wire
- (名)針金、電線
- (動)(お金を)送金する
- (動)配線する、盗聴器を仕掛ける
発音のコツ
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wire は「ワイアー」のように発音します。最初の「w」は唇を丸めて前に突き出してから「ワ」と発音し、「ai」の二重母音をしっかり響かせます。最後の「r」は舌をどこにもつけずに引き、喉の奥から「アー」と弱く音を添えるイメージです。カタカナの「ワイヤー」と平坦にならないよう注意しましょう。
活用形
- 三単現
- wires
- 進行形(-ing)
- wiring
- 過去形
- wired
- 過去分詞
- wired
- 複数形
- wires
コアイメージ
「細く長く伸びる金属の糸」がコアイメージです。物理的な針金やケーブルのほか、目に見えない電子的な通信や送金を行う時に使います。
wireの意味・例文
名詞
針金、電線
Metal in the form of a thin thread or stout flexible thread.
Please cut this wire with the pliers.
ペンチでこの針金を切ってください。
物理的な金属の糸を表す最も一般的な表現です。
The technician will connect the electrical wires tomorrow.
技術者が明日、電線を接続します。
電気や通信を通すための線としても頻繁に使われます。
My cat loves playing with this thin wire.
私の猫はこの細い針金で遊ぶのが大好きです。
日常の中にある細い金属線を指すのに適しています。
動詞
(お金を)送金する
To send money electronically from one bank account to another.
I will wire the funds to your account today.
本日、あなたの口座に資金を送金します。
ビジネスシーンでの電子送金を表す定番の表現です。
Can you wire me some money for the rent?
家賃のために少しお金を送金してくれない?
家族や友人に送金を頼む際にも使われます。
The suspect wired a large amount of money overseas.
容疑者は多額の現金を海外に送金しました。
犯罪や国際的な資金移動のニュースでよく登場します。
配線する、盗聴器を仕掛ける
To connect someone or something to a piece of electrical equipment.
They wired the new house for high-speed internet.
彼らは新居に高速インターネットの配線をしました。
建物にケーブル類を張り巡らせる工事を指します。
The police wired the informant to record the conversation.
警察は会話を録音するために情報提供者に盗聴器を仕掛けました。
人にマイクや盗聴器を取り付ける意味でも使われます。
The device is directly wired to the main system.
その装置はメインシステムに直接配線されています。
機器同士が物理的に接続されている状態を表します。
語源
wire は古英語の wir(金属の糸)に由来しています。もともとは細く引き伸ばされた金属そのものを指していましたが、電気が発明されると「電線を引く」「通信する」という意味に発展しました。同じゲルマン語系の語根を持つ関連語には、スウェーデン語の vira(ねじる、巻く)などがあります。
派生語・ファミリー
wireの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
wire は単一の細い金属線を、cable は複数の線が束ねられた太く頑丈な線を、cord は家電製品などに使われる絶縁体で覆われた柔軟なコードを指します。
よくある間違い
× I will send you a wire transfer. ○ I will make a wire transfer. → wire transfer は名詞句として make を使うか、動詞 wire 単独で表現します。
× Please wire the cable to the TV. ○ Please connect the cable to the TV. → wire は「配線工事をする」意味合いが強く、単にケーブルを繋ぐ時は connect を使います。
コラム
豆知識
スポーツの接戦を表す down to the wire は、19 世紀の競馬に由来します。当時は写真判定の技術がなく、ゴールラインに物理的な「針金(wire)」を張り、どの馬の鼻先が先に触れるかで勝敗を判定していました。そこから「最後まで結果が分からない」状況を指すようになりました。
リアルな使われ方
ビジネスメールでは I wired the money today.(本日送金しました)という表現が頻出します。transfer the money でも通じますが、wire を動詞として使うことで「電信で素早く送った」というプロフェッショナルな響きが出ます。
映画・音楽での使われ方
2002 年から放送されたアメリカの傑作ドラマ『The Wire』は、警察が麻薬組織を捜査する物語です。タイトルの wire は「盗聴器」を意味し、警察が容疑者に盗聴器を仕掛けて(wire)証拠を集めるストーリー展開を象徴しています。
イディオム・定型句
最後の最後まで、ギリギリまで
“The election went down to the wire.”
誤解する、話が食い違う
“We got our wires crossed about the meeting time.”
電信送金、銀行振込
“I will pay the invoice by wire transfer.”
wireを使った会話例
金曜の午後、オフィスで同僚と
Have you arranged the wire transfer for the new vendor?
Yes, I just wired the funds a few minutes ago.
Great. The negotiation went down to the wire, didn't it?
It really did. I think we got our wires crossed at the beginning.
Anyway, I'm glad we reached an agreement. I'll plug in the power cord now.
Sounds good. Let me know if you need any help with the presentation.
文化的背景
欧米の銀行システムでは、国内・国際送金を総称して wire transfer と呼ぶのが一般的です。日本の「振込」に相当する日常的な手続きですが、手数料が高額になることが多いため、ビジネスシーンで特によく使われる用語です。
よくある質問
Q. wire とは?
細く長く伸びる針金や電線のことです。『The bird is sitting on the wire.(鳥が電線に止まっている)』のように物理的な線のほか、動詞として『送金する』という意味でも頻出します。
Q. wire と cable の違いは?
wire は単一の細い金属線、cable は複数の wire を束ねて太く頑丈にしたものです。『The thick cable was cut.(太いケーブルが切断された)』のように規模感で使い分けます。
Q. wire が「送金する」という意味になるのはなぜですか?
昔は電信(wire)を使って銀行間で送金指示のメッセージをやり取りしていたためです。『I will wire the money.(お金を送金します)』は、現在でも電子送金の意味で広く使われます。
Q. down to the wire とはどういう意味ですか?
「最後の最後まで結果が分からない」という意味です。競馬のゴール地点に張られていた針金に由来し、『The game went down to the wire.(試合はギリギリまでもつれた)』のように使います。
Q. get one's wires crossed はどんな時に使いますか?
相手とコミュニケーションの行き違いや誤解が生じた時に使います。昔の電話交換機で配線が交差して混線したことに由来し、『We got our wires crossed.(話が食い違ってしまった)』と表現します。
CHECK QUIZ
Q: 「海底ケーブルが切断された」の自然な表現は?
Q: 「話が食い違ってしまった」を意味するイディオムは?
Q: 「I'll wire the money to you.」の wire の意味は?