tenure
- (名)在職期間、任期
- (名)終身在職権、テニュア
- (名)(土地などの)保有権
発音のコツ
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tenure は最初の母音「e」にアクセントを置きます。口を横に引いてはっきりと「テ」と発音してください。続く「nure(njər)」は、舌を上あごにつけて「ニュ」と出した後、力を抜いて曖昧な「ア」で終わります。「テニュアー」と最後を長く伸ばしすぎないよう、短く切り上げるのが自然に聞こえるコツです。
活用形
- 複数形
- tenures
コアイメージ
地位や権利をしっかりと保持し続ける期間がコアイメージです。主に重役の在職期間や、大学教授の終身在職権について話す時に使います。
tenureの意味・例文
名詞
在職期間、任期
The period of time when someone holds an important job.
During his tenure as CEO, the company's profits doubled.
彼がCEOに在任中、会社の利益は倍増しました。
during one's tenure はビジネスで頻出する組み合わせです。
Her long tenure in politics earned her great respect.
彼女の政治における長期の在職期間は、大きな尊敬を集めました。
政治家や重役の長期政権を称える文脈で適しています。
He successfully completed his five-year tenure as director.
彼はディレクターとしての5年間の任期を無事に終えました。
特定の役職に就いていた実績としての期間を表します。
終身在職権、テニュア
The right to remain permanently in a job, especially in education.
She worked hard to get tenure at the university.
彼女は大学で終身在職権を得るために懸命に働きました。
get tenure で「終身在職権を得る」という定型表現になります。
Are you up for tenure this academic year?
今年度は終身在職権の審査対象ですか?
up for tenure は大学教員同士の会話でよく使われます。
The committee decided to grant tenure to three professors.
委員会は3名の教授に終身在職権を与えることを決定しました。
grant tenure は公式に権利を付与する際に使います。
(土地などの)保有権
The legal right to live in a building or use a piece of land.
The government proposed a new law regarding land tenure.
政府は土地保有権に関する新しい法律を提案しました。
land tenure は不動産や法律の文脈で使われる専門用語です。
Tenants are demanding greater security of tenure.
借家人は居住権のより強い保障を求めています。
security of tenure は借地人などの身分保障を意味します。
The historian studied the feudal tenure system in Europe.
その歴史家はヨーロッパの封建的な土地保有制度を研究しました。
歴史や地理の学術的な文章でも登場する用法です。
語源
tenure はラテン語の tenere(保持する、保つ)に由来します。地位や財産を「しっかりと握って離さない」というイメージから、役職の「在職期間」や「保有権」という意味に発展しました。同じ tenere(保つ)の語根を持つ関連語には、tenant(土地や部屋を「保持する」借地人・借家人)があります。
派生語・ファミリー
tenureの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
tenure は実際に役職に就いている期間や地位の保持を、term は法や規則で定められた固定の期間を、incumbency は現職として在任している状態そのものを表します。
よくある間違い
× He worked a short tenure at the cafe. ○ He worked a short time at the cafe. → tenure は重役や専門職の在職期間に使います。アルバイトなどの短期雇用には不自然です。
× She got a tenure at the university. ○ She got tenure at the university. → 終身在職権の意味では不可算名詞として扱うため、冠詞の a を付けません。
コラム
豆知識
tenure の語源であるラテン語の tenere(保つ)は、多くの英単語のルーツです。音楽の tenor(テノール)も同じ語源で、もともとは合唱において主旋律を「保つ」重要なパートだったことに由来します。地位を保つ tenure と根っこは同じです。
リアルな使われ方
ビジネスニュースでは、企業のCEOや政治家の功績を振り返る際に during his tenure(彼の在任中に)という表現が定番です。また、スポーツ界でも長期政権を築いた名監督の時代を称える時に使われる、重みのある言葉です。
映画・音楽での使われ方
2009年の映画『シリアスマン (A Serious Man)』では、主人公の物理学教授が tenure (終身在職権) の審査を控えて苦悩する姿が描かれています。アメリカの大学におけるテニュア審査のプレッシャーがよく分かる作品です。
イディオム・定型句
終身在職権の審査対象になって
“He is up for tenure next year.”
雇用保障、居住権の保障
“The law provides security of tenure for tenants.”
終身在職権の取得を目指すコース
“She accepted a tenure-track position.”
tenureを使った会話例
大学のオフィスで同僚と
Are you up for tenure this year?
Yes, the review process is stressful. I need to publish more papers.
I understand. The new dean's tenure has made the requirements stricter.
Exactly. He wants to introduce a fixed term for some positions instead.
That would reduce our security of tenure.
I hope I can get tenure before they change the rules.
文化的背景
アメリカの大学制度における tenure(終身在職権)は、正当な理由なしに解雇されない権利であり、研究者が物議を醸すテーマでも自由に探求できる「学問の自由」を守るための重要な基盤となっています。
よくある質問
Q. tenure とは?
重役の在職期間や、大学教授の終身在職権(テニュア)のことです。『During his tenure as CEO, profits doubled.(彼のCEO在任中、利益は倍増した)』のようにビジネスや学術で頻出します。
Q. tenure と term の違いは?
tenure は実際に役職に就いていた「実績としての期間」を指し、term はあらかじめ定められた「固定の任期」を指します。『a four-year term』は決まった枠組みですが、『a ten-year tenure』は結果としての期間です。
Q. tenure は日常会話でも使いますか?
一般的な仕事の勤務期間にはあまり使わず、企業幹部や政治家などの重要な役職に対して使います。日常会話では『I've been in this job for three years.』のように表現する方が自然です。
Q. 大学でよく聞く「テニュアトラック」とは何ですか?
助教などで数年間働き、審査に合格すれば終身在職権が得られる雇用形態のことです。『He is on the tenure track.』のように言い、学問の自由を守るための重要な制度です。
Q. 土地や不動産に関する tenure とは?
土地や建物を法的に保有・占有する権利を指します。『land tenure(土地保有権)』という専門用語として使われ、歴史や法律、地理の文脈で登場する表現です。
CHECK QUIZ
Q: 「大統領の4年の任期」を英語で表すのに最適な単語は?
Q: 「He is up for tenure.」の意味として最も適切なものは?
Q: 「彼女は大学で終身在職権を得た」の自然な英語は?