say
- (動)言う、述べる
- (動)(時計や本が)示す
- (名)発言権、決定権
発音のコツ
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say は二重母音 /eɪ/ を含み、「セイ」と発音します。口を横に引きながら「エ」を発音し、滑らかに「イ」へと繋げてください。日本語の「セー」と伸ばす音にならないよう注意が必要です。また、三人称単数現在形の says は /sez/、過去形の said は /sed/ となり、二重母音ではなく短い「エ」の音に変わる点につまずきやすいので気をつけましょう。
活用形
- 三単現
- says
- 発音は /sez/ となり、短いエの音になります
- 進行形(-ing)
- saying
- 過去形
- said
- 発音は /sed/ となり、短いエの音になります
- 過去分詞
- said
- 過去形と同形で、発音も /sed/ となります
コアイメージ
言葉そのものを口に出して表現することがコアイメージです。自分の考えや情報を言葉にして相手に伝えたい時に使います。
sayの意味・例文
動詞
言う、述べる
To speak words to express a thought or feeling.
She said goodbye to her friends.
彼女は友達にさよならと言いました。
発言の内容そのものに焦点を当てます。
The manager said that the meeting was canceled.
マネージャーは会議が中止になったと言いました。
that 節を使って発言の具体的内容を伝えます。
What did you say?
何て言ったの?
相手の言葉を聞き返す時の定番フレーズです。
(時計や本が)示す
To give information in writing or numbers.
The clock says it is noon.
時計は正午を指しています。
文字盤や計器が情報を「言う」と見立てます。
The textbook says that water boils at 100 degrees.
教科書には水は100度で沸騰すると書いてあります。
書物に書かれている内容を引用する際に使います。
The sign says no parking.
標識には駐車禁止と書いてあります。
掲示物や標識の指示を伝える時に便利です。
名詞
発言権、決定権
The right to express an opinion or make a decision.
I have no say in this matter.
私にはこの件に関する決定権がありません。
決定に対する影響力や発言権を表します。
Everyone should have a say.
誰もが意見を言う権利を持つべきです。
have a say で「発言権がある」という定型表現になります。
The citizens want a greater say in local government.
市民は地方自治においてより大きな発言権を求めています。
政治や組織における影響力を示します。
語源
say は古英語の secgan(言う、話す)に由来しています。さらに遡ると、インド・ヨーロッパ祖語の *sek-(指し示す、気付かせる)という語根に行き着きます。言葉を使って相手の注意を引き、物事を指し示すという成り立ちから、現在の「言う」という意味に発展しました。同じ語根を持つ関連語には、目で対象を指し示すことから see(見る)があります。
派生語・ファミリー
sayの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
say は言葉そのものを口に出し、tell は相手に具体的な情報を伝え、speak は言語を話したり音声を発したりすることに焦点を当てます。
よくある間違い
× He said me the story. ○ He told me the story. → say は言葉を口に出すことに焦点があり、情報を伝える相手を直接目的語にできません。
× I want to say about the new project. ○ I want to talk about the new project. → say は発言内容を直接目的語に取ります。〜について話し合う場合は talk を使います。
コラム
豆知識
日本語の「言う」に相当する say ですが、実は「歌う」という意味合いで使われることもありました。古い英語の詩や文献では、吟遊詩人が物語を「語る・歌う」行為を say で表現しており、言葉を音に乗せて届けるという本質が伺えます。
リアルな使われ方
ネイティブは相手の発言に強く同意する時、You can say that again!(全くその通り!)というフレーズをよく使います。「もう一度言ってもいいくらい正しい」という意味から派生した、日常会話で非常に便利な相槌の表現です。
映画・音楽での使われ方
2008年のコメディ映画『イエスマン “YES”は人生のパスワード(Yes Man)』では、主人公が何事にも「Yes」と say する(言う)ことで人生が変わっていく様子が描かれています。言葉を口に出すことの力強さと影響力が分かる作品です。
イディオム・定型句
言うは易く行うは難し
“Changing careers is easier said than done.”
言うまでもなく
“Needless to say, he was late again.”
控えめに言っても
“The food was terrible, to say the least.”
sayを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
The manager said we need to finish the report by tomorrow.
Really? He did not tell me anything about that.
Yes, the email says the deadline is strictly Tuesday.
That is impossible, to say the least. We need more time.
I agree, but we have no say in the schedule.
I will speak to him directly and ask for an extension.
文化的背景
英語圏では自分の意見を明確に言葉にして伝える(say what you mean)ことが非常に重視されます。空気を読んで察し合う文化よりも、はっきりと口に出して表現することが信頼関係の構築に繋がります。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. say とは?
言葉そのものを口に出して表現することです。『He said that he was tired.(彼は疲れたと言った)』のように、自分の考えや情報を言葉にして伝える時に使います。
Q. says の発音はどうなりますか?
三人称単数現在形の says は「セイズ」ではなく「セズ(/sez/)」と発音します。『He says he is busy.(彼は忙しいと言っている)』のように、短く発音するのが自然です。
Q. say の後ろに「人」を置くことはできますか?
直接置くことはできず、前置詞の to が必要です。『She said to me that she would come.(彼女は来ると私に言った)』のように、say to 人 の形を必ず守りましょう。
Q. 時計や看板に対して say を使うことはありますか?
はい、文字盤や掲示物が情報を示す時にも使います。『The clock says 3:00.(時計は3時を指している)』のように、物が言葉を発していると見立てる表現です。
Q. needless to say とはどういう意味ですか?
「言うまでもなく」「もちろん」という意味の定型フレーズです。『Needless to say, health is important.(言うまでもなく、健康は大切だ)』のように、文頭に置いて使われます。
CHECK QUIZ
Q: 「私に真実を話して」の自然な表現は?
Q: 「The thermometer says 30 degrees.」の意味は?
Q: 「彼にはこの件に関する決定権がない」の自然な表現は?