resilience
- (名)回復力、立ち直る力
- (名)弾力性、復元力
発音のコツ
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resilience は第 2 音節の「zɪ」にアクセントを置きます。最初の「r」は舌を上顎につけず「ル」の口の構えから始め、「zɪ」は息を摩擦させて濁らせながら短く「イ」と発音します。後半の「liəns」は力を抜いて曖昧に繋げ、最後の「s」は息だけで「ス」と抜くように発音するときれいに聞こえます。
活用形
- 複数形
- resiliences
- 通常は不可算名詞ですが、複数の種類を指す場合は複数形になります
コアイメージ
困難や衝撃から跳ね返り、元の状態に回復する力がコアイメージです。逆境から立ち直る精神力や、物質の弾力性について語る時に使います。
resilienceの意味・例文
名詞
回復力、立ち直る力
The capacity to withstand or to recover quickly from difficulties.
Children often show remarkable resilience after a traumatic event.
子どもたちはトラウマになる出来事の後でも、しばしば驚くべき回復力を見せます。
精神的な打撃から立ち直る強さを表す際によく使われます。
Building psychological resilience is important for business leaders.
心理的な回復力を高めることは、ビジネスリーダーにとって重要です。
ストレスの多い環境に適応する能力を指します。
The citizens demonstrated great resilience during the economic crisis.
市民たちは経済危機の最中に素晴らしい回復力を示しました。
集団や社会が危機を乗り越える力としても使われます。
弾力性、復元力
The ability of a substance or object to spring back into shape.
Nylon is known for its high resilience and durability.
ナイロンは高い弾力性と耐久性で知られています。
物質が変形した後に元に戻る性質を表現します。
The coral reef has lost its resilience to rising temperatures.
そのサンゴ礁は温度上昇に対する復元力を失ってしまいました。
生態系が環境変化から回復する能力を指す場合にも使います。
We must improve the resilience of our supply chain.
私たちはサプライチェーンの復元力を向上させなければなりません。
システムやネットワークが障害から復旧する力も表せます。
語源
resilience は接頭辞 re-(後ろへ、再び)と salire(跳ぶ)に由来するラテン語 resilire が語源です。「跳ね返る」という元の意味から、物質が元の形に戻る弾力性や、人が困難から立ち直る心理的な回復力へと意味が発展しました。同じ salire(跳ぶ)を語根に持つ関連語には、assault(飛びかかる→襲撃する)があります。
派生語・ファミリー
resilienceの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
resilience はダメージから元の状態に回復する力、toughness はダメージそのものを跳ね返す頑丈さ、durability は長期間の使用や摩耗に耐える耐久性を表します。
“The community showed great resilience after the disaster.”
→ ダメージから立ち直り、元の状態に戻ろうとする柔軟な強さのニュアンスです。
“Mental toughness is essential for professional athletes.”
→ 困難やプレッシャーそのものをはね返す、硬く強い精神力のニュアンスです。
よくある間違い
× She showed a great resilience. ○ She showed great resilience. → resilience は形のない概念を表す不可算名詞なので、不定冠詞 a を付けるのは誤りです。
× You need resilience for stress. ○ You need resilience to stress. → 「〜に対する回復力」と言う場合、前置詞は for ではなく to や against を使うのが自然です。
コラム
豆知識
もともと resilience は、ゴムやバネなどの物質が曲げられた後に元の形に戻る「弾力性」を指す物理学の用語でした。そこから派生し、現代では人間がストレスやトラウマから立ち直る「精神的・心理的な回復力」という意味で広く使われるようになりました。
リアルな使われ方
ビジネスシーンでは、危機的な状況下でも事業を継続・復旧させる能力を指して使われます。特に「supply chain resilience(供給網の回復力)」や「cyber resilience(サイバー攻撃への耐性)」といった定型フレーズは、ニュースや会議で頻繁に登場します。
映画・音楽での使われ方
Facebook(現 Meta)の元 COO であるシェリル・サンドバーグは、夫の突然の死から立ち直る過程を描いた著書『Option B: Facing Adversity, Building Resilience, and Finding Joy』の中で、この言葉をテーマにしています。
イディオム・定型句
回復力を養う、復元力を高める
“We must build resilience against future crises.”
(人や組織の)回復力を試す
“The sudden disaster will test our resilience.”
resilienceを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you hear that our main supplier went bankrupt?
Yes. It is a huge blow, but it will test our team's resilience.
Exactly. We need to bounce back and find a new partner quickly.
I agree. The company's resilience depends on how fast we adapt.
We should also improve the durability of our future contracts.
Good idea. Let's schedule a meeting to discuss our next steps.
文化的背景
近年、心理学やビジネス、気候変動への対策など、幅広い分野で「レジリエンス」という概念が非常に重視されています。予測困難な時代を生き抜くための重要なキーワードとなっており、英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. resilience とは?
困難や衝撃から立ち直り、元の状態に回復する力のことです。『She showed remarkable resilience.(彼女は驚くべき回復力を見せた)』のように、精神的な強さを表す際によく使われます。
Q. resilience と toughness の違いは?
resilience が「ダメージを受けてから元に戻る柔軟な強さ」であるのに対し、toughness は「そもそもダメージを受け付けない硬い強さ」を表します。『mental toughness(精神的なたくましさ)』は打たれ強さを指します。
Q. ビジネスで resilience はどう使われますか?
組織やシステムが危機から立ち直る力を指す言葉として頻出します。『We need to improve our supply chain resilience.(サプライチェーンの回復力を高める必要がある)』のように使います。
Q. resilience の形容詞形は何ですか?
形容詞形は resilient(回復力のある、立ち直りの早い)です。『He is a highly resilient person.(彼は非常に回復力のある人だ)』のように、人や組織の性質を修飾する際に使います。
Q. resilience を動詞で言い換えると?
「bounce back(跳ね返る、立ち直る)」という句動詞がよく似た意味を持ちます。『She will bounce back quickly.(彼女はすぐに立ち直るだろう)』のように、日常会話で好まれる表現です。
CHECK QUIZ
Q: 「長期間の使用に耐える素材の耐久性」を表すのに適した名詞は?
Q: 「ストレスに対する回復力」の自然な表現は?
Q: 「彼は困難な状況でも非常に回復力がある」の空欄に入る語は?He is highly ( ) in difficult situations.