seldom
- (副)めったに〜ない
発音のコツ
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seldom は最初の「se」にアクセントを置き、「セ」と強くはっきりと発音します。続く「l」は舌先を上の歯の裏にしっかり当てて「ル」の音を作ります。後半の「dom」は口をあまり開けず、力を抜いた曖昧な母音で「ダァム」のように軽く添えるだけです。「セルダム」と平坦で強いカタカナ読みにならないよう、最初と最後の強弱のメリハリを意識してください。
活用形
- 比較級
- seldomer
- 非常にまれな用法で、通常は more seldom と表現します。
- 最上級
- seldomest
- 非常にまれな用法で、通常は most seldom と表現します。
コアイメージ
「頻度が非常に低く、めったに起こらないこと」がコアイメージです。否定的なニュアンスを含み、日常の習慣や出来事がほとんど発生しない事実を客観的に伝える時に使います。
seldomの意味・例文
副詞
めったに〜ない
not often; rarely
She seldom eats out because she loves cooking.
彼女は料理が好きなので、めったに外食しません。
頻度を表す副詞として、一般動詞の前に置きます。
We seldom receive complaints about this product.
この製品に関するクレームはめったに受けません。
発生頻度が極めて低いことを客観的に伝える表現です。
Seldom have I seen such a beautiful painting.
こんなに美しい絵はめったに見たことがありません。
否定語が文頭に出ると倒置が起きるフォーマルな用法です。
Such extreme weather events seldom happen in this region.
このような極端な気象現象がこの地域で起こることはめったにありません。
事実や統計に基づく頻度の低さを報道する際に適しています。
語源
古英語の「seldan(まれに)」に由来し、ゲルマン祖語の *selda-(珍しい、不思議な)が語源です。珍しくてめったに見られないという成り立ちから、現代の「めったに〜ない」という頻度の低さを表す意味に発展しました。同じ語源を持つ単語には、現在では古風な表現となった形容詞の seld(まれな)があります。
派生語・ファミリー
seldomの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
seldom は堅い響きで頻度が極めて低いことを客観的に述べ、rarely は日常的によく使われ可能性が低いことを示し、infrequently は規則性がない不定期な頻度であることを表します。
よくある間違い
× He does not seldom go there. ○ He seldom goes there. → seldom 自体に否定の意味が含まれるため、not と一緒に使うと二重否定になり不自然です。
× He goes seldom to the gym. ○ He seldom goes to the gym. → 頻度を表す副詞は、一般動詞の前、または be 動詞や助動詞の後ろに置くのが原則です。
コラム
豆知識
古英語の「seldan」に由来する seldom ですが、実は昔は形容詞としても広く使われていました。現在では「a seldom visitor(めったに来ない訪問者)」のような使い方は非常に古風で、現代英語ではほぼ副詞としてのみ機能します。長い歴史の中で品詞の役割が絞られていった興味深い単語です。
リアルな使われ方
ネイティブは、ほとんど起きないことを強調する際に seldom if ever(たとえあるにしても、めったに〜ない)という定型表現を使います。例えば「I seldom if ever drink soda.(炭酸飲料はまず飲まない)」のように、ゼロではないが限りなくそれに近いことを伝える便利なフレーズです。
映画・音楽での使われ方
イギリスのロックバンド、アークティック・モンキーズ(Arctic Monkeys)の楽曲『Mardy Bum』の歌詞には seldom が登場します。日常の些細な不満を歌った曲の中で、フォーマルな響きを持つこの単語が使われることで、歌詞のニュアンスに独特の深みとリズムを与えています。
イディオム・定型句
吠える犬はめったに噛まない(口先だけの人は行動しない)
“Do not worry about his threats; barking dogs seldom bite.”
たとえあるにしてもめったに〜ない
“I drink soda seldom if ever.”
めったに、いや全く〜ない
“He is seldom or never absent from work.”
seldomを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you see the boss this morning?
No, he seldom comes to the office on Mondays.
Really? I thought he usually came in early.
He changed his schedule. Now he works from home frequently.
I see. We rarely have team meetings on Mondays anyway.
Exactly. I will let you know if he shows up.
文化的背景
英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。ただし、現代の日常会話では rarely の方が好まれる傾向があり、seldom はニュースや書き言葉、あるいは少し改まった場面で使われることが多いフォーマルな響きを持つ単語です。
よくある質問
Q. seldom とは?
頻度が非常に低く「めったに〜ない」ことを表す副詞です。『I seldom watch TV.(私はめったにテレビを見ない)』のように、客観的な事実を述べる時に使います。
Q. seldom と rarely の違いは?
どちらも「めったに〜ない」を意味しますが、seldom の方がフォーマルで文語的な響きがあります。日常会話では『I rarely eat fast food.』のように rarely を使うのが一般的です。
Q. seldom は文のどこに置きますか?
頻度を表す他の副詞と同じく、一般動詞の前や be 動詞の後に置きます。『She is seldom late for school.(彼女はめったに学校に遅刻しない)』のように使います。
Q. seldom の倒置とは何ですか?
強調のために seldom を文頭に出すと、後ろが疑問文の語順(倒置)になります。『Seldom do we see such a talent.(こんな才能を見ることはめったにない)』というフォーマルな表現です。
Q. seldom を使った有名なことわざは?
『Barking dogs seldom bite.(吠える犬はめったに噛まない)』が有名です。口先だけで威勢のいい人は、実際には行動に移したり危害を加えたりすることは少ないという教訓を表しています。
CHECK QUIZ
Q: 「He is seldom late.」と最も近い意味になる文は?
Q: 「めったに、いや全く〜ない」を意味する強調フレーズは?
Q: 次のうち、文法的に正しい文はどれ?