wind
- (名)風、気流
- (動)曲がりくねる、うねる
- (動)巻く、巻き上げる
発音のコツ
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名詞「風」の /wɪnd/ は、唇を丸めて突き出した状態から発音し始め、すぐに口をリラックスさせて短い「イ」に繋げます。日本語の「ウィンド」のように「ウ」と「イ」をはっきり分けないのがコツです。動詞「巻く」の /waɪnd/ は、「ワィ」と二重母音になる点に注意して区別しましょう。
活用形
- 三単現
- winds
- 動詞「巻く」の三人称単数形。発音は /waɪndz/
- 進行形(-ing)
- winding
- 動詞の現在分詞。発音は /waɪndɪŋ/
- 過去形
- wound
- 動詞の過去形。発音は /waʊnd/
- 過去分詞
- wound
- 動詞の過去分詞。過去形と同形で /waʊnd/
- 複数形
- winds
- 名詞「風」の複数形。発音は /wɪndz/
コアイメージ
名詞では「空気が一方向に流れること(風)」、動詞では「ぐるぐると巻く、曲がりくねって進むこと」がコアイメージです。気象の話をする時や、道や川がうねっている様子、糸やねじを巻き取る動作を表現する時に使います。
windの意味・例文
名詞
風、気流
Air that moves quickly as a result of natural forces.
The strong wind blew my hat off.
強い風で私の帽子が吹き飛ばされました。
風が吹くという自然現象を表す最も一般的な用法です。
High winds caused significant damage to the coastal town.
強風が海沿いの町に大きな被害をもたらしました。
激しい風が複数回吹く場合は複数形を使います。
The turbine generates electricity using the power of the wind.
そのタービンは風の力を利用して電力を生成します。
エネルギー源としての風を指す時にも使われます。
動詞
曲がりくねる、うねる
To follow a route that turns repeatedly in different directions.
The river winds through the beautiful valley.
その川は美しい谷を曲がりくねって流れています。
川や道がまっすぐではなく、うねって続く様子を表します。
The narrow road winds its way up the steep mountain.
その細い道は険しい山をうねるように登っています。
wind one's way で「曲がりくねって進む」という表現になります。
The staircase winds around the central pillar.
その階段は中央の柱の周りを螺旋状に回っています。
螺旋状にぐるぐると回る形状にも使えます。
巻く、巻き上げる
To wrap something around an object or to turn a knob.
Do not forget to wind your antique watch every morning.
毎朝アンティーク時計のねじを巻くのを忘れないでください。
時計やオルゴールのぜんまいを巻く動作を指します。
We need to wind the cable around the drum carefully.
ケーブルをドラムに慎重に巻き付ける必要があります。
糸やケーブルなどを対象物に巻き取る時に使います。
She wound the scarf tightly around her neck.
彼女はマフラーを首にきつく巻き付けました。
過去形の wound を使って、身に付ける動作を描写しています。
語源
名詞の wind は印欧語根の we-(吹く)に由来し、空気が移動する自然現象を表します。同じ語根の関連語には weather(天気)があります。一方、動詞の wind はゲルマン語の windan(回る)が語源で、糸を巻く動作や道がうねる様子へと発展しました。両者は語源が異なりますが、歴史の中で偶然同じ綴りになりました。
派生語・ファミリー
windの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
wind は空気の流れ全般を指し、breeze は心地よい穏やかなそよ風を、gale は木が揺れるほどの激しい強風を表します。
よくある間違い
× I wound up to stay at home. ○ I wound up staying at home. → wind up は「最終的に〜という結果になる」という意味で、後ろには動詞の ing 形を置きます。
× It is strong wind today. ○ It is very windy today. → 天候を表現する時は、名詞の wind よりも形容詞の windy を使って It is windy. と言うのが自然です。
コラム
豆知識
窓を意味する window は、古ノルド語の vindauga(wind eye=風の目)が語源です。昔の家にはガラスがなく、風を通すためのただの穴(目)だったことに由来しています。身近な単語の中に wind が隠れているのは面白い発見です。
リアルな使われ方
ネイティブの日常会話では、リラックスするという意味で wind down というフレーズをよく使います。仕事終わりに「I need to wind down.(一息つきたい)」のように言い、緊張の糸をゆっくりと解きほぐすニュアンスがあります。
映画・音楽での使われ方
ボブ・ディランの不朽の名曲『Blowin' in the Wind(風に吹かれて)』は、数々の社会的な問いに対する答えは「風の中を舞っている」と歌い、1960年代の公民権運動のアンセムとして広く世界中で愛されました。
イディオム・定型句
どんな悪いことにも良い面はある
“I lost my job, but it's an ill wind that blows nobody any good.”
〜の噂をかぎつける、耳にする
“The press got wind of the secret project.”
くつろぐ、徐々に終わらせる
“I like to read a book to wind down before bed.”
windを使った会話例
週末のハイキング中
This trail seems to wind all the way to the top.
Yes, but the view at the peak will be worth it.
The wind is getting a bit stronger. I might put on a jacket.
Good idea. The weather in the mountains can change quickly.
I just hope we do not wind up hiking in the rain.
Do not worry. It is just a gentle breeze right now.
文化的背景
英語圏では、風(wind)は変化や予測不可能性の象徴としてよく使われます。「The winds of change(変化の風)」という表現があるように、社会的な転換期を風に例えるのは英米共通の文化的な特徴です。
よくある質問
Q. wind とは?
名詞では気流や風、動詞では巻くことや曲がりくねることを表します。『The wind is blowing hard.(風が強く吹いている)』や『The river winds.(川が曲がりくねる)』のように使います。
Q. 名詞と動詞で発音は違いますか?
はい、明確に異なります。名詞の「風」は /wɪnd/(ウィンド)と発音しますが、動詞の「巻く」は /waɪnd/(ワインド)と発音します。『I need to wind my watch.』ならワインドと読みます。
Q. 「風が強い」は英語でどう言いますか?
日常会話では形容詞の windy を使って『It is very windy today.(今日はとても風が強い)』と表現するのが最も自然です。名詞を使って『There is a strong wind.』と言うこともできます。
Q. wind up とはどういう意味ですか?
「最終的に〜という結果になる」という意味の頻出フレーズです。『We wound up eating pizza.(結局ピザを食べることになった)』のように、予期せぬ結末を迎えた時によく使われます。
Q. 動詞の wind(曲がりくねる)を言い換えると?
道がうねる様子なら curve や twist に言い換えられます。『The road curves through the forest.(道が森を抜けて曲がっている)』のように、方向が変わる様子を表現できます。
CHECK QUIZ
Q: 「The river winds through the valley.」での winds の意味は?
Q: 「秘密の計画の噂をかぎつける」の自然な表現は?
Q: 「強風」を表す最も自然な組み合わせは?