tribunal
- (名)特別法廷、裁定委員会
発音のコツ
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tribunal は第 2 音節の「bu」にアクセントを置きます。最初の「tri」は「トライ」または「トリ」と発音し、続く「bu」は唇を丸めて「ビュー」と長めに声を出します。最後の「nal」は「ナル」とカタカナで読まず、舌先を上の前歯の裏につけて「ヌル」のように曖昧な音で終わらせます。「トリビューナル」と平坦にならないよう注意してください。
活用形
- 複数形
- tribunals
コアイメージ
特定の問題や紛争を解決するために設けられた特別な法廷や委員会であることがコアイメージです。通常の裁判所とは異なり、労働問題や国際紛争などの特定の分野を専門に裁定する時に使います。
tribunalの意味・例文
名詞
特別法廷、裁定委員会
A special court or group of people chosen to examine particular problems.
The international tribunal will investigate the war crimes.
国際法廷が戦争犯罪を調査します。
国際問題や人権問題を扱う特別な法廷としてよく登場します。
He took his former employer to an employment tribunal.
彼はかつての雇用主を労働審判所に訴えました。
イギリス英語では労働問題を扱う機関として頻出します。
The military tribunal found the soldier guilty.
軍法会議はその兵士を有罪としました。
軍隊内の犯罪を裁く軍法会議を指すこともあります。
The independent tribunal reviewed the controversial decision.
独立した裁定委員会がその物議を醸す決定を再審査しました。
専門的な問題を解決するための独立機関を表します。
語源
tribunal は、ラテン語の tribus(部族)と tribunus(護民官、部族の長)に由来しています。古代ローマにおいて、平民の権利を守る護民官が座って裁きを下す高い席を意味したことから、現在のような「法廷」や「裁定委員会」に発展しました。同じ tribus(部族)の語根を持つ関連語には、tribe(部族)があります。
派生語・ファミリー
tribunalの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
tribunal は特定の紛争を解決するための特別法廷や委員会、court は一般的な法律に基づく通常の裁判所、committee は特定の目的や業務のために選ばれた人々の集まりです。
よくある間違い
× The thief was judged in a tribunal. ○ The thief was judged in a court. → 通常の犯罪を裁く一般的な裁判所には court を使います。tribunal は特定の目的を持つ特別法廷です。
× He appealed at the tribunal. ○ He appealed to the tribunal. → 裁定機関に対して訴えや上訴を行う場合は、方向を示す前置詞 to を使います。
コラム
豆知識
古代ローマの「護民官(tribune)」は、平民の権利を守る重要な役職でした。彼らが座って裁定を下すための高い壇上が tribunal と呼ばれていたことが、現代の「法廷」という言葉の直接の起源です。権威ある場所を示す言葉が、そのまま機関名として定着しました。
リアルな使われ方
ニュース英語では、国際的な紛争や戦争犯罪を裁く機関として international tribunal が頻繁に登場します。歴史的な出来事の後に臨時で設立されることが多く、通常の裁判所とは異なる特別な権威を持っています。
映画・音楽での使われ方
映画『ア・フュー・グッドメン(A Few Good Men)』などの法廷ドラマでは、軍隊内の犯罪を裁く military tribunal(軍法会議)が描かれます。閉鎖的な組織内での裁きが、通常の裁判とは違う独特の緊張感を生み出しています。
イディオム・定型句
法廷に引き出す、審判にかける
“The case was brought before a tribunal.”
調査委員会
“The government established a tribunal of inquiry.”
独立した裁定機関
“An independent tribunal will make the final decision.”
tribunalを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you read the article about the new employment tribunal?
Yes, it seems they will handle remote work disputes.
That is interesting. Will it operate like a regular court?
Not exactly. The tribunal focuses purely on workplace issues.
I see. So a special committee will review the cases.
Exactly. It should resolve problems faster than traditional methods.
文化的背景
イギリスでは、労働問題や移民問題などを専門に扱う行政機関として employment tribunal(労働審判所)が日常的に存在します。アメリカでは軍法会議や国際法廷の文脈で耳にすることが多く、国によって身近な使われ方が少し異なります。
よくある質問
Q. tribunal とは?
特定の紛争や問題を解決するために設けられた特別法廷や裁定委員会のことです。『The case was brought before a tribunal.(その事件は特別法廷に持ち込まれた)』のように、ニュースや法律の文脈で使われます。
Q. tribunal と court の違いは?
court は一般的な法律に基づいてあらゆる事件を裁く通常の裁判所です。一方の tribunal は『an employment tribunal(労働審判所)』のように、特定の分野の紛争を専門に扱う機関を指します。
Q. tribunal はどんな場面で使いますか?
国際的な戦争犯罪を裁く時や、労働争議、軍隊内の犯罪を扱う場面でよく登場します。『an international tribunal(国際法廷)』は国際ニュースで頻出する表現です。
Q. tribunal と一緒に使われる単語は?
military(軍の)や employment(雇用の)といった単語と結びつきやすいです。『a military tribunal(軍法会議)』のように、何の目的で設置されたかを明確にする形容詞が直前に置かれます。
Q. tribunal の語源はなんですか?
ラテン語で「部族」を意味する tribus と、その長である tribunus(護民官)に由来します。『tribe(部族)』と同じ語源を持ち、古代ローマで権力者が裁きを下す高い席を指していた言葉です。
CHECK QUIZ
Q: 窃盗犯が裁かれる一般的な「裁判所」を指す単語は?
Q: 「その事件は特別法廷に持ち込まれた」の自然な表現は?
Q: ニュースで「employment tribunal」と聞こえた場合、どんな問題を扱っていますか?