toil
- (動)骨折って働く、苦労する
- (動)苦労して進む
- (名)苦労、骨折り、苦役
発音のコツ
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toil は最初の「t」を息を鋭く吐き出して発音し、続く「oi」は口を丸めて「オ」と言ってから「イ」へ滑らかに変化させます。最後の「l」は舌先を上の前歯の裏につけ、喉の奥を鳴らすように「ウ」と「ル」の中間のような暗い音(ダークL)を出します。「トイル」とカタカナで切らないよう注意してください。
活用形
- 三単現
- toils
- 進行形(-ing)
- toiling
- 過去形
- toiled
- 過去分詞
- toiled
- 複数形
- toils
- 「苦労の数々」など具体的な出来事を指す場合
コアイメージ
物事に対して肉体的・精神的に疲れ果てるほど、長時間しんどい労働をすることがコアイメージです。過酷な状況で骨折って働く時や、困難な道を苦労して進む時に使います。
toilの意味・例文
動詞
骨折って働く、苦労する
To work extremely hard or incessantly.
Many immigrants toiled in the factories for low wages.
多くの移民が低賃金で工場で骨折って働きました。
過酷な労働環境を表現する際によく使われます。
Peasants toiled from dawn to dusk in the fields.
農民たちは夜明けから夕暮れまで畑で汗水流して働きました。
歴史的な文脈での肉体労働を描写するのに適しています。
We have toiled for months to complete this difficult project.
私たちはこの困難なプロジェクトを完成させるため数ヶ月間苦労しました。
精神的な苦労や長期的な努力を表すこともできます。
苦労して進む
To move slowly and with great effort or difficulty.
The hikers toiled up the steep and rocky mountain.
ハイカーたちは険しい岩山を苦労して登りました。
前置詞 up などと共に、困難な移動を表します。
Rescuers toiled through the thick snow to reach them.
救助隊は彼らの元へ到達するため深い雪の中を苦労して進みました。
悪天候や悪路をあえぎながら進む状況に使います。
We toiled along the muddy road for hours.
私たちはぬかるんだ道を何時間も苦労して歩きました。
疲労困憊しながらも進み続ける様子が伝わります。
名詞
苦労、骨折り、苦役
Exhausting physical or mental labor.
He finally achieved success after years of hard toil.
彼は長年の激しい苦労の末にようやく成功を収めました。
長期間にわたる絶え間ない努力を強調します。
The beautiful bridge is a result of their daily toil.
その美しい橋は彼らの日々の骨折りの賜物です。
労働の成果や結晶を称える文脈で使われます。
The book describes the endless toil of the working class.
その本は労働者階級の終わりのない苦役を描写しています。
社会的・歴史的な文脈での過酷な労働状況を指します。
語源
toil は古フランス語の toillier(引きずる、もみくちゃにする)に由来します。そこから「激しく動く」というニュアンスが生まれ、やがて「疲れ果てるまで過酷な労働をする」という現在の意味へと発展しました。単なる仕事ではなく、泥まみれになったり汗だくになったりするような肉体的な苦労を伴う成り立ちを持っています。
派生語・ファミリー
toilの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
toil は過酷で疲れ果てるほどの苦労を、labor は肉体的または精神的な努力を要する労働を、work は仕事や作業全般を幅広く表します。
よくある間違い
× I toiled the document. ○ I worked on the document. → toil は過酷な労働を表す自動詞なので、日常的な書類作成には不自然かつ目的語を取れません。
× They toiled the heavy box. ○ They carried the heavy box with difficulty. → toil は「苦労して進む・働く」という自動詞であり、目的語を直接取ることはできません。
コラム
豆知識
イギリスの元首相ウィンストン・チャーチルは、第二次世界大戦中の就任演説で「私には血と労苦と涙と汗(blood, toil, tears and sweat)以外に提供できるものはない」と語りました。この言葉は、国民に過酷な試練への覚悟を求めた歴史的な名言として広く知られています。
リアルな使われ方
ネイティブは、長時間机に向かって地道な作業を続ける時に toil away というフレーズをよく使います。本来は過酷な肉体労働を指す単語ですが、「I have been toiling away at this report(この報告書にずっとかかりきりだ)」のように、精神的な疲労を伴うデスクワークにも使われます。
映画・音楽での使われ方
シェイクスピアの戯曲『マクベス』には、魔女たちが呪文を唱える有名なシーンで「Double, double toil and trouble(倍になれ、倍になれ、苦労と災難)」というセリフが登場します。ここでの toil は、魔法の薬を煮詰める不気味な作業の労苦を表現しています。
イディオム・定型句
血と労苦と涙と汗
“He promised blood, toil, tears and sweat.”
せっせと働き続ける
“She continues to toil away at her desk.”
苦労と災難
“He faced double toil and trouble.”
toilを使った会話例
金曜の夕方、オフィスで同僚と
How is the new project going?
I have been toiling away at it all week.
Make sure you do not overwork yourself. You need to rest.
I know. But it feels like endless toil right now.
We can share the labor if you want.
That would be great. I will send you some files later.
Sounds good. Let's finish this together.
Thank you. I really appreciate your help.
文化的背景
歴史的に、toil は農民や労働階級の過酷な肉体労働を表現する言葉として使われてきました。現代ではやや文学的な響きを持ちますが、英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. toil とは?
疲れ果てるほど過酷な労働をしたり、苦労して進んだりすることです。『He toiled in the fields.(彼は畑で骨折って働いた)』のように、肉体的な労苦を伴う場面で使います。
Q. toil と labor の違いは?
どちらも労働を意味しますが、toil の方がより過酷で疲れ果てるニュアンスが強くなります。『labor in a factory』は工場労働ですが、『toil in a mine』はより過酷な炭鉱労働を想像させます。
Q. toil は日常会話でよく使われますか?
日常的な仕事には work を使うのが一般的で、toil はやや文学的で大げさな響きがあります。ただし『toil away(せっせと働く)』という表現は『I am toiling away at my homework.』のように日常でも使われます。
Q. toil は他動詞として使えますか?
基本的に自動詞として使われるため、直後に目的語を取りません。『toil over a project(プロジェクトに苦労して取り組む)』のように、前置詞を伴って対象を示します。
Q. toil を使った有名な名言はありますか?
チャーチル首相の演説で使われた『blood, toil, tears and sweat(血と労苦と涙と汗)』が有名です。『I have nothing to offer but blood, toil, tears and sweat.』は歴史に残る名言です。
CHECK QUIZ
Q: 「毎日の事務作業」を表すのに最も自然な動詞は?
Q: 「彼は机でせっせと働き続けている」の自然な表現は?
Q: 「They toiled up the steep hill.」の toil の意味は?