catalyst
- (名)変化を促す人・物
- (名)触媒
発音のコツ
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catalyst は最初の音節「cat」にアクセントを置きます。口を横に引きながら「ア」と「エ」の中間の音を出し、「キャ」と発音します。続く「a」は力を抜いた曖昧な「ə」の音、「lyst」の「y」も短い「i」の音になり、「カタリスト」というより「キャタリスト」に近い響きになります。最後の「st」は息だけで鋭く出しましょう。
活用形
- 複数形
- catalysts
コアイメージ
化学反応を早める「触媒」から転じて、物事の変化や進展を大きく促すきっかけとなることがコアイメージです。停滞していた状況が動き出す原因や、新しい展開を生み出す人や物について語る時に使います。
catalystの意味・例文
名詞
変化を促す人・物
A person or thing that causes a change or event to happen.
His speech acted as a catalyst for company reform.
彼のスピーチは会社改革のきっかけとして機能しました。
act as a catalyst for 〜(〜のきっかけとなる)は頻出表現です。
The protest was a catalyst for political change.
その抗議活動は政治的変化の引き金となりました。
社会的な大きな変化を生み出す要因を表現できます。
Technology has been a catalyst in transforming education.
テクノロジーは教育を変革する促進役となってきました。
停滞していたものを前進させるポジティブな文脈でよく使われます。
Moving to a new city was the catalyst for her success.
新しい都市への引っ越しが彼女の成功のきっかけでした。
個人の人生における大きな転機を表す際にも使えます。
触媒
A substance that increases the rate of a chemical reaction.
Platinum is often used as a catalyst in fuel cells.
白金は燃料電池の触媒としてよく使われます。
化学反応を早める物質そのものを指す専門的な用法です。
The new catalyst reduces harmful emissions from cars.
その新しい触媒は自動車からの有害な排気ガスを減らします。
環境技術などのニュース記事でも頻繁に登場します。
Yeast acts as a catalyst in the baking process.
酵母はパン作りの過程で触媒として働きます。
身近な科学現象を説明する際にも便利な単語です。
語源
catalyst はギリシャ語の kata-(完全に)と luein(解く、緩める)から成り立っています。物質を完全に分解し、別の状態へ変化させるという化学的な働きから、「触媒」という意味になりました。そこから比喩的に、社会やビジネスで「変化を引き起こすきっかけ」という意味に発展しました。同じ luein(解く)の語根を持つ関連語には、analyze(分析する)があります。
派生語・ファミリー
catalystの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
catalyst は物事の構造的な変化を大きく促す重要なきっかけ、stimulus は経済や活動を活発にさせる外的な刺激、spark は突然の出来事や感情を引き起こす小さな火種を表します。
よくある間違い
× The event was a catalyst of the war. ○ The event was a catalyst for the war. → 「〜のきっかけ」と言う場合、前置詞は of ではなく for を使うのが一般的です。
× He catalysted the new project. ○ He catalyzed the new project. → catalyst は名詞です。動詞として「促進する」と言いたい場合は catalyze を使います。
コラム
豆知識
化学用語としての catalyst(触媒)は、1836年にスウェーデンの化学者ベルセリウスによって初めて定義されました。自身は変化せずに他の物質の反応を早めるというこの魔法のような性質が、のちに社会や人間の行動を説明する比喩として定着したのは非常に興味深い歴史です。
リアルな使われ方
ビジネスミーティングでは、停滞しているプロジェクトを動かすための議論で「We need a catalyst.(何かきっかけが必要だ)」とよく言います。単なる原因ではなく、「状況を一気に好転させる起爆剤」という前向きなニュアンスを持たせたい時にネイティブが好んで使う表現です。
映画・音楽での使われ方
アメリカのロックバンド、リンキン・パークの2010年のアルバム『A Thousand Suns』に収録された楽曲『The Catalyst』は、世界に大きな変化や破壊をもたらす引き金について歌っています。曲の壮大なテーマにこの単語がぴったりとはまっています。
イディオム・定型句
きっかけとして働く
“Her arrival acted as a catalyst for the team.”
変化をもたらす要因
“Education is a powerful catalyst for change.”
促進役を果たす
“The funding will serve as a catalyst for growth.”
catalystを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you read the news about the merger?
Yes. I think it will act as a catalyst for restructuring our department.
Exactly. We need a spark to improve our workflow anyway.
Do you think the new manager will catalyze the process?
I hope so. She has a reputation as a powerful catalyst for change.
Let's see how things unfold this week.
文化的背景
ビジネスや政治の場で「変革をもたらすリーダー」を称賛する際、catalyst は非常に好まれる表現です。現状維持を打破し、新しい価値を生み出す存在が評価される英米の企業文化をよく反映しています。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. catalyst とは?
化学的な触媒や、比喩的に物事の変化を大きく促すきっかけとなる人・物のことです。『It acted as a catalyst for change.(それが変化のきっかけとして働いた)』のように使います。
Q. catalyst はポジティブな意味で使われますか?
主にポジティブな変化や進展をもたらす文脈で使われます。『a catalyst for innovation(革新のきっかけ)』のように、停滞を打破して新しいものを生み出す際によく登場します。
Q. catalyst の後に続く前置詞は何ですか?
対象を示す for が最もよく使われます。『The policy was a catalyst for economic recovery.(その政策は経済回復のきっかけとなった)』のように、何に対する変化かを明確にします。
Q. catalyst をより簡単な言葉で言い換えると?
日常会話では trigger や spark に言い換えられます。『What was the spark for the idea?(そのアイデアのきっかけは何だったの?)』とすると、よりカジュアルな響きになります。
Q. catalyst の動詞形はどう使いますか?
動詞形は catalyze(促進する)です。『The investment will catalyze economic growth.(その投資は経済成長を促進するだろう)』のように、ビジネスや学術的な文章で使われます。
CHECK QUIZ
Q: 「その出来事は平和へのきっかけとなった」の自然な表現は?
Q: 暴動の「引き金となった小さな出来事」を表すのに最適な名詞は?
Q: 「新しい技術が業界の成長を促進した」の空欄に入る語は? New technology _____ the industry's growth.