want
- (動)〜がほしい
- (動)〜したい
- (動)(人に)〜してほしい
- (動)〜すべきだ
- (名)不足、欠乏
発音のコツ
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want はアメリカ英語では /wɑːnt/ と発音し、口を縦に大きく開けて「ア」と「オ」の中間のような音を出します。日本人が特につまずきやすいのは、will not の短縮形 won't /woʊnt/ との区別です。won't は「オウ」と二重母音になるため、唇を丸めてしっかり「ウ」の音を入れることで、want と明確に区別できます。
活用形
- 三単現
- wants
- 進行形(-ing)
- wanting
- 過去形
- wanted
- 過去分詞
- wanted
- 複数形
- wants
- 名詞用法の場合
コアイメージ
自分に欠けているものを強く求めることがコアイメージです。何かを手に入れたい時や、特定の行動をしたい時に使います。
wantの意味・例文
動詞
〜がほしい
To have a desire to possess or do something.
I want a cup of coffee right now.
今すぐコーヒーが1杯ほしいです。
具体的な物を直接欲しがる最も一般的な表現です。
She really wants that new smartphone.
彼女はどうしてもあの新しいスマホを欲しがっています。
really を付けることで欲求の強さを強調できます。
Our clients want a quick response to this issue.
私たちの顧客はこの問題に対する迅速な対応を求めています。
相手からの要求や要望を表す際にも使われます。
〜したい
To desire to perform an action.
They want to travel around the world.
彼らは世界中を旅行したがっています。
want to の後ろに動詞の原形を置きます。
I want to discuss the upcoming project with you.
今後のプロジェクトについてあなたと話し合いたいです。
自分の意向をストレートに伝える時に使います。
I don't want to go to school today.
今日は学校に行きたくないです。
否定形にして「〜したくない」という強い拒絶も表せます。
(人に)〜してほしい
To desire someone else to do something.
My mother wants me to clean my room.
母は私に部屋を掃除してほしいと思っています。
want 人 to do の形で、他者への期待や要求を表します。
The manager wants us to finish the report by Friday.
マネージャーは私たちに金曜までに報告書を仕上げてほしいと考えています。
仕事の指示や要望を伝える際によく登場する文型です。
I just want you to be happy.
ただあなたに幸せになってほしいだけです。
相手に対する純粋な願いを伝える定番フレーズです。
〜すべきだ
To need to do something, or ought to do something.
You want to be careful when crossing that street.
あの通りを渡る時は気をつけたほうがいいですよ。
You want to は should や need to に近い軽い忠告になります。
You don't want to mess with him.
彼には関わらないほうがいいですよ。
否定形で「〜しないほうが身のためだ」という警告を表します。
You might want to double-check those numbers.
その数字を再確認したほうがいいかもしれません。
might want to とすると、より控えめで丁寧な提案になります。
名詞
不足、欠乏
A lack or deficiency of something.
The plants died for want of water.
その植物は水不足のために枯れてしまいました。
for want of は「〜が不足しているために」という定型表現です。
Many children in the area are suffering from want.
その地域の多くの子供たちが貧困(欠乏)に苦しんでいます。
生活必需品が足りない貧しい状態を指すこともあります。
The project failed due to a want of proper planning.
適切な計画が欠如していたため、プロジェクトは失敗しました。
必要なものが欠けているという語源通りの名詞用法です。
語源
want は古ノルド語の vanta(欠けている)に由来します。もともとは「必要なものが手元にない」という物理的な不足状態を表していました。そこから、欠けているものを「必要とする」、さらにはそれを「欲しがる」という現在の意味へと発展しました。同じ van-(空っぽの、欠けた)という語根を持つ関連語には、vanish(消え失せる)や vain(空虚な)があります。
派生語・ファミリー
wantの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
want は日常的で直接的な欲求を、desire はよりフォーマルで長期的な強い願望を、wish は実現可能性が低いことへの願いを表します。
よくある間違い
× I want that you help me. ○ I want you to help me. → want は that 節をとることができません。「人に〜してほしい」は want 人 to do を使います。
× I am wanting a cup of coffee. ○ I want a cup of coffee. → want は心理状態を表す状態動詞なので、原則として進行形(-ing)にはしません。
コラム
豆知識
want は「欲しい」という意味で有名ですが、語源の「欠けている」という意味から、名詞として「不足」という意味も持っています。例えば for want of 〜 は「〜が不足しているために」というフォーマルな表現です。言葉の歴史を知ると、意外な意味の繋がりが見えてきます。
リアルな使われ方
日常会話では、want to は音が繋がって wanna(ワナ)と発音されることが非常に多いです。「I wanna go home.(家に帰りたい)」のように、カジュアルな場面や SNS のメッセージで頻繁に使われます。ただし、フォーマルな文書では避けるべき表現です。
映画・音楽での使われ方
マライア・キャリーの大ヒット曲『All I Want for Christmas Is You(恋人たちのクリスマス)』のタイトルにも want が使われています。「私がクリスマスに欲しいのはあなただけ」という、強く一途な欲求を表現するのにぴったりの単語です。
イディオム・定型句
無駄にしなければ不足することもない
“My grandmother always said, waste not, want not.”
抜け出したい、手を引きたい
“This project is a mess, and I want out.”
中に入りたい、参加したい
“They are starting a new band, and I want in.”
何不自由なく暮らす
“Her parents made sure she wanted for nothing.”
wantを使った会話例
週末、カフェで友人と
I really want to buy a new laptop for my work.
What kind of features do you desire?
I just want it to be fast and lightweight.
You want to check out the latest models at the store.
Good idea. I don't want to waste money on a slow one.
Let's go this weekend. I wish I could afford a new one too.
文化的背景
want は「〜が欲しい」という直接的で自己中心的な響きを持つことがあります。そのため、レストランでの注文やビジネスシーン、初対面の人に対して使うとぶっきらぼうに聞こえることがあります。丁寧にお願いしたい時は I would like (I'd like) を使うのが大人のマナーです。
よくある質問
Q. want とは?
自分に欠けている具体的な物や行動を強く求めることを表す動詞です。『I want a new bag.(新しいバッグがほしい)』のように、日常的な欲求をストレートに表現します。
Q. want と would like の違いは?
want は直接的な欲求を表し、would like はより丁寧で控えめな表現です。レストランで注文する際は『I would like a coffee.』と言う方が、大人として上品な印象を与えます。
Q. want は進行形にできますか?
心の状態を表す状態動詞なので、基本的には進行形にしません。『I am wanting』ではなく『I want』を使います。ただし、口語では一時的で強い欲求を強調するためにあえて進行形にすることが稀にあります。
Q. You want to ... はどういう意味ですか?
相手に対する軽い忠告や提案として「〜したほうがいい」「〜すべきだ」という意味になります。『You want to be careful.(気をつけたほうがいいよ)』のように、should や need to に近い感覚で使われます。
Q. wanted が「指名手配の」という意味になるのはなぜ?
警察や社会から「(捕まえるために)強く求められている」という状態を表すからです。『He is a wanted man.(彼は指名手配犯だ)』のように、過去分詞が形容詞として定着した表現です。
CHECK QUIZ
Q: 「彼にここへ来てほしい」の自然な表現は?
Q: 「You want to be careful.」の最も自然な意味は?
Q: 「鳥のように空を飛べたらなあ」と叶わぬ願いを表現するのに最適な動詞は?