sinister
- (形)邪悪な、悪意のある
- (形)不吉な、縁起の悪い
発音のコツ
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sinister は最初の「sín」にアクセントを置きます。母音の「ɪ」は日本語の「イ」より口をリラックスさせ、「エ」に近い短い音で発音してください。続く「is-ter」は力を抜き、最後の「ter」は舌を丸めながら曖昧な「ər」の音を出します。「シニスター」と平坦なカタカナ読みにならず、最初を強く短く発音するのがコツです。
活用形
- 比較級
- sinisterer
- 稀な形。通常は more sinister を用いる
- 最上級
- sinisterest
- 稀な形。通常は most sinister を用いる
コアイメージ
何か悪いことや恐ろしいことが起こりそうな不吉な気配がコアイメージです。人や場所に対して、背筋が凍るような邪悪さや危険な雰囲気を感じる時に使います。
sinisterの意味・例文
形容詞
邪悪な、悪意のある
Seeming evil or dangerous; showing an evil intention.
He gave me a sinister smile that sent shivers down my spine.
彼は背筋が凍るような邪悪な笑みを私に向けました。
人の表情や態度に悪意が含まれていることを強調します。
The police uncovered a sinister plot to overthrow the government.
警察は政府転覆を企てる邪悪な陰謀を暴きました。
a sinister plot(邪悪な陰謀)はニュースで頻出する表現です。
There is a sinister side to this new technology.
この新技術には恐ろしい側面があります。
物事の裏に潜む悪影響や危険性を指摘する際に適しています。
不吉な、縁起の悪い
Making you feel that something bad will happen; ominous.
The old abandoned castle had a sinister atmosphere.
その古く見捨てられた城には不吉な雰囲気が漂っていました。
場所や空間の気味が悪い気配を表す時によく使います。
The dark clouds look very sinister today.
今日の暗い雲はとても不吉に見えます。
天候や風景から悪い予感を感じ取った時に使えます。
His sudden disappearance was a sinister development.
彼の突然の失踪は不吉な展開でした。
状況が悪い方向へ進んでいることを示唆します。
語源
sinister はラテン語の sinister(左の、左側の)に由来します。古代ローマの占いでは、左側から現れる鳥が不吉な兆候とされたため、「左」という本来の意味から「不吉な」「邪悪な」という意味へと発展しました。同じ語源から派生した英単語に、両利きを意味する ambidextrous の対義語 ambisinister(両手とも不器用な)があります。
派生語・ファミリー
sinisterの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
sinister は背筋が凍るような悪意や危険な気配を、ominous は悪いことが起こりそうな不吉な兆候を、evil は道徳的に完全に間違っている純粋な悪を表します。
よくある間違い
× The broken window is sinister. ○ The broken window is a bad sign. → sinister は悪意を伴うため、単なる不運や悪い出来事には使いません。
× He made a sinister mistake. ○ He made a terrible mistake. → sinister は「悪意のある」という意味なので、意図的でない失敗には使えません。
コラム
豆知識
語源の面白エピソードとして、ラテン語の sinister(左)が挙げられます。古代ローマの占い師は南を向いて占いを行いましたが、東(左側)から昇る太陽を吉兆とするギリシャの占いが混ざり、解釈が複雑になりました。現在では左という意味は消え、完全に「邪悪な」「不吉な」という意味だけが残っています。
リアルな使われ方
日常会話では、何かの裏に隠された悪意を疑う時に a sinister motive(邪悪な動機)という表現を使います。例えば、親切すぎる人に対して「何か裏があるのでは?」と感じた時に、ネイティブはこのフレーズを使って警戒心を表します。サスペンスドラマなどでも頻繁に耳にする実用的な表現です。
映画・音楽での使われ方
2012 年の大ヒットホラー映画『フッテージ(原題:Sinister)』は、この単語の恐ろしさを体現した作品です。家族が引っ越した家で不吉な映像(フッテージ)を見つけるというストーリーで、タイトル自体が観客に「邪悪なものが迫っている」という恐怖感を与えます。単語の持つ気味の悪さがよく分かります。
イディオム・定型句
不名誉の烙印、私生児のしるし
“The scandal left a bar sinister on his reputation.”
不吉な意味合いを帯びる
“His silence took on a sinister meaning.”
不吉な響きがある
“The urgent warning had a sinister ring to it.”
sinisterを使った会話例
週末のカフェで、友人と映画について
Did you watch the new thriller movie last night?
Yes, I did. The villain had a truly sinister motive.
I agree. Even his calm voice had a sinister ring to it.
It was so creepy. I felt like something bad was going to happen.
The whole town had an ominous atmosphere from the beginning.
Exactly. I couldn't sleep well because of that sinister plot twist.
文化的背景
歴史的に、左利きは「不吉だ」「異常だ」と偏見を持たれる時代がありました。sinister が「左」から「邪悪な」という意味に変化したのも、こうした古い迷信が背景にあります。現代の英語圏では左利きへの偏見はほぼなく、英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. sinister とは?
何か悪いことや恐ろしいことが起こりそうな不吉な気配、または邪悪な性質を表す形容詞です。『He has a sinister motive.(彼には邪悪な動機がある)』のように、背筋が凍るような悪意を示す時に使います。
Q. sinister と ominous の違いは?
どちらも「不吉な」という意味ですが、sinister は人の悪意や邪悪な企みから来る不吉さに重点を置きます。一方の ominous は『ominous dark clouds(不吉な暗黒雲)』のように、悪いことが起こる自然な前兆によく使われます。
Q. sinister はどんな場面で使いますか?
映画や小説で悪役の表情を描写したり、ニュースで犯罪の隠された動機を報じたりする場面で使います。『a sinister plot(邪悪な陰謀)』は、ミステリーやサスペンスで頻出する定番の表現です。
Q. sinister をもっと日常的な言葉で言い換えると?
日常会話では creepy(気味が悪い)や scary(怖い)に言い換えられます。『a sinister smile』を『a creepy smile』とすると、よりカジュアルで身近なニュアンスになります。
Q. なぜ sinister は「左」と関係があるのですか?
古代ローマの鳥占いでは、左側から飛んでくる鳥が不吉な兆候とされていたためです。もともとラテン語で「左」を意味する言葉でしたが、時が経つにつれて『a sinister force(邪悪な力)』のように意味が変化しました。
CHECK QUIZ
Q: 「悪いことが起こりそうな暗黒雲」を表すのに最適な形容詞は?
Q: 「He has a sinister motive.」の意味は?
Q: 「その警告には不吉な響きがあった」の自然な表現は?