rather

  • ()むしろ〜したい
  • ()〜ではなくてむしろ
  • ()かなり、いくぶん
  • ()正確に言えば
UK/ˈræðər/

発音のコツ

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rather は最初の母音「æ」が重要です。口を横に引きながら「ア」と「エ」の中間の音を出します。続く「th」は有声音の「ð」なので、舌先を上の前歯の裏に軽く当て、隙間から声を摩擦させて出します。イギリス英語では「rɑːðə」となり、「アー」と口を縦に開く発音になるため、地域による違いに注意しましょう。

活用形

最上級
rathest
古語・方言(現代ではほとんど使われません)

コアイメージ

2つの選択肢を比べて一方を優先すること、または基準より程度が少し上回ることがコアイメージです。好みを伝えて「むしろ〜したい」と言う時や、予想に反して「かなり〜だ」と程度を強調する時に使います。

ratherの意味・例文

副詞

むしろ〜したい

Used to indicate one's preference in a particular matter.

日常会話

I would rather stay home than go out tonight.

今夜は外出するよりむしろ家にいたいです。

would rather の形で好みを伝える最も一般的な用法です。

ビジネス

We would rather postpone the meeting until next week.

私たちはむしろ会議を来週に延期したいと考えています。

相手に婉曲的に希望を伝える際にも役立ちます。

SNS・カジュアル

I'd rather watch a movie on the sofa.

むしろソファで映画を見たいな。

I would は I'd と省略されることがよくあります。

〜ではなくてむしろ

Used to indicate that something is true instead of something else.

アカデミック

The issue is psychological rather than physical.

その問題は身体的というよりはむしろ心理的なものです。

A rather than B で「BよりむしろA」と対比させます。

ビジネス

We should focus on quality rather than quantity.

私たちは量よりもむしろ質に焦点を当てるべきです。

方針や優先順位を明確にする時に適しています。

ニュース

The government decided to cut taxes rather than increase them.

政府は増税するのではなく、むしろ減税することを決定しました。

事実を比較して、どちらが選ばれたかを強調します。

かなり、いくぶん

To a certain or significant extent or degree.

日常会話

It is actually a rather good idea.

それは実はかなり良いアイデアです。

予想以上に程度が高いことを表す際に使われます。

アカデミック

The results of the experiment were rather surprising.

その実験の結果はかなり驚くべきものでした。

客観的な事実に対して少し主観的な驚きを加えます。

フォーマル

I found his behavior rather inappropriate for the occasion.

彼の振る舞いはその場にいくぶん不適切だと感じました。

直接的な批判を避け、少し柔らかく伝える効果があります。

正確に言えば

Used to specify or correct something that has just been said.

日常会話

She is my friend, or rather, my best friend.

彼女は私の友人、正確に言えば親友です。

or rather の形で、直前の発言を言い直す時に使います。

ビジネス

We will arrive late, or rather, we won't arrive at all.

私たちは遅れて到着します、というより全く到着しません。

より正確な状況を付け加える際に便利です。

口語・スラング

I was angry, or rather, absolutely furious.

私は怒っていた、というより完全に激怒していたよ。

感情の度合いを後から強めて表現することができます。

語源

rather は古英語で「早く」「すぐに」を意味する hrathe の比較級 hrathor(より早く)から成り立っています。「より早く行動する」という成り立ちから、「より好んで」「むしろ〜したい」という選択や好みを表す意味に発展しました。同じ hrathe(早い)の語根を持つ関連語には、rash(軽率な、性急な)があります。

派生語・ファミリー

形容詞rath

ratherの使い方

よく使う組み合わせ

would rather (〜するほうがよい)rather than (〜よりもむしろ)or rather (正確に言えば)rather good (かなり良い)much rather (喜んで〜する)

使い分け

rather は予想に反して程度が高いことや好みを表し、somewhat は客観的に「多少」を示す堅い表現で、quite は「完全に」または「かなり」と程度が比較的高いことを表します。

It is rather cold today.

話し手の予想や基準を超えてかなり寒いというニュアンスです。

The price is somewhat higher than expected.

客観的に見ていくぶん高いという事実を伝える堅いニュアンスです。

She is quite good at playing the piano.

予想以上に上手である、または完全に上手だというニュアンスです。

よくある間違い

× I would rather to stay home. ○ I would rather stay home. → would rather の後は to 不定詞ではなく、動詞の原形を直接置きます。

× I decided to walk rather than taking a bus. ○ I decided to walk rather than take a bus. → rather than の前後は文法的に同じ形(この場合は動詞の原形)を揃えます。

コラム

豆知識

rather は古英語で「早く」を意味する hrathe の比較級に由来します。「より早く」が転じて「より優先して」「むしろ〜したい」という意味へと変化しました。現在でも「遅かれ早かれ」を意味する sooner or later と似た感覚が、語源の中に隠れています。

リアルな使われ方

ネイティブは相手が面倒なことを引き受けた時、冗談めかして Rather you than me! と言います。直訳すると「私よりむしろあなたで」となり、「私じゃなくてよかった、ご愁傷様」という同情や安堵を伝える日常的な決まり文句です。

映画・音楽での使われ方

2004年の映画『オペラ座の怪人』の挿入歌「All I Ask of You」では、クリスティーヌが "I'd rather be with you"(むしろあなたと一緒にいたい)と歌います。would rather を使って、強い愛情と選択の意志を表現するロマンチックなフレーズです。

イディオム・定型句

定型句would rather A than B

BするくらいならAしたい

I would rather die than surrender.

定型句or rather

正確に言えば、というより

He is lazy, or rather, completely unmotivated.

イディオムrather you than me

私じゃなくてよかった

You have to work this weekend? Rather you than me!

ratherを使った会話例

週末の予定について、友人と

A

Would you like to eat out tonight?

B

I would rather cook at home than go out to a restaurant.

A

That sounds good. We have some vegetables, or rather, just a few carrots.

B

That is a rather small amount for dinner. Should I buy more?

A

Yes, please. I would rather not go to the supermarket myself.

B

No problem. I will go instead.

文化的背景

イギリス英語では rather を「かなり」「随分」という意味で頻繁に使い、やや上品でフォーマルな響きを持ちます。一方アメリカ英語では、would rather や rather than のような、比較や選択を表す用法が中心として使われる傾向があります。

よくある質問

Q. rather とは?

2つの選択肢から一方を好んで選ぶことや、程度が「かなり」であることを表す副詞です。『I would rather stay here.(むしろここにいたい)』のように使います。

Q. rather than はどのように使いますか?

「〜ではなくてむしろ」と対比を表す時に使います。『I drink tea rather than coffee.(コーヒーよりお茶を飲みます)』のように、好むものを前に、避けるものを後ろに置きます。

Q. rather と quite の違いは?

どちらも「かなり」という意味ですが、quite は肯定的な文脈でよく使われ、rather は予想外のことや少し否定的な文脈で使われやすい傾向があります。『It is rather expensive.』のように使います。

Q. would rather の否定形はどう作りますか?

rather の直後に not を置きます。『I would rather not talk about it.(その話はむしろしたくありません)』のように、動詞の原形の前に not を配置するのが正しい語法です。

Q. or rather はどんな場面で使いますか?

自分が直前に言った内容を訂正し、より正確な表現に言い直す時に使います。『He is a friend, or rather, an acquaintance.(彼は友人、というより知人です)』のように日常会話で便利です。

CHECK QUIZ

Q: 「その映画は完全に傑作だ」と肯定的に強調するのに最適な副詞は?

Q: 「むしろ今日は働きたくない」の自然な表現は?

Q: 「She is a singer, or rather, an actress.」の意味は?