slavery
- (名)奴隷制度、奴隷の身分
発音のコツ
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slavery は最初の母音「ei」にアクセントを置きます。口を横に引きながら「エイ」と二重母音で発音してください。続く「v」は上の歯で下唇を軽く押さえて摩擦音を出します。「スレイバリー」と平坦なカタカナ読みにならないよう、最初の「エイ」を強調し、後半は力を抜いて発音するのがコツです。
活用形
- 複数形
- slaveries
- 通常は不可算ですが、歴史上の様々な奴隷制度を指す場合に用いられます
コアイメージ
人間を所有物として扱い、自由を奪って強制労働させる状態や制度がコアイメージです。歴史的な奴隷制度や、現代の過酷な労働環境など、人権が著しく侵害されている状況を批判的に語る時に使います。
slaveryの意味・例文
名詞
奴隷制度、奴隷の身分
The condition of being legally owned by someone else and forced to work.
Slavery was completely abolished in the nineteenth century.
奴隷制度は19世紀に完全に廃止されました。
歴史的な文脈で abolish(廃止する)という動詞とよく結びつきます。
Modern slavery remains a serious issue in some global industries.
現代の奴隷制度は一部のグローバル産業で依然として深刻な問題です。
人身売買や過酷な労働を指す modern slavery という表現も頻出です。
She felt like her demanding job was pure slavery.
彼女は自分の過酷な仕事が完全に奴隷労働のように感じました。
比喩的に、自由がない過酷な労働環境を表す時にも使われます。
The international convention strictly prohibits slavery and human trafficking.
その国際条約は奴隷制および人身売買を厳格に禁じています。
法律や人権宣言などで厳格に禁止される対象として言及されます。
語源
slavery は「奴隷」を意味する slave と、「状態・制度」を表す接尾辞 -ery から成り立っています。slave は中世ラテン語の sclavus(スラブ人)に由来します。9世紀頃、多くのスラブ人が捕らえられ奴隷として売買された歴史から「スラブ人=奴隷」の意味に発展しました。同じ接尾辞を持つ関連語には bravery(勇敢さ)があります。
派生語・ファミリー
slaveryの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
slavery は人を所有物として扱う制度、servitude は意志に反して強制的に働かされる隷属状態、bondage は物理的・心理的に縛られ自由を奪われた束縛状態を表します。
よくある間違い
× He was treated like a slavery. ○ He was treated like a slave. → slavery は制度や状態を指す不可算名詞です。個人を指す場合は slave を使います。
× The country freed them of slavery. ○ The country freed them from slavery. → 「〜から解放する」という場合は free A from B のように分離の from を使います。
コラム
豆知識
slave(奴隷)という単語は、東ヨーロッパのスラブ人(Slav)に由来します。中世初期、多くのスラブ人が捕らえられ中東や西欧で奴隷として売買されたという悲しい歴史的背景があり、それがそのまま英語の語源として定着しました。歴史的な事実が言語に深く刻まれている例です。
リアルな使われ方
ネイティブは日常会話で、自分の仕事があまりにも過酷で自由がない時に「This job is pure slavery!(この仕事は完全に奴隷労働だ!)」と比喩的に使うことがあります。ブラック企業に勤めているような状況を大げさに表現する、社会人にとっての定番フレーズです。
映画・音楽での使われ方
2013年の映画『それでも夜は明ける(12 Years a Slave)』は、自由黒人でありながら誘拐されて奴隷として売られた男性の実話を描き、アカデミー賞作品賞を受賞しました。アメリカ南部における過酷な slavery の現実を痛烈に描いた傑作として知られています。
イディオム・定型句
賃金に縛られた隷属状態
“Many workers feel trapped in wage slavery.”
借金による奴隷状態
“High interest rates often lead to debt slavery.”
奴隷として売る
“The captives were sold into slavery.”
slaveryを使った会話例
大学の歴史の授業後、キャンパスで
The lecture on the history of slavery was really intense today.
Yeah, it is hard to believe that human beings were legally owned as property.
Professor Smith mentioned that bondage still exists in different forms.
Exactly. He talked about modern slavery in global supply chains.
It is terrible. People are forced into labor without any real freedom.
We need to raise awareness to completely abolish such practices.
文化的背景
アメリカの歴史において、南北戦争と奴隷解放宣言は非常に重要なテーマです。現代でも人種差別問題の根源として語られることが多く、この単語を使う際は歴史的・社会的な重みを理解しておく必要があります。英米間で意味に大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. slavery とは?
人間を所有物として扱い、自由を奪って無給で強制労働させる状態や制度のことです。『Lincoln abolished slavery.(リンカーンは奴隷制を廃止した)』のように歴史の文脈でよく使われます。
Q. slavery と slave の違いは?
slavery は不可算名詞で「奴隷制度」や「奴隷の身分」という概念・状態を指します。一方の slave は可算名詞で、「奴隷として扱われている人」そのものを指します。『He was a slave.』のように使います。
Q. 現代でも slavery という言葉は使いますか?
はい、比喩的・現代的な文脈で頻繁に使われます。人身売買や過酷な強制労働を指して『modern slavery(現代の奴隷制度)』と呼んだり、仕事の過酷さを嘆いて『This job is pure slavery.』と表現したりします。
Q. wage slavery とはどういう意味ですか?
生きていくために賃金労働に完全に依存し、実質的に自由がない状態を批判する言葉です。『He escaped wage slavery by starting a business.(彼は起業して賃金奴隷から抜け出した)』のように使います。
Q. slavery とよく一緒に使われる動詞は?
制度を「廃止する」という意味の abolish が最も代表的です。『Many countries abolished slavery in the 19th century.(多くの国が19世紀に奴隷制を廃止した)』のように、歴史や人権の話題で頻出します。
CHECK QUIZ
Q: 「彼は奴隷のように働かされた」の正しい表現は?
Q: 「多くの国が奴隷制を『廃止した』」の自然な動詞は?
Q: 「wage slavery」が批判している現代の状況とは?