wield
- (動)(権力などを)振るう、行使する
- (動)(武器などを)巧みに扱う
発音のコツ
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wield の発音は /wiːld/ です。最初の w の音は唇を丸めてスッと前に出し、そこから「イー」と長く母音を伸ばします。最後の ld は、舌先を上の前歯の裏につけて「ル」の音を作り、そのまま弱く「ドゥ」と弾きます。日本語の「ウィールド」のように「ド」に母音の「オ」が入らないよう、子音だけで軽く終わらせるのがコツです。
活用形
- 三単現
- wields
- 進行形(-ing)
- wielding
- 過去形
- wielded
- 過去分詞
- wielded
コアイメージ
重みのある武器や強大な権力をしっかりと握り、自在に操ることがコアイメージです。影響力や権限を行使する時や、道具を巧みに扱う時に使います。
wieldの意味・例文
動詞
(権力などを)振るう、行使する
To have and use power, authority, or influence.
The CEO wields enormous power within the company.
その CEO は社内で絶大な権力を振るっています。
wield power で「権力を振るう」という定番表現です。
The new political party wields significant influence over the election.
その新党は選挙に対して大きな影響力を行使しています。
wield influence で「影響力を及ぼす」という意味になります。
The ancient king wielded absolute authority in the region.
その古代の王はその地域で絶対的な権力を握っていました。
歴史上の支配者や権威について語る際にも適しています。
(武器などを)巧みに扱う
To hold and use a weapon or tool.
The chef wields the heavy knife with great skill.
そのシェフは重い包丁を見事に使いこなします。
重い道具を巧みに操るニュアンスが出ます。
The warrior wielded a massive sword in the battle.
その戦士は戦闘で巨大な剣を振るいました。
剣や斧などの武器を扱う歴史的・文学的な文脈で頻出します。
He was wielding a baseball bat wildly.
彼は野球のバットを激しく振り回していました。
物理的な物を振り回す様子を描写できます。
語源
wield は古英語の wealdan(支配する、統治する)に由来します。もともとは領土や人々を支配するという意味でしたが、そこから権力や影響力を「握る」、さらに武器や道具を「自在に操る」という意味へと発展しました。同じ語源を持つ関連語には、否定の接頭辞がついて「重くて扱いにくい」を意味する unwieldy があります。
派生語・ファミリー
wieldの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
wield は権力や重い武器をしっかりと握って操り、use は道具や手法を一般的な目的で使い、manipulate は人や状況を自分の都合よく巧みに操作します。
よくある間違い
× He wields a pencil to take notes. ○ He uses a pencil to take notes. → wield は重みのある武器や強大な権力に使うため、鉛筆のような軽い日常的な道具には use を使います。
× The king wields to the country. ○ The king wields power over the country. → wield は他動詞なので、直後に power などの目的語を置く必要があります。
コラム
豆知識
ファンタジーRPG や映画で、魔法使いが杖を振るったり戦士が巨大な剣を振り回したりするシーンで wield がよく登場します。単に手に持つのではなく「熟練の技で自在に操る」というかっこいい響きを持つ単語です。武器のカッコよさを引き立てる言葉と言えます。
リアルな使われ方
ニュース報道では、wield political power(政治権力を振るう)のように比喩的な用法が圧倒的に多く見られます。物理的な重い武器を振るう場面は現代社会では減ったため、ビジネスや政治の世界で「力を行使する」という意味で出会うことがほとんどです。
映画・音楽での使われ方
マーベル映画シリーズで、雷神ソーが持つ強力なハンマー(ムジョルニア)を「扱える」かどうかを表現する際に、wield という単語が鍵となります。選ばれた者にしか wield できないという設定が、この単語の持つ「力強さ」や「権威」を見事に表しています。
イディオム・定型句
強硬手段をとる、武力を振りかざす
“The government is ready to wield the big stick.”
厳格に支配する、高圧的な態度をとる
“The manager wields a heavy hand over his team.”
wieldを使った会話例
オフィスの休憩室で同僚と
Have you heard about the new director?
Yes. I heard she wields a lot of influence at the headquarters.
Exactly. She is known to wield the big stick when things go wrong.
That sounds a bit scary. Will she manipulate our current projects?
I doubt it. But she will definitely wield her authority to make changes.
We should adapt quickly. It is an unwieldy situation for us right now.
Agreed. Let's see how she uses her budget for our team.
I hope she brings positive changes to the office.
文化的背景
欧米の政治やビジネスのニュースでは、大企業や政治家が持つ影響力を表現する際に wield power や wield influence が好んで使われます。単なる「持つ」以上の、能動的で強い意志を伴う統治のニュアンスが伝わる単語です。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. wield とは?
重みのある武器や強大な権力をしっかりと握り、自在に操ることです。『The ruler wields great power.(その支配者は強大な権力を振るう)』のように、影響力を行使する文脈で頻出します。
Q. wield と use の違いは?
use が道具を一般的に使うことを表すのに対し、wield は重い武器や強大な権力を操るという「重み」や「力強さ」を含みます。『She wields a huge sword.(彼女は巨大な剣を振るう)』のように使います。
Q. wield はどんな場面で使いますか?
政治やビジネスで権力や影響力を行使する場面や、歴史・ファンタジーで武器を扱う場面で使います。『wield influence over the market(市場に影響力を行使する)』はニュースでよく見かける表現です。
Q. wield の対義語や関連語は?
関連語として unwieldy(重くて扱いにくい)がよく使われます。『an unwieldy system(扱いにくいシステム)』のように、サイズが大きすぎたり複雑すぎたりして操作が難しいものを指します。
Q. パソコンやスマホを使うときに wield は使えますか?
基本的には使えません。wield は物理的な重みや強大な力を持つものに使うため、日常的な電子機器には use や operate を使います。『I use a smartphone.(スマホを使う)』とするのが自然です。
CHECK QUIZ
Q: 「彼は巧みな話術で人々を『自分の思い通りに操作した』」の自然な表現は?
Q: 「その国連大使は国際社会で大きな影響力を持っている」の自然な動詞は?
Q: 「This sword is too heavy to ______ .」の空欄に入るのは?