bequeath
- (動)遺贈する、遺言で譲る
- (動)後世に伝える、残す
発音のコツ
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bequeath の発音は /bɪˈkwiːð/ です。アクセントは後半の「queath」に置きます。「kwiː」は唇を丸めてから横に引き、長く「ウィー」と伸ばしてください。最後の「th」は舌先を上下の歯で軽く挟み、息をこすらせながら有声音の /ð/(ズ)を出します。カタカナの「ス」や「ズ」にならないよう舌の位置に注意しましょう。
活用形
- 三単現
- bequeaths
- 進行形(-ing)
- bequeathing
- 過去形
- bequeathed
- 過去分詞
- bequeathed
コアイメージ
言葉や遺言によって財産や権利を正式に譲り渡すことがコアイメージです。遺言で財産を譲る時や、後世に価値あるものを残したい時に使います。
bequeathの意味・例文
動詞
遺贈する、遺言で譲る
To leave personal property to someone by a will.
The billionaire bequeathed his entire estate to charity.
その億万長者は全財産を慈善団体に遺贈しました。
遺言によって法的に譲り渡すフォーマルな表現です。
My grandmother bequeathed me her antique ring.
祖母は私にアンティークの指輪を遺してくれました。
家族間で形見を受け継ぐ場面でも使えます。
He bequeathed a large sum of money to the university.
彼は大学に多額の資金を寄付として遺贈しました。
教育機関や団体への遺贈にもよく使われます。
後世に伝える、残す
To pass something on or leave something to someone else.
The ancient civilization bequeathed a rich cultural heritage.
その古代文明は豊かな文化遺産を後世に残しました。
文化や知識などの抽象的な遺産にも使います。
The previous administration bequeathed a massive debt.
前政権は莫大な負債を残しました。
負の遺産(借金や問題)を後任に残す意味でも使われます。
We should bequeath a clean environment to future generations.
私たちは未来の世代にきれいな環境を残すべきです。
次世代へ何かを引き継ぐという文脈で頻出します。
語源
bequeath は接頭辞 be-(完全に)と古英語の cweðan(言う)から成り立っています。「完全に言い残す」という成り立ちから、遺言によって財産を譲るという現在の意味に発展しました。同じ cweðan(言う)の語根を持つ関連語には、quote(引用する)があります。
派生語・ファミリー
bequeathの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
bequeath は遺言で正式に財産を譲り、leave は日常的に物を残すことを広く指し、hand down は世代を超えて伝統や知識を伝えます。
よくある間違い
× He bequeathed his house for his son. ○ He bequeathed his house to his son. → 誰かに譲る場合は前置詞 to を使います。for(〜のために)は不自然です。
× The king bequeathed the throne. ○ The king bequeathed the throne to his son. → bequeath は「誰に」残すかを明記するのが一般的です。目的語だけで終わらせず to 人 を伴います。
コラム
豆知識
語源の be-(完全に)と cweðan(言う)は、「言葉にして完全に言い残す」という意味を持ちます。文字を読むことが一般的でなかった時代に、口頭での言葉がそのまま遺言として機能していた歴史を感じさせる興味深い成り立ちです。
リアルな使われ方
政治やビジネスのニュースでは、前任者が残した「負の遺産」を表現する際にも使われます。例えば「bequeath a massive debt(莫大な借金を残す)」のように、後任にとって厄介な問題を引き継がせる皮肉な文脈でも登場する実用的な単語です。
映画・音楽での使われ方
ファンタジー映画『ロード・オブ・ザ・リング(The Lord of the Rings)』では、ビルボが魔法の指輪をフロドに bequeath(譲り渡す)する重要なシーンがあります。強大な力を持つアイテムを次世代に託す重々しい響きが、この単語には込められています。
イディオム・定型句
医学の発展のために献体する
“He decided to bequeath his body to science.”
遺産や功績を後世に残す
“She wanted to bequeath a lasting legacy.”
bequeathを使った会話例
法律事務所で、弁護士と顧客が
We need to discuss how you want to bequeath your assets.
I want to leave the house to my daughter.
Understood. What about your art collection?
I plan to bequeath it to the local museum.
That is a wonderful way to bequeath a cultural legacy.
Yes, I hope it will be handed down to future generations.
文化的背景
欧米では遺言(will)を残す文化が根付いており、自身の財産を家族だけでなく慈善団体や大学に bequeath することが社会貢献として高く評価されます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. bequeath とは?
遺言によって財産を譲ることや、後世に価値あるものを残すことです。『He bequeathed his estate to his son.(彼は息子に財産を遺贈した)』のように使います。
Q. bequeath と leave の違いは?
leave は日常的に「残す」ことを広く表すのに対し、bequeath は遺言など法的な手続きを経て正式に譲るという硬い響きがあります。『She left me a letter.(彼女は手紙を残した)』には bequeath は使いません。
Q. bequeath はお金や財産以外にも使えますか?
はい、知識や文化、さらには負債などの抽象的なものにも使えます。『The Romans bequeathed us a legal system.(ローマ人は私たちに法制度を残した)』のように、歴史的な文脈でも頻出します。
Q. bequeath の名詞形は何ですか?
名詞形は bequest(遺贈、遺産)です。『He left a generous bequest to the charity.(彼は慈善団体に多額の遺贈をした)』のように、受け継がれる財産そのものを指す時に使います。
Q. 日常会話で bequeath はよく使いますか?
日常会話ではあまり使われず、主に法律文書やニュース、歴史の解説などのフォーマルな場面で登場します。普段の会話では『He left all his money to me.』のように leave を使うのが自然です。
CHECK QUIZ
Q: 祖父が「古い時計を私に残してくれた」と日常会話で言うのに最適な動詞は?
Q: 「彼は全財産を慈善団体に遺贈した」の自然な表現は?
Q: ニュースで「The mayor bequeathed a huge deficit.」と言った場合、どういう意味?