casualty
- (名)死傷者、犠牲者
- (名)被害者、犠牲となったもの
- (名)救急救命室、救急外来
発音のコツ
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casualty は最初の母音「æ」にアクセントを置きます。口を横に引きながら「ア」と「エ」の中間の音を出してください。続く「ʒu」は唇を少し丸めて「ジュ」と濁らせ、「əl」は曖昧な音で軽く添えます。「カジュアルティ」と日本語の平坦な発音にならず、最初の「キャ」を強く押し出すのがコツです。
活用形
- 複数形
- casualties
コアイメージ
偶然起こる不運な出来事によって生じた死傷者や損害がコアイメージです。主に戦争や事故による被害者を客観的に報じる時や、方針転換によって不利益を被った物事を表現する時に使います。
casualtyの意味・例文
名詞
死傷者、犠牲者
A person killed or injured in a war or accident.
The explosion caused heavy casualties among civilians.
その爆発は民間人に甚大な死傷者を出しました。
heavy casualties で「多数の死傷者」を表す定番フレーズです。
The historian documented the casualties of the civil war.
その歴史家は内戦の犠牲者を記録しました。
戦争での被害を客観的に述べる際に適しています。
Fortunately, there were no casualties in the traffic accident.
幸いなことに、その交通事故での死傷者はいませんでした。
事故の被害状況を伝える時によく使われます。
被害者、犠牲となったもの
A person or thing that suffers as a result of something else happening.
Small businesses became the first casualties of the economic crisis.
中小企業が経済危機の最初の犠牲者となりました。
組織や産業が不利益を被った時にも使えます。
My weekend plans were a casualty of the typhoon.
私の週末の予定は台風の犠牲になりました。
予定が台無しになったことを少し大げさに表現します。
The environmental project was a casualty of budget cuts.
その環境プロジェクトは予算削減の犠牲となりました。
方針転換によって中止された計画などにも適用されます。
救急救命室、救急外来
The part of a hospital where people who are hurt in accidents or suddenly ill are taken.
He was rushed to casualty after the fall.
彼は転落後、救急外来へ急送されました。
主にイギリス英語で使われる表現です。
The local hospital's casualty department is understaffed.
地元病院の救急救命室は人手不足です。
casualty department の形でも頻出します。
Please direct all emergency patients to casualty.
すべての救急患者を救急外来へ案内してください。
病院内の案内や指示で使われます。
語源
casualty は、ラテン語で「落ちること」や「偶然の出来事」を意味する casus を語源としています。そこから「予期せぬ不運な出来事」を指すようになり、やがて戦争や事故による「死傷者」という具体的な意味へと発展しました。同じく「落ちる」という語源を持つ関連語には、accident(事故)があります。
派生語・ファミリー
casualtyの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
casualty は事故や戦争での死傷者の両方を指し、victim は犯罪や災害の被害者全体を指し、fatality は事故や災害での死者のみを限定して指します。
よくある間違い
× The casualty of the accident was sent to the hospital. ○ The victim of the accident was sent to the hospital. → casualty は戦争や大事故での集団的な死傷者を指すため、個人の被害者には victim を使います。
× The war caused a lot of casualty. ○ The war caused a lot of casualties. → 多数の死傷者を表す場合、casualty は可算名詞として複数形の casualties にする必要があります。
コラム
豆知識
casualty の語源であるラテン語の casus(落ちること)は、サイコロが「落ちて」目が出るという偶然性から「不運な出来事」を意味するようになりました。ここから派生した case(場合・事件)も、物事が偶然「落ちてくる」という共通のイメージを持っています。
リアルな使われ方
ビジネスシーンでは、リストラや倒産などの経済的な打撃を受けた対象を casualty と呼ぶことがよくあります。『The project was a casualty of budget cuts.』のように、物理的な怪我ではなく、比喩的な損害を表す実用的な表現です。
映画・音楽での使われ方
1989 年のベトナム戦争を描いた映画『Casualties of War(邦題:カジュアリティーズ)』は、戦争がもたらす肉体的・精神的な犠牲をリアルに描いた名作です。また、イギリスには『Casualty』という1986年から続く長寿医療ドラマがあり、救急外来を舞台にしています。
イディオム・定型句
戦争の最初の犠牲者は真実である
“As they say, the first casualty of war is truth.”
〜の犠牲者、〜の被害者
“He became a casualty of the corporate restructuring.”
casualtyを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you see the news about the factory fire over the weekend?
Yes, it was terrible. Were there any casualties?
Fortunately, there were no fatalities, but several workers were injured.
That is a relief. But the production line might become a casualty of this incident.
True. We need to prepare for delays. Our supply chain will definitely suffer.
I agree. Let's check the inventory before the meeting.
文化的背景
アメリカ英語では病院の救急外来を ER (Emergency Room) と呼びますが、イギリス英語では casualty または A&E (Accident and Emergency) と呼ぶのが一般的です。地域によって医療用語が異なる点に注意してください。
よくある質問
Q. casualty とは?
事故や戦争によって生じた死傷者や犠牲者のことです。『The earthquake caused many casualties.(その地震は多くの死傷者を出した)』のように、ニュースや公式な報告でよく使われます。
Q. casualty と victim の違いは?
casualty は戦争や事故における「死傷者」を客観的に指します。一方の victim は犯罪や災害の「被害者」を指し、『a victim of fraud(詐欺の被害者)』のように同情的なニュアンスを含みます。
Q. casualty は死者だけを指しますか?
いいえ、死者だけでなく負傷者も含まれます。死者のみを明確に指したい場合は fatality を使います。『There were no fatalities.(死者は出なかった)』のように使い分けます。
Q. casualty をビジネスで使うことはありますか?
はい、方針転換や経済状況の悪化によって「不利益を被った人や企業」を比喩的に表す時に使います。『Small shops were the casualties of the new mall.(小さな店が新モールの犠牲になった)』のように表現します。
Q. イギリス英語での特別な意味はありますか?
イギリス英語では、病院の「救急外来(ER)」を casualty と呼びます。『He was taken to casualty.(彼は救急外来に運ばれた)』のように、日常会話や医療現場で頻繁に使われます。
CHECK QUIZ
Q: 交通事故の「死者」のみを明確に指す英単語は?
Q: 「その爆発は多数の死傷者を出した」の自然な表現は?
Q: ビジネスにおける「a casualty of the pandemic」の意味は?