steel

  • ()鋼、鋼鉄
  • ()鋼のような強靭さ
  • ()覚悟を決める、心を鬼にする
UK/stiːl/

発音のコツ

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steel は「スティール」と発音し、母音 /iː/ を長めにしっかり伸ばすのがポイントです。唇を横に引き、日本語の「イ」よりも少し緊張させて音を出します。語尾の /l/ は、舌先を上の前歯の裏につけ、喉の奥を鳴らす「ダークL」の音になります。「スチール」と日本語特有の「チ」にならないよう、/t/ は息を鋭く吐き出して発音しましょう。

活用形

三単現
steels
進行形(-ing)
steeling
過去形
steeled
過去分詞
steeled
複数形
steels
鋼材の種類を具体的に区別して指す場合に使われます。

コアイメージ

非常に硬く強靭な金属であることがコアイメージです。物理的な鋼鉄や製品を指すだけでなく、人の強い意志や覚悟を表現したい時にも使います。

steelの意味・例文

名詞

不可算

鋼、鋼鉄

A strong, hard metal made of iron and carbon.

ニュース

The new bridge is made of solid steel.

新しい橋は頑丈な鋼鉄で作られています。

建築物や工業製品の素材として頻出します。

ビジネス

The steel industry is facing global challenges.

鉄鋼業界は世界的な課題に直面しています。

業界や市場を指す際によく使われる組み合わせです。

日常会話

She bought a stainless steel pan for cooking.

彼女は料理用にステンレス製のフライパンを買いました。

日常生活ではステンレス鋼としてよく登場します。

不可算

鋼のような強靭さ

Great mental strength and firmness of purpose.

アカデミック

The athletes showed steel in their determination to win.

アスリートたちは勝つための決意に鋼のような強さを見せました。

精神的な強靭さや折れない心を比喩的に表現します。

ニュース

The leader's voice had an edge of steel.

リーダーの声には鋼のような冷酷な響きがありました。

妥協を許さない冷たく厳しい態度を示す表現です。

フォーマル

It takes true steel to overcome such adversity.

そのような逆境を乗り越えるには真の強靭さが必要です。

困難に立ち向かう精神力を称賛する時に使われます。

動詞

他動詞

覚悟を決める、心を鬼にする

To mentally prepare oneself to do something difficult.

日常会話

I had to steel myself for the injection.

私は注射に向けて覚悟を決めなければなりませんでした。

嫌なことや痛みを伴う出来事の前に使われます。

ビジネス

He steeled himself to deliver the bad news to the team.

彼はチームに悪い知らせを伝えるために心を鬼にしました。

厳しい決断や報告をする際の精神的な準備を表します。

SNS・カジュアル

Steeling myself to check my bank account balance today.

今日、銀行の口座残高を確認する覚悟を決めているところ。

日常のちょっとした不安に立ち向かう時にも使えます。

語源

steel は古英語の「stīele(鋼鉄)」に由来し、ゲルマン祖語で「硬く立つもの」を意味する言葉が語源とされています。自然の鉄を人工的に強く加工した素材であることから、物理的な硬さだけでなく、比喩的に「強靭な意志」や「覚悟を決める」という意味に発展しました。同じゲルマン系の関連語には stay(とどまる)があります。

派生語・ファミリー

形容詞steely
名詞steelworker

steelの使い方

よく使う組み合わせ

stainless steel (ステンレス鋼)steel industry (鉄鋼業)nerves of steel (強靭な神経)steel oneself for (〜への覚悟を決める)made of steel (鋼鉄製の)

使い分け

steel は鉄に炭素を加えて強度を高めた鋼鉄、iron は自然界に存在する元素としての鉄、alloy は複数の金属を混ぜ合わせた合金全般を指します。

The bridge is supported by steel beams.

非常に硬く加工された建築材料のニュアンスです。

You need more iron in your diet.

自然界の素材や栄養素としての鉄のニュアンスです。

Brass is an alloy of copper and zinc.

複数の金属を人工的に混ぜ合わせた素材全般を指します。

よくある間違い

× The thief tried to steel the car. ○ The thief tried to steal the car. → 「盗む」は steal です。発音は同じですが、スペルと意味が全く異なるため注意が必要です。

× I need to buy an electric steel. ○ I need to buy an electric iron. → 「アイロン」は iron を使います。衣類のシワを伸ばす器具に steel は使いません。

コラム

豆知識

鉄(iron)に約0.2〜2%の炭素を混ぜて作られるのが鋼鉄(steel)です。人類が鋼鉄を大量生産できるようになったのは19世紀の産業革命以降ですが、それによって高層ビルや巨大な橋の建設が可能になり、現代社会の基盤が築かれました。

リアルな使われ方

ネイティブは困難な状況に立ち向かう際、「steel oneself(覚悟を決める)」という表現をよく使います。物理的な硬さを精神的な強さに例えた表現で、不安や恐怖を押し殺して心を鋼のように固くするニュアンスが伝わります。日常会話でも頻出します。

映画・音楽での使われ方

アメコミの代表的ヒーローであるスーパーマンの異名は「Man of Steel(鋼鉄の男)」です。どんな弾丸も跳ね返す無敵の肉体と、決して揺るがない正義感を持つ彼の強さを、非常に強靭な金属である鋼鉄に例えて表現しています。映画のタイトルにもなっています。

イディオム・定型句

イディオムnerves of steel

強靭な神経、度胸

You need nerves of steel to be a pilot.

イディオムa mind like a steel trap

非常に頭の回転が速い

She has a mind like a steel trap.

定型句steel oneself

覚悟を決める、心を鬼にする

He had to steel himself for the bad news.

steelを使った会話例

月曜の朝、オフィスで同僚と

A

Did you hear about the merger with the steel company?

B

Yes, it is a big move. We need to steel ourselves for some major changes.

A

Exactly. The transition period will test our nerves of steel.

B

I heard their CEO has a mind like a steel trap.

A

That is true. He remembers every single detail from the financial reports.

B

Well, we had better prepare thoroughly before the meeting.

文化的背景

アメリカのペンシルベニア州ピッツバーグは、かつて世界最大の鉄鋼生産地として栄え「Steel City」と呼ばれました。プロのアメフトチーム「スティーラーズ(Steelers)」の名前もこの歴史に由来しており、英米の工業の歴史と深く結びついた単語です。

よくある質問

Q. steel とは?

非常に硬く強靭な金属である「鋼鉄」のことです。『The building has a solid steel frame.(その建物は頑丈な鉄骨構造だ)』のように、建築や工業の分野で頻出します。

Q. steel と iron の違いは何ですか?

iron は自然界にある「鉄」そのものを指し、steel はその鉄に炭素などを加えて人工的に強くした「鋼鉄」を指します。日常会話では『stainless steel sink(ステンレスのシンク)』のように使い分けられます。

Q. steel は動詞としてどのように使いますか?

困難な状況に向けて「覚悟を決める」「心を鬼にする」という意味で使います。『I had to steel myself for the interview.(面接の覚悟を決めた)』のように、再帰代名詞を伴うのが特徴です。

Q. steel と steal の発音は違いますか?

発音は完全に同じで、どちらも /stiːl/ と発音します。会話では文脈から判断する必要があります。『The thief tried to steal it.(泥棒はそれを盗もうとした)』のように文脈で区別します。

Q. steel を使った有名な表現はありますか?

『nerves of steel(強靭な神経)』がよく使われます。『A surgeon needs nerves of steel.(外科医には強靭な神経が必要だ)』のように、プレッシャーに負けない強い精神力を表現する定番フレーズです。

CHECK QUIZ

Q: 「貧血予防のために鉄分を摂る」という文脈で適切な単語は?

Q: 「彼女は非常に頭の回転が速い」を表すイディオムは?

Q: 「He steeled himself to tell the truth.」の意味は?