racism

  • ()人種差別、人種的偏見
UK/ˈreɪˌsɪzəm/

発音のコツ

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racism の発音は /ˈreɪsɪzəm/ です。最初の「ra」は「レイ」と二重母音でしっかり発音し、平坦な「レ」にならないよう注意します。続く「ci」は「スィ」と摩擦音を出し、「sm」は母音をほとんど入れずに「ズァム」のように曖昧に響かせます。最初の「レ」にアクセントを置いて一気に発音しましょう。

活用形

複数形
racisms
学術的な文脈で複数の差別形態を指す場合

コアイメージ

特定の人種が他の人種より優れている、あるいは劣っているという偏見や不当な扱いがコアイメージです。人種に基づく差別的な言動や社会的な不平等を議論する時に使います。

racismの意味・例文

名詞

不可算

人種差別、人種的偏見

Unfair treatment of people because they belong to a different race.

ニュース

The government promised to tackle systemic racism.

政府は構造的な人種差別に取り組むと約束しました。

systemic racism(構造的人種差別)は社会問題の議論で頻出します。

アカデミック

The sociology course explores the history of racism in the country.

その社会学のコースでは、この国における人種差別の歴史を探求します。

歴史や社会構造の文脈で学術的によく扱われます。

日常会話

We must stand together against all forms of racism.

私たちはあらゆる形態の人種差別に対して共に立ち向かわなければなりません。

stand against(〜に反対して立ち上がる)とよく結びつきます。

SNS・カジュアル

There is no place for racism in sports.

スポーツにおいて人種差別の居場所はありません。

no place for(〜の居場所はない=許されない)という強い拒絶を表します。

語源

racism は、race(人種)と接尾辞 -ism(主義、思想)から成り立っています。特定の血統や人種が他よりも優位である、あるいは劣っているとみなす思想から、現在の「人種差別」という意味に発展しました。同じ -ism(〜主義、〜差別)を持つ関連語には、sexism(性差別)があります。

派生語・ファミリー

名詞racist
形容詞racist
形容詞racial

racismの使い方

よく使う組み合わせ

systemic racism (構造的人種差別)combat racism (人種差別と闘う)experience racism (人種差別を経験する)a victim of racism (人種差別の被害者)casual racism (無自覚な人種差別)

使い分け

racism は人種に基づく差別に特化し、discrimination は性別や年齢などを含む不当な扱い全般を指し、prejudice は行動を伴わない心の中の偏見や先入観を表します。

The organization aims to eliminate racism.

人種に起因する差別や優劣の思想に焦点を当てています。

The law prohibits discrimination based on gender.

性別や年齢、障害などに対する不当な扱い全般を指します。

We need to overcome our unconscious prejudice.

実際の行動に出る前の、心の中にある思い込みや偏見を表します。

よくある間違い

× He is a racism. ○ He is a racist. → racism は概念を指します。人に対しては racist を使います。

× The racism against women is bad. ○ The discrimination against women is bad. → racism は人種限定です。他の差別は discrimination と言います。

コラム

豆知識

racism という言葉が広く使われるようになったのは、1930年代のナチス・ドイツの政策に対する批判からだと言われています。それ以前は「人種的偏見(racial prejudice)」という表現が一般的でした。歴史的な悲劇を繰り返さないための強い戒めが込められた言葉です。

リアルな使われ方

ネイティブの日常会話やSNSでは、悪意がなくても無意識に相手を傷つけてしまう言動を casual racism(無自覚な人種差別)と呼びます。マイクロアグレッション(小さな攻撃性)とも関連し、現代の社会問題として頻繁に議論されるテーマです。

映画・音楽での使われ方

2004年の映画『クラッシュ(Crash)』は、ロサンゼルスを舞台に様々な人種の人々が交差する群像劇です。この作品は、誰もが心の中に抱えうる偏見や racism の複雑さをリアルに描き、アカデミー賞作品賞を受賞しました。

イディオム・定型句

定型句institutional racism

制度的・構造的な人種差別

Institutional racism affects many minority groups.

定型句reverse racism

逆人種差別

He claimed he was a victim of reverse racism.

racismを使った会話例

大学のカフェテリアで、社会学の授業の後に

A

Did you understand the lecture on systemic racism today?

B

Yes, it was very interesting. It is different from individual prejudice.

A

Exactly. It focuses on how institutions create inequality.

B

I didn't realize how much racism still affects our daily lives.

A

It is a hidden form of discrimination that is hard to see.

B

We definitely need to talk more about these issues.

文化的背景

多民族国家であるアメリカやイギリスなどでは、racism は非常に敏感で重要なテーマです。企業や学校でも差別をなくすための教育が徹底されており、不用意な発言は深刻な結果を招きます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。

よくある質問

Q. racism とは?

人種に基づく偏見や不当な扱いのことです。『We must fight against racism.(私たちは人種差別と闘わなければならない)』のように、社会問題の文脈でよく使われます。

Q. racism と discrimination の違いは?

racism は「人種」に対する差別に特化しています。一方の discrimination は『gender discrimination(性差別)』のように、性別や年齢を含めた不当な扱い全般を指します。

Q. racism は日常会話でも使いますか?

はい、ニュースだけでなく日常の不当な扱いについて話す時にも使われます。『She experienced casual racism.(彼女は無自覚な人種差別を受けた)』のように表現できます。

Q. 人を指して「人種差別主義者」と言うには?

racist という名詞を使います。『He was criticized for being a racist.(彼は人種差別主義者であると批判された)』のように、人やその態度を非難する際に用います。

Q. systemic racism とはどういう意味ですか?

法律や雇用などの社会構造に根付いている人種差別のことです。『Systemic racism is deeply rooted in society.(構造的人種差別は社会に深く根付いている)』のように表現します。

CHECK QUIZ

Q: 女性に対する不当な扱いである「性差別」を指す自然な表現は?

Q: 「彼は人種差別主義者だ」と人を非難する際に適切な単語は?

Q: 法律や社会構造に組み込まれた差別を指す「構造的人種差別」の表現は?