smell
- (動)匂いがする
- (動)匂いを嗅ぐ
- (動)悪臭がする、臭い
- (名)匂い、香り、嗅覚
発音のコツ
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smell は最初の「s」と「m」を滑らかに繋げ、唇を閉じて鼻から息を抜きながら発音します。母音の「e」は日本語の「エ」に近いですが、口を少し横に引いて短く切ります。最後の「ll」は舌先を上の前歯の裏に押し当てて「ウ」と「ル」の中間のような音(ダークL)を出します。「スメル」と平坦なカタカナ読みにならないよう注意しましょう。
活用形
- 三単現
- smells
- 進行形(-ing)
- smelling
- 過去形
- smelled
- アメリカ英語で一般的
- smelt
- 主にイギリス英語で使われる
- 過去分詞
- smelled
- アメリカ英語で一般的
- smelt
- 主にイギリス英語で使われる
- 複数形
- smells
コアイメージ
鼻を通して匂いを感じ取ること、または匂いそのものがコアイメージです。物の香りや悪臭を表現したい時や、比喩的に物事の怪しさを察知した時に使います。
smellの意味・例文
動詞
匂いがする
To have a particular odor or scent.
The kitchen smells like fresh bread.
キッチンから焼きたてのパンのような匂いがします。
smell like の後に名詞を置いて「〜のような匂いがする」と表します。
This perfume smells amazing!
この香水、すごくいい匂いがする!
直後に形容詞を置いて、どんな匂いかを表現します。
The chemical compound smells strongly of sulfur.
その化合物は強い硫黄の匂いがします。
smell of で「〜の匂いを放つ」という少し硬い表現になります。
匂いを嗅ぐ
To perceive the odor of something through the nose.
I can smell something burning in the oven.
オーブンから何か焦げている匂いがします。
can smell で「匂いを感じ取れる」という知覚を表します。
Please smell this sample and share your thoughts.
このサンプルの匂いを嗅いで、感想を聞かせてください。
製品開発などで意図的に匂いを確認する動作です。
Can you smell the ocean from here?
ここから海の匂いがわかりますか?
遠くから漂ってくる匂いをキャッチする際にも使います。
悪臭がする、臭い
To have an unpleasant odor.
Your shoes really smell after the run.
走った後のあなたの靴は本当に臭いです。
形容詞を伴わずに単独で使うと「臭い」という意味になります。
It smells in this room, so let's open a window.
この部屋は悪臭がするので、窓を開けましょう。
It smells で「ここは臭い」と空間の匂いを指摘できます。
That deal smells. I don't trust him.
あの取引は怪しいですね。彼を信用できません。
比喩的に「胡散臭い」「怪しい」と感じた時に使います。
名詞
匂い、香り、嗅覚
The faculty of perceiving odors, or a scent or odor.
I love the smell of coffee in the morning.
朝のコーヒーの香りが大好きです。
the smell of で「〜の匂い」という一般的な表現です。
Dogs have a highly developed sense of smell.
犬は高度に発達した嗅覚を持っています。
sense of smell で「嗅覚」という不可算の概念を表します。
Residents complained about a strange smell in the area.
住民たちはその地域の奇妙な匂いについて苦情を言いました。
具体的な一つの匂いを指す場合は可算名詞として扱います。
語源
smell の語源は、古英語の smellan(匂いを放つ、嗅ぐ)に遡ります。当初は主に「悪臭」を指す言葉でしたが、時代とともに良い匂いも含めた「嗅覚全般」へと意味が発展しました。同じ「煙や匂いが立ち上る」という古いゲルマン語の語根を持つ関連語には、smolder(くすぶる)があります。
派生語・ファミリー
smellの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
smell は良い匂いにも悪い匂いにも使う一般的な表現、scent は花や香水などのほのかで心地よい香り、odor は化学物質などの不快で強い匂いを表します。
よくある間違い
× This soup is smelling good. ○ This soup smells good. → 「〜の匂いがする」という状態を表す時は進行形にせず、現在形を使います。
× This room smells badly. ○ This room smells bad. → smell はSVC(主語+動詞+補語)の文型をとるため、副詞ではなく形容詞を置きます。
コラム
豆知識
動物の嗅覚の鋭さは人間の比ではありません。犬の sense of smell(嗅覚)は人間の数万倍から1億倍とも言われています。この能力を活かし、警察犬や麻薬探知犬だけでなく、最近では病気の匂いを嗅ぎ分ける医療探知犬も活躍しています。
リアルな使われ方
ネイティブは、相手が現実逃避している時に wake up and smell the coffee というフレーズを使います。文字通り「起きてコーヒーの匂いを嗅げ」から転じて、「目を覚まして現実を見ろ」という厳しいアドバイスとしてドラマや日常会話でよく登場します。
映画・音楽での使われ方
1991 年にリリースされたニルヴァーナの代表曲『Smells Like Teen Spirit』は、ロック史に残る名曲です。ここでの Teen Spirit は実は当時実在した制汗剤のブランド名で、「君からティーン・スピリットの匂いがする」とからかわれたことがタイトルの由来です。
イディオム・定型句
現実を見つめ直す、目を覚ます
“You need to wake up and smell the coffee.”
胡散臭く思う、怪しいと感づく
“I began to smell a rat when he lied.”
相手の弱みにつけ込むチャンスを感じる
“The competitors smelled blood and attacked.”
smellを使った会話例
日曜の朝、キッチンで夫婦が
Something smells delicious. Are you making pancakes?
Yes, I am. I love the sweet scent of vanilla.
I can smell the coffee too.
It will be ready soon. Oh wait, do you smell something burning?
Oh no, the bacon! It completely slipped my mind.
It smells terrible now. Let's open the windows.
文化的背景
英語圏では、体臭や口臭などの「匂い」に対して敏感です。単に He smells. と言うと「彼は(良い匂いではなく)臭い」というネガティブな意味になるため、褒める時は He smells good. のように必ず good などの形容詞を伴います。
よくある質問
Q. smell とは?
鼻で匂いを感じ取ること、または匂いそのものを指す言葉です。『This flower smells good.(この花は良い匂いがする)』のように、日常的に最もよく使われます。
Q. smell は進行形にできますか?
「〜の匂いがする」という状態を表す場合は進行形にしません。ただし、「意図的に匂いを嗅ぐ」という動作を表す場合は『He is smelling the flowers.(彼は花の匂いを嗅いでいる)』のように進行形にできます。
Q. 「〜のような匂いがする」はどう表現しますか?
smell like を使って表現します。『It smells like rain.(雨のような匂いがする)』のように、後に名詞を置くことで具体的な匂いの種類を伝えます。
Q. smell の過去形は smelled ですか、それとも smelt ですか?
アメリカ英語では smelled が一般的ですが、イギリス英語では smelt もよく使われます。『I smelled smoke.(煙の匂いがした)』のように、どちらを使っても意味は同じです。
Q. smell と fragrance の違いは?
smell が良い匂いにも悪い匂いにも使われるのに対し、fragrance は香水や花などの「甘くて心地よい香り」に限定されます。『a delicate fragrance(上品な香り)』のようにフォーマルな響きがあります。
CHECK QUIZ
Q: 工場から漂う「不快で強い匂い」を表すのに適した単語は?
Q: 「このピザはとても良い匂いがする」の自然な英語は?
Q: 「何か胡散臭い、怪しい」と感じた時の定型フレーズは?