speech

  • ()スピーチ、演説
  • ()話す能力、言語能力
  • ()話し方、口調
UK/ˈspiːtʃ/

発音のコツ

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speech は「s」から始まり、「p」の後に長母音の「iː」、最後に「tʃ」の音が続きます。日本人が注意すべきは「p」の音です。「s」の直後にあるため、息の漏れが少ない無気音になり、少し「b」に近い音に聞こえます。「スピーチ」とカタカナで発音せず、「ス」は息だけ、「ピー」を長く伸ばし、最後の「チ」も声帯を震わせずに息だけで短く切るのがコツです。

活用形

複数形
speeches

コアイメージ

人前でまとまった考えを声に出して伝えることがコアイメージです。公の場で意見を発表したり、人間が持つ話す能力そのものを表したりする時に使います。

speechの意味・例文

名詞

可算

スピーチ、演説

A formal talk given to a large number of people.

ビジネス

The CEO gave a speech about the new strategy.

CEO は新しい戦略についてスピーチを行いました。

give a speech で「スピーチをする」という定番表現です。

アカデミック

The professor delivered a keynote speech at the conference.

教授は会議で基調講演を行いました。

deliver a speech はよりフォーマルな言い回しです。

日常会話

I have to make a speech at my best friend's wedding.

親友の結婚式でスピーチをしなければなりません。

冠婚葬祭での挨拶にもよく使われます。

ニュース

The president's speech was broadcast live on television.

大統領の演説はテレビで生中継されました。

政治家などの公式な演説を指す際にも頻出します。

不可算

話す能力、言語能力

The ability to talk or the activity of talking.

アカデミック

Humans are the only animals capable of complex speech.

人間は複雑な言語能力を持つ唯一の動物です。

生物学的な「話す能力」を指す学術的な表現です。

ニュース

He lost his power of speech after the accident.

彼は事故の後、話す能力を失いました。

power of speech で「発話能力」を表します。

フォーマル

Freedom of speech is a basic human right.

言論の自由は基本的人権です。

話すこと全般の権利や行為を示す際にも使われます。

不可算

話し方、口調

The way a person talks or pronounces words.

日常会話

I could tell from her speech that she was nervous.

彼女の話し方から緊張していることが分かりました。

声のトーンや話し方の特徴を表します。

アカデミック

The therapist helped the child with his speech impediment.

セラピストは子供の言語障害の治療を助けました。

speech impediment(言語障害)という医療・教育用語で使われます。

フォーマル

His speech was clear and easy to understand.

彼の口調は明確で理解しやすいものでした。

発音の明瞭さなどを評価する際に使います。

語源

speech は、古英語の「spæc(話すこと)」を語源とし、動詞の speak(話す)から派生した名詞です。頭のなかにある考えを声に出して相手に届けるという行為から、「演説」や「話す能力」といった現在の意味に発展しました。同じ語源を持つ関連語には、もちろん動詞の speak(話す)や speaker(話者)があります。

派生語・ファミリー

動詞speak
名詞speaker
形容詞speechless

speechの使い方

よく使う組み合わせ

give a speech (スピーチをする)make a speech (演説をする)freedom of speech (言論の自由)deliver a speech (スピーチを行う)a keynote speech (基調講演)

使い分け

speech は公の場で一方的に述べる正式な演説、talk はよりカジュアルで対話的な講演や会話、presentation は視覚資料を使って情報を論理的に伝える発表です。

The mayor gave a speech to the citizens.

フォーマルな場で聴衆に向けてまとまった内容を話すニュアンスです。

She gave an interesting talk about her travels.

カジュアルな雰囲気で、質疑応答などを含む双方向のニュアンスです。

I will give a presentation on the sales data.

スライドなどの資料を使い、情報を視覚的に説明するニュアンスです。

よくある間違い

× I will do a speech tomorrow. ○ I will give a speech tomorrow. → スピーチをする時は do ではなく give や make を使います。

× We have free of speech. ○ We have freedom of speech. → 言論の自由は freedom of speech という決まった名詞句で表します。

コラム

豆知識

「雄弁は銀、沈黙は金(Speech is silver, silence is golden)」ということわざは、話すことの価値を認めつつも、時には沈黙を守ることの方が賢明であるという教訓です。古代アラビア語やヘブライ語の格言が起源とされ、イギリスの思想家トーマス・カーライルが広めたと言われています。

リアルな使われ方

ビジネスシーンでは「エレベーターピッチ(elevator pitch または elevator speech)」という言葉がよく使われます。これは、エレベーターに乗っている数十秒ほどの短い時間で、自分のアイデアや企画を簡潔に売り込む短いスピーチのことです。短い時間で要点を的確に伝えるスキルとして重宝されます。

映画・音楽での使われ方

2010 年の映画『英国王のスピーチ(The King's Speech)』は、吃音症に悩むイギリス国王ジョージ 6 世が、言語療法士の助けを借りて国民に向けた重要なラジオ演説を成功させるまでの実話を描いた名作です。声に出して伝える言葉の重みと、スピーチが持つ大きな力が伝わる作品です。

イディオム・定型句

ことわざSpeech is silver, silence is golden.

雄弁は銀、沈黙は金

Remember that speech is silver, silence is golden.

イディオムa figure of speech

言葉のあや、比喩表現

I didn't mean it literally; it was just a figure of speech.

定型句freedom of speech

言論の自由

Freedom of speech is a fundamental human right in many countries.

speechを使った会話例

金曜の午後、オフィスで同僚と

A

I am really nervous about the speech I have to give tomorrow.

B

Do not worry! You always do a great job. What is the topic?

A

It is about the importance of freedom of speech.

B

That is a very important subject. Will you use a presentation?

A

No, I will just give a traditional speech without slides.

B

I see. Remember, your normal talk is already highly persuasive.

A

Thanks. I will try to speak clearly and naturally.

B

Good luck! I am sure the audience will love it.

文化的背景

欧米、特にアメリカの教育現場では、幼い頃から人前で意見を述べる「パブリックスピーキング(public speaking)」の訓練が非常に重視されます。自分の考えを論理的かつ堂々と伝えるスピーチのスキルは、リーダーシップの必須条件と考えられています。

よくある質問

Q. speech とは?

人前でまとまった意見を述べる「演説」や、人間が持つ「話す能力」のことです。『He gave a memorable speech.(彼は記憶に残るスピーチをした)』のように使います。

Q. speech と talk の違いは?

speech は一方的でフォーマルな演説を指します。一方の talk はよりカジュアルで、聴衆との対話を含む講演や日常のおしゃべりを指し、『Let's have a talk.(少し話そう)』のように使います。

Q. 「スピーチをする」と言いたい時、どの動詞を使えばいいですか?

一般的には give や make を使います。『I will give a speech at the wedding.(結婚式でスピーチをします)』が定番です。よりフォーマルな場では deliver も使われます。

Q. figure of speech とはどういう意味ですか?

「言葉のあや」や「比喩表現」という意味のイディオムです。『It is just a figure of speech.(ただの言葉のあやだよ)』のように、文字通りの意味ではないことを伝える時によく使います。

Q. speech の発音のコツは?

日本語の「スピーチ」のように平坦にならず、「ピー」の部分を長く強調するのがポイントです。『His speech was great.』と言う時は、「ピ」にアクセントを置き、最後の「ch」は息だけで「チ」と短く発音します。

CHECK QUIZ

Q: 「結婚式でスピーチをする」の自然な英語表現は?

Q: 「It is just a figure of speech.」の適切な意味は?

Q: 視覚資料を使って企画を論理的に説明する「発表」に最適な単語は?