conceit
- (名)うぬぼれ、自負心
- (名)奇抜な発想、奇抜な比喩
発音のコツ
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conceit は後半の「ceit」にアクセントを置きます。最初の「con」は力を抜いて曖昧母音の「kən(クン)」と軽く発音し、後半の「ciːt(シート)」を長くはっきりと伸ばします。最後の「t」は舌先を上の歯茎の裏に当て、息を軽く破裂させるだけで、日本語の「ト」のように母音を入れないよう注意しましょう。
活用形
- 複数形
- conceits
コアイメージ
自分の能力や価値を過剰に高く評価し、うぬぼれていることがコアイメージです。他者を見下すような態度や、根拠のない強い自負心を批判的に表現したい時に使います。
conceitの意味・例文
名詞
うぬぼれ、自負心
excessive pride in oneself
His conceit makes him difficult to work with.
彼のうぬぼれのせいで、彼とは一緒に働きにくいです。
他者を見下すような態度の原因として表現します。
The tragic hero's downfall was caused by his own conceit.
その悲劇の主人公の破滅は、彼自身のうぬぼれが原因でした。
文学作品の分析などで頻出する表現です。
Blind conceit blinded the CEO to the company's real problems.
盲目的な自負心が、CEOの目から会社の本当の問題を逸らさせました。
経営者やリーダーの過信を指摘する文脈で使われます。
奇抜な発想、奇抜な比喩
an elaborate or strained metaphor, especially in poetry
The poem relies on a brilliant conceit comparing love to a compass.
その詩は、愛を羅針盤に例える見事な奇抜な比喩に依存しています。
英文学の詩などを論じる際に必須の専門用語です。
The architect used a clever conceit to design the new museum.
その建築家は新しい美術館を設計するために独創的な発想を用いました。
芸術や建築における斬新なアイデアを指します。
The whole movie is based on the conceit that animals can talk.
映画全体が、動物が話せるという奇抜な設定に基づいています。
作品の前提となる突飛なアイデアを表します。
語源
conceit は、動詞 conceive(心に抱く、思いつく)の名詞形として生まれました。元々は単なる「概念」や「考え」を意味していましたが、時が経つにつれて「自分自身に対する過剰な考え」というニュアンスが強まり、現在の「うぬぼれ」という意味に発展しました。同じ語源を持つ関連語には、concept(概念)があります。
派生語・ファミリー
conceitの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
conceit は自分の能力や価値を過剰に高く評価すること、vanity は他人の目を気にして外見や成果を見栄を張ること、ego は自己意識そのものや自尊心の強さを表します。
よくある間違い
× He is very conceit about his looks. ○ He is very conceited about his looks. → conceit は名詞です。「うぬぼれている」と状態を表す場合は、形容詞の conceited を使います。
× She takes conceit in her work. ○ She takes pride in her work. → conceit は常に批判的な意味を持ちます。自分の仕事に対する前向きな誇りは pride を使います。
コラム
豆知識
conceit は元々「概念」や「思いつき」という中立的な意味でした。しかし、ルネサンス期以降、自分の頭の中の考えに固執する様子から「自惚れ」というネガティブな意味に変化しました。言葉の意味が時代とともに悪化した興味深い例です。
リアルな使われ方
ネイティブの日常会話では、名詞の conceit よりも形容詞の conceited(うぬぼれた)の方が圧倒的に頻繁に使われます。「Don't be so conceited.(そんなにうぬぼれるな)」は、調子に乗っている相手をたしなめる定番フレーズです。
映画・音楽での使われ方
映画やドラマのレビュー記事では、作品の土台となる「奇抜な設定」を指して central conceit と呼ぶことがよくあります。例えば、映画『マトリックス』の「この世界は仮想現実である」という設定も、見事な conceit と評価されます。
イディオム・定型句
自分では賢いとうぬぼれて
“He is always wise in his own conceit.”
〜に愛想をつかして、嫌気がさして
“I grew out of conceit with the project.”
conceitを使った会話例
カフェで友人と、共通の知人について
Have you talked to Mark recently? He is so conceited.
Yes, his conceit is getting worse. He thinks he knows everything.
Exactly. That kind of blind conceit will cause him trouble eventually.
I agree. He has zero modesty. It makes him hard to work with.
Someone needs to tell him to drop the conceit and listen to others.
Good luck with that. His ego is too big to accept criticism.
文化的背景
欧米文化において、自信(confidence)を持つことは美徳とされますが、それが過剰になり conceit(うぬぼれ)に変わると、協調性を欠くとして強く批判されます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. conceit とは?
自分の能力や価値を過剰に高く評価し、うぬぼれていることを指す名詞です。『His conceit is annoying.(彼のうぬぼれは腹立たしい)』のように、他者を見下す態度を批判する時に使います。
Q. conceit と pride の違いは?
pride は努力や成果に対する正当な「誇り」として肯定的に使われることが多いです。一方の conceit は、根拠のない過剰な自負心であり、『blind conceit(盲目的なうぬぼれ)』のように常にネガティブな意味で使われます。
Q. 文学用語としての conceit とは?
英文学において、全く異なる2つのものを結びつける「奇抜な比喩」や「斬新な発想」を指します。『a brilliant conceit(見事な奇抜な比喩)』のように、特に17世紀の形而上詩でよく用いられた技法を表す専門用語です。
Q. conceit の形容詞形は?
conceited(うぬぼれた)です。日常会話では名詞形よりも頻繁に使われ、『He is so conceited.(彼はとてもうぬぼれている)』のように、傲慢な態度をとる人物を描写する定番の表現です。
Q. conceit をカジュアルに言い換えると?
日常会話では big-headedness(うぬぼれ)や arrogance(傲慢さ)に言い換えられます。『He suffers from arrogance.(彼は傲慢だ)』のように表現すると、親しみやすい言葉で同じニュアンスを伝えられます。
CHECK QUIZ
Q: 「彼女は外見への( )から、いつも鏡を見ている」に最適な単語は?
Q: 「彼はとてもうぬぼれている」を英語にする際、正しいものはどれ?
Q: 文学の授業で「The poem uses a clever conceit.」と言われた時の意味は?