slit

  • ()細長く切る、切れ目を入れる
  • ()細長い切れ目、隙間
UK/slɪt/

発音のコツ

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slit の母音 /ɪ/ は日本語の「イ」よりも口をリラックスさせ、「イ」と「エ」の中間のような短い音で発音します。最後の /t/ は舌先を上の歯茎の裏に当てて息を止め、軽く破裂させますが、文末では音を飲み込むように弱く発音すると自然に聞こえます。

活用形

三単現
slits
進行形(-ing)
slitting
過去形
slit
不規則変化のため現在形と同形になります。
過去分詞
slit
過去分詞も現在形と同じ形を保ちます。
複数形
slits

コアイメージ

細長くまっすぐな切れ目を入れること、またはその切れ目自体がコアイメージです。封筒を開ける時や、布や紙に細長い穴を開ける時、または光が漏れる細い隙間を表す時に使います。

slitの意味・例文

動詞

他動詞

細長く切る、切れ目を入れる

To make a long, narrow cut or opening in something.

日常会話

I slit the plastic bag open with scissors.

ハサミでビニール袋に切れ目を入れて開けました。

slit open で「切れ目を入れて開ける」という定番の形です。

ビジネス

Please slit the envelope carefully to avoid damaging the document.

書類を傷つけないよう、封筒は慎重に開けてください。

封筒などをペーパーナイフで開ける動作によく使われます。

ニュース

The vandal slit the tires of several parked cars.

何者かが駐車中の複数の車のタイヤを切り裂きました。

刃物で一直線に切り裂くという被害の状況を伝える表現です。

名詞

可算

細長い切れ目、隙間

A long, narrow cut or opening.

日常会話

She wore a long black dress with a slit on the side.

彼女はサイドにスリットの入った黒いロングドレスを着ていました。

服の「スリット」は日本語と同じように使われます。

アカデミック

Sunlight came through a narrow slit in the wall.

壁の細長い隙間から太陽の光が差し込みました。

光が漏れるような細い開口部を表すのに適しています。

SNS・カジュアル

I can only see through a tiny slit in the blinds.

ブラインドのほんのわずかな隙間からしか外が見えません。

視界を限定するような細い隙間を表現できます。

語源

slit は古英語の slītan(裂く、割る)に由来し、ゲルマン語系の語根に遡ります。刃物などでスーッと一直線に切り裂くという成り立ちから、現在の「細長い切れ目を入れる」「細い隙間」という意味に発展しました。同じ「切る・裂く」の語根を持つ関連語には、slice(薄く切る)があります。

派生語・ファミリー

名詞slitter

slitの使い方

よく使う組み合わせ

slit open (切れ目を入れて開ける)a narrow slit (細長い隙間)slit a throat (喉を切り裂く)a slit skirt (スリットの入ったスカート)through a slit (隙間から)

使い分け

slitは細長く一直線に切れ目を入れること、cutは刃物で切る・切断するという一般的な動作、sliceは食べ物などを薄く切り分けることを表します。

He slit the tape on the cardboard box.

細長くスーッと切れ目を入れるニュアンスです。

I cut the string with scissors.

一般的な「切る」という動作そのものを表します。

Please slice the tomatoes for the salad.

塊から薄い平らな形に切り出すニュアンスです。

よくある間違い

× I slit the paper into two pieces. ○ I cut the paper into two pieces. → slit は「切れ目を入れる」ことであり、完全に2つに切り離す場合は cut を使います。

× She opened the door through a small slit. ○ She looked through a small slit in the door. → slit はドアのわずかな「隙間」を指すため、隙間から「見る」などの文脈で使います。

コラム

豆知識

城や要塞の壁にある、弓矢を射るための細長い縦穴を arrow slit と呼びます。外からは狙われにくく、中からは広い視野を確保できるという防御上の工夫であり、中世の建築に欠かせない構造でした。

リアルな使われ方

日常生活では、段ボール箱を開ける時のテープを切る動作に slit がよく使われます。「slit the tape」は、カッターの刃を少しだけ出してスーッと引くような、まさにこの単語のコアイメージを表す実用的な表現です。

映画・音楽での使われ方

映画などのサスペンス作品では、テントや壁に slit(切れ目)を入れ、そこから何かが覗くという恐怖を煽る演出が定番として使われます。わずかな隙間から見える限定された視界が、緊張感を高めます。

イディオム・定型句

イディオムslit one's own throat

自らの首を絞める、自滅する

You will slit your own throat if you quit now.

定型句slit open

切れ目を入れて開ける

He slit the envelope open.

定型句look through a slit

隙間からのぞき見る

She looked through a slit in the curtains.

slitを使った会話例

オフィスの郵便室で同僚と

A

Can you pass me the paper knife? I need to slit these envelopes open.

B

Sure, here you go. Be careful not to cut the documents inside.

A

Thanks. I usually just use my fingers, but this makes a much cleaner slit.

B

It definitely looks more professional. By the way, did you see the new intern?

A

The one wearing the long skirt with a side slit? Yes, I did.

B

She seems very capable. I hope she doesn't slice her finger on those papers.

文化的背景

ファッションにおける「スリット」は日本語でも定着していますが、英語の slit は服だけでなく、ポストの投函口や城壁の銃眼(arrow slit)など、機能的な細長い穴全般を指します。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。

よくある質問

Q. slit とは?

細長くまっすぐな切れ目を入れること、またはその切れ目自体を表します。『I slit the envelope open.(封筒に切れ目を入れて開けた)』のように、日常的な動作で使います。

Q. slit と cut の違いは?

cut が「切る」という一般的な動作を表すのに対し、slit は「細長く一直線に切れ目を入れる」ことに特化しています。『slit the tape(テープに切れ目を入れる)』のように、完全に切り離さない場合によく使われます。

Q. 名詞の slit はどのように使いますか?

服の装飾的な切れ目や、光や視線が通る細い隙間を指して使います。『a dress with a high slit(深いスリットの入ったドレス)』のように、ファッション用語としても定着しています。

Q. slit の過去形と過去分詞はどうなりますか?

slit は不規則動詞であり、現在形・過去形・過去分詞がすべて同じ形になります。『He slit the envelope yesterday.(彼は昨日封筒を開けた)』のように、文脈から時制を判断します。

Q. slit は物以外にも使えますか?

基本的には物に対して使いますが、『slit his throat(彼の喉を切り裂く)』という物騒な表現もあります。比喩的に自滅することを表す場合にも用いられます。

CHECK QUIZ

Q: 肉の塊を「薄く切り分ける」時に最適な動詞は?

Q: 「a dress with a high slit」の意味として正しいのは?

Q: 「He ___ the plastic bag open yesterday.」の空欄に入る正しい形は?