saint
- (名)聖人、聖徒
- (名)聖人のような人
発音のコツ
▶ 表示する▼ 閉じる
saint の発音は /seɪnt/ です。二重母音の「ei」に注意して、「セイント」と平坦に読まず、「エ」をはっきりと発音しながら「イ」へ滑らかに移行します。最後の「nt」は舌先を上前歯の裏につけて鼻から息を抜き、そのまま軽く「t」を弾くように発音します。後ろに母音が続かない限り、「ト」と母音を入れないように注意しましょう。
活用形
- 複数形
- saints
コアイメージ
宗教的に聖なる存在や、並外れて善良で忍耐強い人がコアイメージです。自己犠牲を払って他者を助けるような、非常に道徳的な人を称賛する時に使います。
saintの意味・例文
名詞
聖人、聖徒
A person formally recognized by the Christian Church as being very holy.
Saint Valentine is known as the patron saint of lovers.
聖バレンタインは恋人たちの守護聖人として知られています。
patron saint で「守護聖人」を意味します。
The Pope canonized two new saints at the Vatican today.
ローマ教皇は本日、バチカンで新たに2人を聖人に列しました。
canonize(列聖する)という動詞と一緒によく使われます。
We visited a church dedicated to Saint Patrick.
私たちは聖パトリックに捧げられた教会を訪れました。
St. と略して人名や地名に冠されることが多いです。
聖人のような人
A very good, kind, or patient person.
My mother is a saint for putting up with me.
私に我慢してくれるなんて、母は聖人のような人です。
並外れて忍耐強く優しい人を称賛する比喩表現です。
You are an absolute saint for helping me with this project.
このプロジェクトを手伝ってくれるなんて、あなたは本当に慈悲深い人です。
困難な時に助けてくれた相手への深い感謝を表します。
He has the patience of a saint to work with kids all day.
一日中子供の相手をするなんて、彼は聖人のような忍耐力を持っています。
have the patience of a saint は定番の表現です。
語源
ラテン語の sanctus(聖なる、清められた)が語源です。キリスト教において聖なるものと認められた「聖人」を指すようになり、そこから日常会話でも「並外れて善良で忍耐強い人」を比喩的に表す意味へと発展しました。同じく「聖なる」を意味する語根 sanct- を持つ関連語には、sanctuary(聖域・避難所)があります。
派生語・ファミリー
saintの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
saint は並外れて善良で忍耐強い人を、martyr は信念や信仰のために苦痛を受ける人を、hero は勇気ある行動で偉業を成し遂げた人を指します。
よくある間違い
× He is a completely saint. ○ He is an absolute saint. → saint は名詞なので、程度を強調する際は completely などの副詞ではなく absolute などの形容詞を使います。
× You are like a saint person. ○ You are like a saint. → saint だけで「聖人のような人」という意味を持つため、後ろに person を付けると不自然になります。
コラム
豆知識
都市名や地名には saint に由来するものが世界中に数多く存在します。例えば、アメリカのサンフランシスコ(San Francisco)は聖フランシスコ、サンディエゴ(San Diego)は聖ディエゴにちなんでいます。英語圏では St. と略され、St. Louis(セントルイス)などが有名です。
リアルな使われ方
ネイティブは、誰かに大きな恩を受けた時に「You are a saint!(あなたは本当に優しい人ですね!)」と表現します。日本語の「仏のように優しい」に近いニュアンスで、ビジネスでも助けてくれた同僚に対して感謝を伝える際によく使われる生きたフレーズです。
映画・音楽での使われ方
1992年の映画『天使にラブ・ソングを…(Sister Act)』の舞台となったのは、聖カタリナ修道院(St. Katherine's Convent)です。また、有名なジャズの定番曲『聖者の行進(When the Saints Go Marching In)』でも、天国へ向かう聖人たちの姿が歌われています。
イディオム・定型句
外では愛想が良いが家では威張る人
“He is a saint abroad and a devil at home.”
果てしない忍耐力を持つ
“You need to have the patience of a saint to be a teacher.”
欠点のない聖人君子ではない
“I am no plaster saint, so I make mistakes too.”
saintを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Can you believe John stayed until midnight to fix the server?
I know. He is an absolute saint for helping us out.
I would have lost my temper. He really has the patience of a saint.
We definitely owe him one. Maybe we should buy him lunch?
Good idea. But remember, he is no saint. He might ask for an expensive steak!
Haha, true. Let's hope he doesn't act like a villain today.
文化的背景
キリスト教文化圏では、カトリックや正教会などで公式に認められた「聖人」は信仰の対象として極めて重要な存在です。一方で現代の日常会話では、宗教的な背景に関係なく、困っている時に助けてくれた相手を「You're a saint!」と大げさに褒め称える表現として英米問わず広く使われます。
よくある質問
Q. saint とは?
キリスト教の聖人や、並外れて善良で忍耐強い人を指す名詞です。『My wife is a saint.(妻は聖人のような人だ)』のように、日常会話では深い感謝や称賛を込めて使われます。
Q. 人名についている St. はどう発音しますか?
St. は saint の略記であり、発音もそのまま /seɪnt/ と読みます。『St. Peter's Basilica(サン・ピエトロ大聖堂)』のように、教会や都市の名前に冠されることが非常に多いです。
Q. saint と angel の使い分けは?
どちらも「とても良い人」を例える時に使いますが、saint は忍耐力や自己犠牲に焦点が当たり、angel は優しさや愛らしさに焦点が当たります。『You're an angel.』は軽い感謝にも使えます。
Q. 「気が長い」を saint で表現できますか?
はい、『have the patience of a saint』という定番のイディオムがあります。『She has the patience of a saint.』のように、普通では耐えられないような状況でも怒らない人を褒める時に使います。
Q. 宗教に関係なくても saint は使えますか?
もちろん使えます。現代の日常会話では、宗教的な意味合いを持たずに「とても親切な人」を指す比喩として頻繁に登場します。『He is no saint.(彼は非の打ち所がない善人ではない)』のように否定形でもよく使われます。
CHECK QUIZ
Q: 「信念のために命を落とした人」を表すのに最適な名詞は?
Q: 相手の非常に気が長い性格を褒める定番フレーズは?
Q: 「He is no saint.」が表す意味として最も適切なのは?