yeast
- (名)酵母、イースト菌
- (名)酵母菌感染症
発音のコツ
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yeast は /jiːst/ と発音します。日本人がつまづきやすい「y」の音(/j/)に注意が必要です。日本語のように単なる「イ」から始めるのではなく、舌の中央を上あごに近づけ、摩擦させるように「ィイ」と力強く発音します。続く母音は「ー」と長く伸ばし、最後は「s」と「t」の子音を連続して息だけで軽く発音します。
活用形
- 複数形
- yeasts
- 異なる種類の酵母菌株を指す場合に複数形になります
コアイメージ
糖分を分解して発酵させ、生地を膨らませる微生物がコアイメージです。主にパン作りや酒造りなど、発酵が必要な場面を説明する時に使います。
yeastの意味・例文
名詞
酵母、イースト菌
A type of fungus used in making bread and alcoholic drinks.
You need to add yeast to make the bread dough rise.
パン生地を膨らませるには酵母を加える必要があります。
パン作りの文脈で頻出する最も一般的な使い方です。
The biology class studied how yeast converts sugar into alcohol.
生物の授業で、酵母が糖をアルコールに変える仕組みを学びました。
科学的な発酵のプロセスを説明する場面でも使われます。
The brewery uses a special strain of yeast for its beer.
その醸造所はビールのために特別な酵母の菌株を使用しています。
食品産業や酒造業の文脈に適した表現です。
酵母菌感染症
A medical condition caused by an infection of yeast fungi.
The doctor prescribed medication to treat the yeast infection.
医師は酵母菌感染症を治療するための薬を処方しました。
yeast infection(カンジダ症など)として医療の文脈で使われます。
She went to the clinic because she suspected a yeast problem.
彼女は酵母菌の問題を疑ってクリニックへ行きました。
日常的な医療相談でも登場する表現です。
A new study shows an increase in drug-resistant yeast strains.
新しい研究は、薬剤耐性を持つ酵母菌株の増加を示しています。
医療ニュースでも取り上げられる専門的なトピックです。
語源
yeast の語源は、古英語の gist に由来し、インド・ヨーロッパ語族で「沸騰する」「泡立つ」を意味する語根 *yes- から派生しました。酵母が発酵する際にブクブクと泡立つ様子から、現在の意味に発展しました。同じ語根を持つ関連語には、zeal(熱意、沸き立つような情熱)があります。
派生語・ファミリー
yeastの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
yeast はパン作りなどで発酵を促す有益な単細胞の菌類を、bacteria は体内や環境に広く生息する微小な細菌を、mold は湿気のある食品や壁などに繁殖する多細胞の糸状菌(カビ)を指します。
よくある間違い
× I bought a yeast to bake bread. ○ I bought some yeast to bake bread. → yeast は通常不可算名詞として扱うため、不定冠詞の a を付けずに some や量を表す表現を使います。
× The yeast makes the bread expanding. ○ The yeast makes the bread rise. → パン生地が膨らむことは expand ではなく rise を使うのが自然な英語の表現です。
コラム
豆知識
yeast は古代エジプト時代からパン作りに使われていたと言われています。当時の人々は発酵の科学的な仕組みを知りませんでしたが、古い生地の一部を新しい生地に混ぜることで酵母を受け継いでいました。この「泡立つ魔法」が、現代の豊かな食文化を支える微生物の正体です。
リアルな使われ方
料理サイトやレシピ動画では、active dry yeast(予備発酵が必要な乾燥酵母)と instant yeast(そのまま混ぜられる酵母)の違いがよく説明されます。ネイティブの日常会話でも、パン作りを趣味にする人が増えたことで、これらの専門用語が一般的に使われるようになりました。
映画・音楽での使われ方
アメリカの大ヒットコメディドラマ『ブルックリン・ナイン-ナイン(Brooklyn Nine-Nine)』では、登場人物が料理や健康の話題の中で yeast infection(カンジダ症)についてユーモアを交えて言及するシーンがあります。日常的な健康トラブルとして、海外の作品でも時折耳にする単語です。
イディオム・定型句
酵母菌感染症、カンジダ症
“She is being treated for a yeast infection.”
ニュートリショナルイースト
“Vegans use nutritional yeast as a cheese substitute.”
起爆剤として働く、活気を与える
“His new ideas acted as a yeast in the office.”
yeastを使った会話例
日曜日の午後、キッチンで友人と
I am planning to bake some bread today. Do we have any yeast?
I think there is some dry yeast in the cupboard.
Great. We need to mix it with warm water to make the dough rise.
Does it take a long time for the fermentation process?
Yes, yeast is a living organism, so it needs time to work.
I see. I will help you knead the dough while we wait.
文化的背景
欧米ではサワードウなど、市販の酵母を使わず空気中の野生酵母(wild yeast)を取り込んでパンを焼く伝統が根付いています。また、ニュートリショナルイースト(nutritional yeast)はチーズのような風味がするため、健康志向の人やビーガンの間で日常的に使われます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. yeast とは?
パン作りや酒造りで糖分を分解し、発酵を促す菌類のことです。『Add the yeast to warm water.(酵母をぬるま湯に加えてください)』のように、料理や科学の文脈で使われます。
Q. yeast は数えられますか?
通常は不可算名詞として扱い、単数形や複数形の区別をしません。『I need to buy some yeast.(イーストを買う必要がある)』のように some を付けます。ただし、科学的な文脈で菌株の種類を指す場合は yeasts と複数形になります。
Q. yeast と baking powder の違いは?
yeast は生きている微生物で、発酵に時間がかかります。一方の baking powder は化学反応ですぐに生地を膨らませる粉末です。『Baking powder is faster than yeast.(ベーキングパウダーは酵母より早いです)』のように使い分けます。
Q. yeast infection とは何ですか?
体内に存在するカンジダなどの酵母菌が異常増殖して起こる感染症のことです。『She is taking medicine for a yeast infection.(彼女は酵母菌感染症の薬を飲んでいます)』のように、医療の場面で頻出する表現です。
Q. yeast は比喩的にどう使われますか?
人や組織に活気や変化をもたらす「起爆剤」という意味で使われることがあります。『Her ideas acted as a yeast for the team.(彼女のアイデアはチームの起爆剤となった)』のように、発酵して広がるイメージから派生しました。
CHECK QUIZ
Q: 「パン生地を膨らませる」を自然な英語で言うと?
Q: 食品に生えてしまった「カビ」を指すのに最適な単語は?
Q: 「nutritional yeast」は主にどのような目的で使われますか?