not
- (副)〜でない、〜しない
- (副)〜ではなく
- (副)そうではない
発音のコツ
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not の母音は、日本語の「ア」と「オ」の中間のような音で、口を縦に大きく開けて短く発音します。語尾の「t」は、舌先を上の歯茎の裏に当てたまま息を止め、音を出さない「ストップt」になることが非常に多いです。「ノット」とカタカナで力強く発音しないよう注意しましょう。
コアイメージ
事実や状態を打ち消し、「そうではない」と明確に否定することがコアイメージです。相手の誤解を解いたり、自分の意思や事実を正確に伝えたりする時に使います。
notの意味・例文
副詞
〜でない、〜しない
used with an auxiliary verb or be to form the negative
I do not like green vegetables.
私は緑の野菜が好きではありません。
事実や状態を客観的に打ち消す、最も基本的な使い方です。
We are not ready to launch the product.
私たちはまだ製品を発売する準備ができていません。
be 動詞の直後に置いて、現在の状態を否定します。
You must not enter this room.
この部屋に入ってはいけません。
助動詞の後に置くことで、強い禁止や否定を表せます。
〜ではなく
used to give the negative of a word or phrase
The result is not surprising, but expected.
その結果は驚くべきものではなく、予想通りです。
形容詞を直接否定して対比を強調します。
He bought a pen, not a pencil.
彼は鉛筆ではなく、ペンを買いました。
A not B の形で「B ではなく A」という対比を作ります。
The policy affects not only domestic but also international markets.
その政策は国内だけでなく国際市場にも影響を与えます。
not only A but also B は非常に重要な定型表現です。
そうではない
used after verbs like hope, guess, or think to express a negative reply
Will it rain tomorrow? I hope not.
明日は雨が降るでしょうか?降らないといいですね。
前の文全体を打ち消す代わりに not を単独で使います。
Are you going to the party? Probably not.
パーティーに行くの?たぶん行かないよ。
副詞に続けて短い否定の返答をする時に便利です。
Who broke the window? Not me.
誰が窓を割ったの?私じゃないよ。
自分を否定する時の定番フレーズとして頻出します。
語源
not は、古英語の「ne(ない)」と「āwiht(もの・こと)」が結びついた nāwiht に由来します。もともとは「何もない」という名詞的な意味でしたが、やがて動詞を強調して打ち消す副詞として使われるようになり、現在の形に発展しました。同じ āwiht(もの)の語根を持つ関連語には、代名詞の nothing(何も〜ない)があります。
派生語・ファミリー
notの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
not は事実や状態を客観的に打ち消し、never は過去から未来まで一度も〜ないと強く否定し、no は名詞の前に置いてその存在がゼロであることを表します。
よくある間違い
× I not know the answer. ○ I do not know the answer. → 一般動詞を否定する場合、not は単独で使えず do / does / did などの助動詞が必要です。
× I have not time to read. ○ I have no time to read. → time のような名詞を直接打ち消して「全くない」とする場合は no を使います。
コラム
豆知識
1990年代のアメリカでは、文末に Not! と付け加えて前の発言を冗談にするスラングが大流行しました。「その服すごく似合ってるね…なーんてね!(Not!)」のように使います。映画『ウェインズ・ワールド』から広まった有名な表現です。
リアルな使われ方
ネイティブの会話で非常に便利なのが Not really.(それほどでもない)というフレーズです。「お腹空いた?」や「映画は面白かった?」と聞かれた時、きっぱりと No. と言うよりも角が立たず、柔らかく否定することができます。
映画・音楽での使われ方
エミネムの大ヒット曲『Not Afraid』は、自身の恐れや弱さを乗り越える強い意志を歌った名曲です。サビの「I'm not afraid to take a stand(立ち上がることを恐れない)」というフレーズに、not が持つ強い決意のニュアンスが表れています。
イディオム・定型句
無駄にしなければ、不足することもない
“Waste not, want not, so finish your dinner.”
信じようと信じまいと
“Believe it or not, I passed the exam.”
〜は言うまでもなく
“He speaks French, not to mention English.”
notを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you finish the report on Friday?
Not yet. I did not have enough time to complete it.
Oh, I thought you were almost done.
Well, the data was never easy to analyze.
I see. Do you need any help with it?
Thanks, but it is not a big deal. I have no problem finishing it today.
Okay, but not to mention, the deadline is tomorrow.
Believe it or not, I will submit it by noon.
文化的背景
日常会話では don't や isn't などの短縮形が好まれますが、ビジネス文書や公式なスピーチでは do not のように離して書くのが一般的です。また、相手に強く否定の意思を伝えたい時は、あえて短縮せずに not を強調して発音します。
よくある質問
Q. not とは?
事実や状態を打ち消し、「そうではない」と明確に否定する副詞です。『I am not tired.(私は疲れていません)』のように、be動詞や助動詞の後に置いて使います。
Q. not と no の違いは?
not は動詞や形容詞を否定して「〜ではない」を表します。一方の no は名詞を直接否定して「ゼロである」ことを表し、『I have no idea.(全くわかりません)』のように使います。
Q. not at all はどう使いますか?
「全く〜ない」と強い否定を表すほか、感謝に対する返答としても使います。『Thank you.』と言われた時に『Not at all.(どういたしまして)』と返すのは定番のフレーズです。
Q. 「いつも〜とは限らない」と言いたい時は?
not always を使うと「いつも〜というわけではない」という部分否定になります。『The cheapest is not always the best.(一番安いものが常に最良とは限らない)』のように使います。
Q. me not という言い方はありますか?
自分を否定する時は Not me. を使います。誰がやったかと聞かれて『Not me.(私じゃないよ)』と答えたり、誘いを断る時にカジュアルに使う表現です。
CHECK QUIZ
Q: 「私には兄弟がいません」の自然な表現は?
Q: 「He is not always busy.」の意味は?
Q: 「Did you like the movie?」への柔らかい否定の返答は?