A dearth of funding forced the startup to close.

資金不足により、そのスタートアップは閉鎖に追い込まれました。

資金や資源など、事業に必要なものが欠乏している状況を表します。

語源

dearth は、「高価な」「貴重な」を意味する古英語の deore(現代の dear)に、名詞を作る接尾辞 -th が結びついて生まれました。ものが貴重であるということは、裏を返せば「不足している」状態であるため、現在の「欠乏」という意味に発展しました。同じ接尾辞 -th を持つ関連語には、wealth(富)や health(健康)があります。

派生語・ファミリー

形容詞dear
副詞dearly

dearthの使い方

よく使う組み合わせ

a dearth of evidence (証拠の不足)a dearth of talent (人材の不足)face a dearth of (〜の不足に直面する)suffer from a dearth of (〜の不足に苦しむ)a severe dearth of (深刻な〜の不足)

使い分け

dearth は深刻で長期的な不足を、shortage は需要に対して供給が一時的に足りない状態を、lack は必要なものが全くないか十分でない状態を幅広く表します。

There is a dearth of skilled workers in the industry.

業界全体で深刻な人材不足が起きているニュアンスです。

The supermarket is facing a shortage of fresh vegetables.

一時的な供給不足や品薄状態を表すニュアンスです。

His failure was due to a lack of effort.

単に「〜がない」という事実を最も一般的に示すニュアンスです。

よくある間違い

× There is a dearth for information. ○ There is a dearth of information. → dearth は「〜の不足」を表す際、必ず前置詞 of を伴います。

× We faced dearth of resources. ○ We faced a dearth of resources. → 特定のものの不足を指す場合、通常は単数形の a dearth of という形をとります。

コラム

豆知識

dearth と「親愛なる」を意味する dear は、実は同じ語源から派生しています。昔はものが「高価(dear)」であることは、すなわち「希少で不足している(dearth)」ことを意味していました。言葉の歴史が当時の経済状況を反映している興味深い知識です。

リアルな使われ方

ニュース報道やビジネスの分析記事では、「a dearth of talent(人材不足)」や「a dearth of evidence(証拠不足)」というフレーズが頻繁に登場します。単なる不足ではなく、深刻な問題として強調したい時にネイティブがよく使う知的な表現です。

映画・音楽での使われ方

映画や本のレビューで、評論家が作品を酷評する際によく使われます。例えば、映画『マダム・ウェブ』のような不評を買った作品のレビューでは、「a dearth of originality(オリジナリティの欠如)」や「a dearth of emotion(感情の欠如)」という表現がしばしば見られます。

イディオム・定型句

定型句a dearth of

〜の不足、〜の欠乏

There is a dearth of good restaurants here.

定型句in times of dearth

不足の時期に、飢饉の時に

People suffered greatly in times of dearth.

定型句an absolute dearth of

〜の完全な欠如

There was an absolute dearth of evidence.

dearthを使った会話例

月曜の朝、大学の研究室で

A

I am struggling to finish my thesis.

B

What is the problem? Do you need more time?

A

No, there is a dearth of reliable data on this topic.

B

That is tough. A lack of evidence makes writing very difficult.

A

Exactly. I might need to change my research question.

B

Have you checked the university library? They might have some hidden archives.

A

I did, but there is still a severe dearth of historical records.

B

Let's ask the professor for advice this afternoon.

文化的背景

dearth はフォーマルでやや硬い響きを持つため、新聞記事や学術論文で好んで使われます。日常会話で使われることは少なく、深刻な問題として不足を強調したい場面で選ばれる知的な語彙です。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。

よくある質問

Q. dearth とは?

必要なものや望ましいものが著しく不足している状態のことです。『We face a dearth of resources.(私たちは資源の不足に直面している)』のように、深刻な欠乏を表すフォーマルな表現です。

Q. dearth は日常会話でよく使われますか?

日常会話よりも、ニュースや論文、ビジネス文書などフォーマルな場面で好まれます。日常会話では『There is a lack of water.』のように lack や shortage を使う方が自然です。

Q. dearth の後ろにはどの前置詞が来ますか?

常に of が続き、「a dearth of 〜(〜の不足)」という定型フレーズで使われます。『a dearth of evidence(証拠の不足)』のように、後ろには不足している名詞を置きます。

Q. dearth をもっと簡単な言葉で言い換えると?

lack や shortage に言い換えることができます。『a dearth of talent』を『a lack of talent(才能の不足)』とすると、より一般的で伝わりやすい表現になります。

Q. dearth はどのようなものの不足に対して使われますか?

食糧や水などの物理的な資源だけでなく、証拠、才能、情報といった抽象的なものの不足にも使われます。『a dearth of creativity(創造性の欠如)』のように、目に見えない価値に対しても頻出します。

CHECK QUIZ

Q: 「スーパーの野菜が一時的に品薄だ」と言うのに最適な語は?

Q: 「この件に関する証拠が不足している」の自然な表現は?

Q: a dearth of talent が意味する状況として最も適切なのは?