worm
- (名)ミミズ、足のない虫
- (名)ワーム(マルウェア)
- (動)うねうね進む、潜り込む
発音のコツ
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worm の発音は /wɜːrm/ です。綴りは or ですが、発音は /ɜːr/ となります。「ウォーム」とカタカナ読みせず、唇を丸めて「ウ」の形から入り、舌を丸めながら喉の奥で「アー」と響かせます。「暖かい」を意味する warm /wɔːrm/ と混同しないよう、母音の響きの違いに注意してください。
活用形
- 三単現
- worms
- 進行形(-ing)
- worming
- 過去形
- wormed
- 過去分詞
- wormed
- 複数形
- worms
コアイメージ
細長くて足や骨格を持たない虫が、うねうねと這って進む様子がコアイメージです。ミミズなどの虫を指すほか、狭い場所を這い進んだり、コンピューターに入り込むプログラムを表す時に使います。
wormの意味・例文
名詞
ミミズ、足のない虫
A long, thin animal with a soft body and no legs, living in soil.
The bird pulled a worm out of the ground.
鳥が地面からミミズを引き抜きました。
足のない這う虫を表す最も一般的な表現です。
Earth worms play a crucial role in improving soil quality.
ミミズは土壌の質を向上させる上で重要な役割を果たします。
生物学や農業の文脈で頻繁に登場します。
I found a huge worm in the garden after the rain.
雨の後に庭で巨大なミミズを見つけました。
日常のちょっとした発見を共有する時に使います。
ワーム(マルウェア)
A malicious computer program that copies itself to spread to other computers.
A new computer worm has infected our corporate network.
新しいコンピューターワームが当社のネットワークに感染しました。
ITセキュリティの警告や報告で使われます。
The worm spread rapidly through email attachments worldwide.
そのワームは電子メールの添付ファイルを通じて世界中に急速に広まりました。
サイバー攻撃のニュースで頻出する単語です。
Researchers are studying how this worm bypasses security systems.
研究者たちはこのワームがどのようにセキュリティシステムを回避するのかを調べています。
技術的な分析や論文でもそのまま使われます。
動詞
うねうね進む、潜り込む
To move by crawling or twisting, or to get into a place slowly.
The dog wormed its way under the narrow fence.
犬は狭いフェンスの下を這うようにして潜り抜けました。
狭い場所をくねらせながら進む様子を表します。
He slowly wormed his way into the management team.
彼は徐々に経営陣に巧みに入り込みました。
比喩的に、組織や集団に少しずつ食い込む意味でも使います。
She always tries to worm out of doing the dishes.
彼女はいつも皿洗いをうまく逃れようとします。
worm out of で「言い逃れする」という便利な表現になります。
語源
worm は古英語で「蛇」や「這う虫」を意味する wyrm に由来します。さらに遡ると「曲がる」「回転する」を意味する印欧語根 *wer- に行き着きます。そこから、細長い体をくねらせて進む生き物を指すようになりました。同じ語根を持つ関連語には、ねじって絞ることを意味する wring(絞る)があります。
派生語・ファミリー
wormの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
wormはミミズのように足がなく体をくねらせて進む虫を、insectは頭・胸・腹の3部構成で6本の足を持つ生物学的な昆虫を、bugは日常会話で小さな虫全般を指すカジュアルな表現です。
よくある間違い
× I hate worms like spiders and ants. ○ I hate bugs like spiders and ants. → worm はミミズなど足のない虫に限定されます。クモやアリなどには bug を使います。
× I need a worm coat for winter. ○ I need a warm coat for winter. → worm は「虫」、warm は「暖かい」です。綴りと発音の関係が直感と異なるため注意が必要です。
コラム
豆知識
コンピューターウイルスの「ワーム」は、1975年のSF小説『The Shockwave Rider』に登場する自己増殖プログラム「tapeworm」が語源です。ミミズのようにネットワーク内を這い回って増殖する性質から、IT用語として定着しました。
リアルな使われ方
ネイティブは厄介な問題に触れることを「open a can of worms(ミミズの缶詰を開ける)」と表現します。釣り用のミミズ缶を開けると中身がうねうねと溢れ出す様子から、収拾がつかなくなる事態を例えた生きた表現です。日常会話で頻繁に登場します。
映画・音楽での使われ方
映画『Dune(デューン 砂の惑星)』には、砂漠に生息する巨大な生物「Sandworm」が登場します。この作品における worm は単なる虫ではなく、過酷な自然環境と畏怖の対象を象徴する重要な存在として描かれています。SF作品の古典的なモチーフです。
イディオム・定型句
早起きは三文の徳
“Wake up early because the early bird catches the worm.”
収拾のつかない複雑な問題
“Opening that file is like opening a can of worms.”
言い逃れする、うまく回避する
“He managed to worm out of the difficult situation.”
wormを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you hear about the new computer worm?
Yes, our IT department sent an alert this morning.
They say it can worm its way into our secure files.
That sounds like opening a can of worms for the company.
Exactly. We must update the software before it acts like a real bug.
I will run the security scan right now.
文化的背景
英語圏では、釣りの餌や土壌を豊かにする存在として worm は非常に身近な生き物です。一方で、暗くてじめじめした土の中にいることから、弱虫や卑劣な人を罵倒する言葉としても使われます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. worm とは?
足のない細長い虫やミミズを指す名詞であり、うねうねと進む動詞としても使われます。『The bird found a worm.(鳥がミミズを見つけた)』のように自然界の話でよく登場します。
Q. worm と bug の違いは?
worm はミミズやヒルなど足のない這う虫に限定されます。一方の bug は足のある昆虫も含め、虫全般を指す便利な言葉です。『There is a bug on the wall.(壁に虫がいる)』のように日常で広く使います。
Q. 動詞としての worm はどう使いますか?
狭い場所を体をくねらせて進む様子や、徐々に潜り込む様子を表します。『He wormed his way through the crowd.(彼は人混みをかき分けて進んだ)』のように、困難な状況を切り抜ける際にも使われます。
Q. コンピューター用語としての worm は?
ネットワークを通じて自己増殖し、他のコンピューターに感染する悪意あるプログラムを指します。『The system was infected by a worm.(システムがワームに感染した)』のようにIT分野で頻出します。
Q. bookworm とはどういう意味ですか?
本を食べる虫から転じて、読書が大好きな人を指す表現です。『She is a real bookworm.(彼女は本当の読書家です)』のように、日常会話で親しみを込めて使われることが多いです。
CHECK QUIZ
Q: 壁を歩いている小さなクモやアリを指すのに最も自然な単語は?
Q: 厄介な問題を引き起こすことを意味する「open a can of ___」の空欄に入る語は?
Q: 「He wormed his way into the management team.」の意味は?