talk
- (動)話す、しゃべる
- (動)話し合う、相談する
- (名)会話、話し合い、講演
発音のコツ
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talk の発音記号は /tɔːk/ です。日本人が間違いやすいポイントは「L」の音を発音してしまうことですが、この「l」は発音しないサイレントレターです。また、母音の「ɔː」は、口を縦に大きく開けて「オー」としっかり伸ばします。「トーク」と平坦なカタカナ読みにならず、口の奥から深く響かせるように意識しましょう。
活用形
- 三単現
- talks
- 進行形(-ing)
- talking
- 過去形
- talked
- 過去分詞
- talked
- 複数形
- talks
コアイメージ
相手と言葉のキャッチボールをして、情報や気持ちをやり取りすることがコアイメージです。一方的に伝えるのではなく、双方向のコミュニケーションを強調したい時に使います。
talkの意味・例文
動詞
話す、しゃべる
To speak in order to give information or express feelings.
We talked for hours on the phone last night.
私たちは昨晩、電話で何時間も話しました。
日常的なおしゃべりや会話を表す最も一般的な使い方です。
I need to talk to you right now.
今すぐあなたと話す必要があります。
相手に話し掛ける時は前置詞 to を使います。
They are always talking about the new movie.
彼らはいつも新しい映画について話しています。
話題を示す場合は前置詞 about を続けます。
話し合う、相談する
To discuss something with someone to reach a decision.
We should talk with the client tomorrow morning.
明日の朝、クライアントと話し合うべきです。
双方向の対話を強調する時は with を使うと自然です。
The leaders talked about the peace treaty.
首脳たちは平和条約について話し合いました。
重要なテーマについて議論する場面でも使われます。
Let's talk over a cup of coffee.
コーヒーでも飲みながら話し合いましょう。
talk over で「〜しながら話す」という表現になります。
名詞
会話、話し合い、講演
A conversation, discussion, or an informal speech.
I had a long talk with my boss today.
今日、上司と長く話し合いました。
have a talk で「話し合いをする」という名詞の用法です。
The professor gave a talk on ancient history.
教授は古代史についての講演を行いました。
give a talk で「講演・スピーチをする」という意味になります。
There is a lot of talk about the upcoming election.
今度の選挙について多くのうわさがあります。
世間の話題やうわさ話を示す不可算名詞の用法です。
語源
talk の語源は、古英語の「talian(計算する、話す)」や中英語の「talken」に由来します。これは「tale(物語)」や「tell(伝える)」と同じ語根を持っています。単に言葉を発するだけでなく、相手に物語を語りかけ、互いに言葉を交わすという成り立ちから、現在の「会話する」という意味に発展しました。同じ語根を持つ関連語には、tell(話す、伝える)があります。
派生語・ファミリー
talkの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
talk は相手と言葉のキャッチボールをし、speak は一方的に言葉を発し、tell は相手に具体的な情報や内容を伝達します。
よくある間違い
× I will talk you the truth. ○ I will tell you the truth. → talk は自動詞なので直接目的語(人や内容)を取れず、情報を伝える場合は tell を使います。
× We talked the problem. ○ We talked about the problem. → talk は自動詞なので内容を続けるには about が必要です。他動詞 discuss と混同しないよう注意しましょう。
コラム
豆知識
talk の「l」を発音しないのは、walk や half などと同じ現象です。中世の英語では「l」が発音されていましたが、時代が下るにつれて母音が長くなる代わりに「l」の音が脱落していきました。現代でも綴りにはその歴史が残っており、発音とスペルの不一致を楽しめる単語の一つです。
リアルな使われ方
ネイティブは真剣な話がある時、「We need to talk.(話があるんだけど)」と切り出します。このフレーズは、恋愛関係なら別れ話、仕事なら深刻な問題など、相手に心の準備を促す重みのある表現として日常会話やドラマで頻繁に登場します。
映画・音楽での使われ方
1980 年代を代表するバンド、Talk Talk のヒット曲『It's My Life』は現在でも多くのアーティストにカバーされています。バンド名に同じ単語を繰り返すことで、おしゃべりや噂話が絶えない社会を皮肉った独自のポップカルチャーを築き上げました。
イディオム・定型句
お金が物を言う
“In this business, money talks.”
人を説得して〜させる
“I tried to talk him into it.”
仕事の話をする
“Let's not talk shop at the party.”
激励の言葉
“The coach gave us a pep talk.”
talkを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you talk to the manager about the new project?
Yes, we had a long talk on Friday afternoon.
How did it go? Did you tell him our concerns?
I did. We talked about the budget and the tight schedule.
That is good. Was he open to extending the deadline?
He said he would think about it, but let's not talk shop right now.
文化的背景
欧米のビジネスや日常会話において、small talk(雑談)は人間関係を構築するための非常に重要なスキルとされています。本題に入る前に天気や週末の予定などを軽く話すことで、相手との距離を縮める役割を果たします。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. talk とは?
相手と言葉のキャッチボールをして、情報や気持ちをやり取りすることです。『We talked for hours.(私たちは何時間も話した)』のように、双方向の会話を表します。
Q. talk と say の違いは?
say は「〜と言う」という発言内容そのものに焦点を当てます。一方の talk は会話という行為全体に焦点が当たり、『He said yes.(彼ははいと言った)』のように使い分けます。
Q. talk to と talk with の違いは?
どちらも「〜と話す」ですが、talk to は「相手に向かって話しかける」という一方向の意識が強く、talk with は「互いに言葉を交わす」という双方向の意識が強まります。『I will talk with him.』は対等な話し合いに適しています。
Q. talk は他動詞としても使えますか?
基本は自動詞ですが、特定の表現では他動詞になります。『talk nonsense(ばかげたことを言う)』や『talk business(仕事の話をする)』のように、話す内容を直接目的語にとる慣用的な用法があります。
Q. talk を使った有名な表現は?
『small talk(雑談)』が代表的です。『I am not good at small talk.(私は雑談が苦手です)』のように、本題に入る前の軽い世間話を表す際によく使われます。
CHECK QUIZ
Q: 「彼は3か国語を話す」の自然な動詞は?
Q: 「その問題について話し合った」の正しい表現は?
Q: 「Money talks.」の意味として最も適切なものは?