ought

  • ()〜すべきである
  • ()〜するはずだ
UK/ɔt/

発音のコツ

▶ 表示する

ought の母音は「オー」と長く伸ばす /ɔː/ の音です。口を縦に大きく開け、喉の奥から声を出すように「オー」と発音します。続く /t/ は舌先を上の歯茎の裏に当てて短く息を破裂させます。「アウト」のようなカタカナ発音にならないよう、しっかり唇を丸めて縦に開くことを意識してください。

活用形

三単現
ought
三人称単数でも s は付きません
過去形
ought
形は不変。過去の意味は ought to have pp で表します

コアイメージ

客観的な事実や道徳的な基準から見て、そうするのが当然・適切であることがコアイメージです。自分の意見というより、世間一般の常識に照らして「〜すべきだ」と助言する時に使います。

oughtの意味・例文

動詞

〜すべきである

Used to indicate duty or correctness.

日常会話

You ought to see a doctor about that cough.

その咳については医者に診てもらうべきです。

体調を気遣って客観的に助言する定番の表現です。

ビジネス

We ought to reply to this email immediately.

私たちはこのメールにすぐ返信するべきです。

業務上の当然の義務や対応を示す際に使います。

フォーマル

Everyone ought to respect the rules of the community.

誰もが地域のルールを尊重すべきです。

道徳的・社会的な規範について述べる時に適しています。

〜するはずだ

Used to indicate something that is probable.

日常会話

The train ought to arrive in five minutes.

電車は5分後に到着するはずです。

状況やダイヤから考えて当然そうなるという予想です。

ビジネス

Our new product ought to sell well this season.

当社の新製品は今シーズンよく売れるはずです。

データや状況に基づく合理的な見込みを表します。

SNS・カジュアル

This puzzle ought to be easy for you.

このパズルはあなたにとって簡単なはずです。

相手の能力からして当然できるだろうという推測です。

語源

ought は動詞 owe(借りがある、義務がある)の過去形として使われていた言葉が語源です。時間とともに「義務がある」という過去の事実から独立し、現在における「〜する義務がある、〜すべきだ」という道徳的・客観的な意味へと発展しました。同じ語源を持つ関連語には、当然 owe があります。

派生語・ファミリー

動詞owe

oughtの使い方

よく使う組み合わせ

ought to know (知っておくべきだ)ought to be (〜であるべきだ)ought to have (〜すべきだった)ought not to (〜すべきではない)ought to go (行くべきだ)

使い分け

ought は客観的な基準で「〜すべきだ」と示し、should は主観的な意見や助言を与え、must は絶対的な義務や強制を表します。

You ought to follow the traffic rules.

客観的な常識や社会の規則に基づく、当然の行動を示します。

You should watch this movie.

話し手の個人的な意見や、親身なアドバイスを伝える時に使います。

You must submit the report today.

絶対に従わなければならない、非常に強い義務や命令を表します。

よくある間違い

× You ought apologize to her. ○ You ought to apologize to her. → ought は助動詞に近い働きをしますが、必ず to 不定詞を伴います。

× You ought to not go there. ○ You ought not to go there. → 否定形は ought not to の語順になり、to の前に not を置きます。

コラム

豆知識

ought はもともと「借りがある」を意味する owe の過去形でした。「お金を返す義務があった」という過去の事実から派生し、現代では「道徳的に〜する義務がある」という意味へと変化しました。言葉の歴史の中で、過去形が独立して新しい助動詞として定着した興味深い例です。

リアルな使われ方

日常会話では ought to が短縮されて oughta(オータ)と発音されることがよくあります。SNSやカジュアルなメッセージでも『You oughta see this movie!(この映画絶対見た方がいいよ!)』のように綴られることがあり、親しい間柄での強いおすすめによく使われます。

映画・音楽での使われ方

アラニス・モリセットの大ヒット曲『You Oughta Know(ユー・オータ・ノウ)』(1995年)は、元恋人への強い感情を歌った名曲です。タイトルの oughta は ought to の口語表現で、「あなたは知っておくべきだ」という強いメッセージが込められています。

イディオム・定型句

ことわざPeople who live in glass houses ought not to throw stones.

自分の欠点を棚に上げて他人を批判すべきではない

Don't criticize him; people who live in glass houses ought not to throw stones.

定型句ought to have known better

大人としてもっと分別や常識があるべきだった

You ought to have known better than to trust him.

定型句as it ought to be

本来そうあるべき自然な姿で、当然のように

The system is now working as it ought to be.

oughtを使った会話例

金曜の夕方、オフィスで同僚と

A

We ought to finish this report before leaving today.

B

I agree. The client expects it by Monday morning.

A

Do you think we should ask John for help?

B

He is busy, so we ought not to bother him.

A

You're right. We ought to be able to handle it ourselves.

B

Let's focus. We must complete it by 6 PM.

文化的背景

現代の英語圏では、ought to よりも should が好んで使われる傾向があります。特にアメリカ英語では ought to は少し硬く響くことが多く、日常的な助言には should が選ばれますが、書き言葉やフォーマルな場面では今でも広く使われます。

よくある質問

Q. ought とは?

客観的な基準や常識に照らして「〜すべきだ」「〜するはずだ」という意味を表す動詞です。『You ought to read this book.(あなたはこの本を読むべきだ)』のように、必ず to を伴って使います。

Q. ought to と should はどちらをよく使いますか?

日常会話では should の方が圧倒的に頻繁に使われます。『You should go to sleep.(もう寝た方がいいよ)』のように、should の方が響きが柔らかく、個人的な助言として使いやすいためです。

Q. ought to の疑問文はどう作りますか?

ought を主語の前に出して作りますが、現代英語では非常に硬い響きになります。『Ought we to leave now?(もう出発すべきですか?)』と言うより、Should we leave now? と言うのが一般的です。

Q. 過去の「〜すべきだった」はどう表現しますか?

ought to have に過去分詞を続けて表現します。『I ought to have studied harder.(もっと一生懸命勉強すべきだった)』のように、過去の行動に対する後悔や反省を表す際によく使われます。

Q. ought to は会話でどう発音されますか?

ネイティブの日常会話では音が繋がり、「オータ」のように発音されることがよくあります。『You ought to (oughta) know.(知っておくべきだよ)』のように、カジュアルな場面で頻出する音声変化です。

CHECK QUIZ

Q: 「あなたは彼に嘘をつくべきではない」の正しい英語は?

Q: 「The package ought to arrive tomorrow.」における ought to の意味は?

Q: 過去の行動への後悔を表す「もっと慎重になるべきだった」の自然な表現は?