benign

  • ()良性の
  • ()温和な、優しい
  • ()穏やかな、無害な
UK/bɪˈnaɪn/

発音のコツ

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benign は「bɪˈnaɪn(ビナイン)」と発音し、後半の「naɪn」にアクセントを置きます。最大の注意点は、綴りに含まれる「g」を一切発音しない(黙字)ことです。「ビニグン」と読まないようにしましょう。最初の「bɪ」は口をリラックスさせて短く発音し、後半は「アイ」としっかり二重母音を響かせながら鼻腔に抜ける「n」で終わります。

活用形

比較級
benigner
通常は more benign を使います
最上級
benignest
通常は most benign を使います

コアイメージ

対象に悪意や害がなく、性質が根本的に穏やかで優しいことがコアイメージです。医学的に腫瘍が「良性」であると伝える時や、人の性格や気候が「温和で無害」だと表現したい時に使います。

benignの意味・例文

形容詞

良性の

Not harmful in effect; (of a disease) not malignant.

日常会話

We were relieved to hear the tumor was benign.

腫瘍が良性と聞いて安心しました。

検査結果を伝える際の最も代表的な使われ方です。

アカデミック

The biopsy confirmed that the growth is benign.

生検の結果、その腫瘍は良性であることが確認されました。

医療現場や学術的な文脈で頻出する表現です。

フォーマル

A benign condition usually does not require aggressive treatment.

良性の疾患は通常、積極的な治療を必要としません。

命に関わらない安全な状態であることを示します。

温和な、優しい

Gentle and kindly in nature or character.

日常会話

The old man gave us a benign smile.

その老人は私たちに温和な笑顔を向けました。

表情や態度が優しく穏やかな様子を表します。

フォーマル

She is known for her benign and caring personality.

彼女は優しくて思いやりのある性格で知られています。

他者に害を与えず、親切な性質を強調します。

アカデミック

His benign presence always calms the nervous students.

彼の穏やかな存在感は、いつも緊張した生徒たちを落ち着かせます。

周囲に安心感を与えるような影響力を表現できます。

穏やかな、無害な

Favorable, mild, or not harmful to the environment.

ニュース

The region enjoys a relatively benign climate all year.

その地域は一年を通して比較的穏やかな気候に恵まれています。

厳しくなく、過ごしやすい自然環境を指します。

ビジネス

We should adopt more environmentally benign practices.

私たちはもっと環境に優しい習慣を取り入れるべきです。

環境に対して悪影響を及ぼさないことを意味します。

アカデミック

The chemicals used in this product are entirely benign.

この製品に使われている化学物質は完全に無害です。

物質が人体や環境に対して安全であることを示します。

語源

benign はラテン語の bene(良い)と gignere(生む)から派生した genus(生まれ)が組み合わさってできました。「良い生まれ」という成り立ちから、「性質が良くて親切な」「無害な」という現在の意味に発展しました。同じ bene(良い)の語根を持つ関連語には、benefit(利益、恩恵)や benevolent(慈悲深い)があります。

派生語・ファミリー

名詞benignity
副詞benignly

benignの使い方

よく使う組み合わせ

a benign tumor (良性腫瘍)a benign smile (温和な笑顔)a benign environment (穏やかな環境)environmentally benign (環境に優しい)benign neglect (有益な無視)

使い分け

benign は性質が根本的に穏やかで害がないことを、gentle は動作や態度が優しく荒々しさがないことを、harmless は対象が物理的・精神的な危険を全く及ぼさないことを表します。

The doctor said the tumor is benign.

対象に害がなく、本質的に穏やかであるニュアンスです。

Please be gentle with the fragile glass.

力加減や扱い方が丁寧で優しいニュアンスです。

Don't worry, the snake is completely harmless.

毒や危険性がなく、安全であるという事実を強調します。

よくある間違い

× The doctor diagnosed him with a benign cancer. ○ The doctor diagnosed him with a benign tumor. → cancer(がん)は定義上「悪性」なので、benign cancer は矛盾しています。tumor(腫瘍)を使いましょう。

× He looked at me with a benignly smile. ○ He looked at me with a benign smile. → smile(名詞)を修飾するには形容詞の benign が必要です。benignly は副詞です。

コラム

豆知識

benign の語源であるラテン語の bene(良い)は、多くの英単語にポジティブな意味を与えています。例えば、benefit(利益)はもちろん、コーヒーチェーンでおなじみのイタリア語「Buono(美味しい)」やスペイン語の「Bueno(良い)」も同じ語源から派生しています。良い生まれ(genus)が「温和さ」に繋がるのは面白い歴史です。

リアルな使われ方

政治やビジネスの場でよく使われる表現に benign neglect(有益な無視)があります。これは「あえて干渉せず、自然の成り行きに任せた方が良い結果を生む」という考え方です。子育てや観葉植物の世話でも「構いすぎない方がうまく育つ」という意味合いで、ネイティブがしばしば口にする実用的なフレーズです。

映画・音楽での使われ方

医療ドラマ『グレイズ・アナトミー(Grey's Anatomy)』では、検査結果を待つ患者に医師が「It's benign.(良性です)」と告げて安堵の涙を流すシーンが何度も描かれます。命に関わる緊迫した場面で、この単語がどれほど大きな意味を持つかがよく分かる作品です。

イディオム・定型句

定型句benign neglect

有益な無視、意図的な不干渉

Sometimes, plants grow better with a little benign neglect.

定型句environmentally benign

環境に優しい、環境に無害な

The company aims to develop environmentally benign products.

benignを使った会話例

病院の待合室で、診察を終えた友人と

A

How did the test results turn out?

B

It's good news. The doctor said the tumor is benign.

A

What a relief! I was worried it might be malignant.

B

Me too. The doctor explained everything with a benign smile.

A

That's great. So, no surgery is needed right now?

B

Right. They recommended a policy of benign neglect for now.

A

Let's go celebrate your good health!

B

Sounds perfectly harmless to me. Let's go!

文化的背景

医療ドラマや実際の病院で「良性(benign)」と「悪性(malignant)」は運命を分ける重要なキーワードとして登場します。日常会話でも、深刻に見えた問題が実は大したことなかった場合に「It's benign(無害だよ)」と比喩的に使うことがあります。

よくある質問

Q. benign とは?

対象に悪意や害がなく、本質的に穏やかな状態を表す形容詞です。『The tumor is benign.(腫瘍は良性です)』のように医療現場で使われるほか、人の温和な性格を表す時にも使われます。

Q. benign と harmless の違いは?

どちらも「害がない」という意味ですが、benign は「元々の性質が優しく穏やか」という肯定的なニュアンスを含みます。一方の harmless は『The bug is harmless.(その虫は無害だ)』のように、単に危険がないという事実を表します。

Q. 医学用語としての benign はどう使いますか?

腫瘍(tumor)やポリープなどが「良性で命に関わらない状態」を指す時に使います。『It turned out to be a benign tumor.(良性腫瘍だと判明しました)』は、検査結果を伝える際の定番フレーズです。

Q. benign の発音の注意点は?

途中の「g」は発音せず、「ビナイン」のように読みます。『He has a benign smile.(彼は温和な笑顔だ)』と言う時、「ビニグン」と読んでしまわないよう注意しましょう。

Q. benign の対義語は何ですか?

医療の文脈では「悪性の」を意味する malignant が対義語です。『The tumor is not malignant, but benign.(腫瘍は悪性ではなく良性です)』のように、検査結果の説明で対比して使われます。

CHECK QUIZ

Q: 医師が「腫瘍は良性です」と伝えるのに最適な単語は?

Q: 「benign neglect」が意味するアプローチはどれ?

Q: 「彼女は温和に微笑んだ」の自然な表現は?