come about

  • (動)起こる、生じる
UK/kəm əˈbaʊt/

発音のコツ

▶ 表示する

come の /m/ と about の /ə/ が繋がるリンキング(音の連結)に注意しましょう。「カム・アバウト」と区切らず、「カマバウト」のように一息で発音します。about の /aʊ/ は口を大きく開けて「アウ」と二重母音にし、最後の /t/ は舌先を歯茎に当てて息を止め、音を飲み込むように弱く発音すると自然です。

活用形

三単現
comes about
進行形(-ing)
coming about
過去形
came about
過去分詞
come about

コアイメージ

物事が特定の経緯やプロセスを経て、周囲に現れ出ることがコアイメージです。出来事や変化がどのようにして生じたのか、その過程に焦点を当てて説明したい時に使います。

come aboutの意味・例文

動詞

自動詞

起こる、生じる

to happen, or start to happen

日常会話

Please tell me how this situation came about.

どうしてこんな状況になったのか教えてください。

→

経緯や過程を尋ねる際によく使われます。

ビジネス

Major changes in the industry came about recently.

最近、業界に大きな変化が生じました。

→

状況が新しい方向へ展開したことを表します。

ニュース

The economic crisis came about due to inflation.

インフレが原因で経済危機が起きました。

→

ニュースで出来事の原因を説明する際に適しています。

アカデミック

Researchers studied how the new species came about.

研究者たちは新種がどのようにして誕生したのかを研究しました。

→

生命や現象の発生過程を論じる際にも使われます。

語源

come about は、動詞 come(来る)と副詞 about(周囲に)が組み合わさった句動詞です。元々は「周囲にやって来る」という物理的な動きを表していましたが、そこから「身の回りに現れる」、つまり「出来事が起こる、生じる」という比喩的な意味に発展しました。同じ about を持つ関連語に、bring about(引き起こす)があります。

派生語・ファミリー

名詞comer
名詞coming

come aboutの使い方

よく使う組み合わせ

how it comes about (どのようにしてそれが起こるか)change comes about (変化が生じる)come about naturally (自然に生じる)chance to come about (起こる機会)come about as a result of (〜の結果として生じる)

使い分け

come about は物事がどういう経緯で起こったかに焦点を当て、happen は偶然や予期せず起こることを表し、occur は特定の出来事が特定の環境で起こることをフォーマルに表現します。

“Can you explain how the problem came about?”

→ 出来事に至るまでの経緯や過程に焦点を当てるニュアンスです。

“I wonder what will happen next.”

→ 偶然性や一般的な出来事を表す最も標準的なニュアンスです。

“The earthquake occurred early in the morning.”

→ 特定の事象が起きた事実を客観的に述べるフォーマルなニュアンスです。

よくある間違い

× The problem was come about by a mistake. ○ The problem came about by a mistake. → come about は自動詞なので受動態(受け身)にはできません。そのまま能動態で使います。

× He came about a big change in the team. ○ He brought about a big change in the team. → 「(人が)〜を引き起こす」と言いたい場合は、他動詞句の bring about を使います。

コラム

豆知識

come about は元々、船乗りの間で使われていた海事用語だという説があります。帆船が風向きに合わせて方向転換することを指しており、そこから「事態が新しい方向へ展開する」、つまり「新たな出来事が起こる」という一般的な意味に広がったと言われています。

リアルな使われ方

日常会話では「How did that come about?(どうしてそうなったの?)」という疑問文で非常によく使われます。単に Why? と聞くよりも、相手を直接的に責めるニュアンスが薄れ、客観的に「どういう経緯でそうなったのか」を柔らかく尋ねることができる便利なフレーズです。

イディオム・定型句

定型句How did it come about?

どうしてそうなったの?

“How did it come about that you quit?”

定型句come about by chance

偶然起こる

“Their meeting came about by chance.”

定型句come about as a result

結果として生じる

“The success came about as a result of hard work.”

come aboutを使った会話例

水曜の午後、オフィスで同僚と

A

I heard the project schedule was delayed. How did that come about?

B

It happened because the supplier missed the deadline.

A

I see. Did the new manager bring it about?

B

No, it came about naturally due to the bad weather.

A

We need to figure out exactly how the delay came about.

B

I agree. I will review the timeline and let you know.

文化的背景

happen に比べてやや客観的で、事の経緯やプロセスに焦点を当てるニュアンスがあります。そのため、ニュースや歴史的な出来事を説明する際によく使われます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。

よくある質問

Q. come about とは?

物事や変化が特定の経緯を経て起こる、生じるという意味の句動詞です。『How did the accident come about?(その事故はどうして起きたのですか?)』のように、事の経緯を尋ねる際によく使われます。

Q. come about と happen の違いは?

happen は単に「起こる」という事実や偶然性を強調しますが、come about は「どのような過程を経てそうなったのか」という経緯に焦点を当てます。『Tell me how it came about.』の方がプロセスを重視する響きになります。

Q. come about はどんな場面で使われますか?

出来事の原因や背景を説明する場面で使われます。『A big change came about.(大きな変化が生じた)』のように、ビジネスやニュースなどで状況の変化を客観的に述べる際に適しています。

Q. come about は受け身(受動態)で使えますか?

使えません。come about は目的語をとらない自動詞のまとまりなので、be come about のような形にはなりません。『It came about naturally.(それは自然に起きた)』のように常に能動態で使います。

Q. come about と bring about の違いは何ですか?

come about は「(事態が)起こる」という自動詞の働きをしますが、bring about は「(人が事態を)引き起こす」という他動詞の働きをします。『He brought about the change.(彼が変化をもたらした)』のように使い分けます。

CHECK QUIZ

Q: 「その事故はどうして起きたのですか?」の自然な英訳は?

Q: 「彼の努力がその成功を__。」空欄に入る適切な表現は?

Q: 「特定の事象が特定の時間・場所で起こる」ことを表す最もフォーマルな動詞は?