no matter what
- (副)たとえ何があっても
- (接)たとえ何が〜しようとも
発音のコツ
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no の /oʊ/ は「オゥ」と二重母音で発音し、matter の /æ/ は口を横に開いて「ア」と「エ」の中間の音を出します。アメリカ英語では matter の tt がフラップTになり「マラー」のように聞こえます。what の /w/ は唇を丸めて突き出してから発音し、最後の /t/ は息を止めて飲み込むようにすると自然です。
活用形
- 三単現
- matters
- 構成語 matter の活用形
- 進行形(-ing)
- mattering
- 構成語 matter の活用形
- 過去形
- mattered
- 構成語 matter の活用形
- 過去分詞
- mattered
- 構成語 matter の活用形
コアイメージ
どんな状況や障害があっても絶対に変わらない強い意志や事実を示すことがコアイメージです。困難や反対に関係なく、何かをやり遂げる決意を伝えたい時に使います。
no matter whatの意味・例文
副詞
たとえ何があっても
regardless of what happens; whatever happens.
I will support you no matter what.
たとえ何があってもあなたを支持します。
文末に単独で置いて、強い意志や愛情を強調します。
We must finish this project by Friday no matter what.
たとえ何があっても、金曜日までにこのプロジェクトを終わらせなければなりません。
期限や目標に対する絶対的なコミットメントを示します。
I am going to the concert no matter what happens!
何が起きようと絶対にコンサートに行くよ!
happens を後ろに続けて出来事を強調することもできます。
接続詞
たとえ何が〜しようとも
regardless of what someone does or says.
No matter what he says, I will not change my mind.
彼が何と言おうと、私は考えを変えません。
他人の意見や行動に左右されないことを表します。
No matter what decision is made, some people will be unhappy.
どんな決定が下されようと、不満を持つ人はいるでしょう。
結果がどうであれ避けられない事実を述べる際に使います。
No matter what method you use, the result should be the same.
どんな方法を使おうとも、結果は同じになるはずです。
条件が変わっても結論が変わらないことを論理的に示します。
語源
no matter what は「no(ない)」「matter(重要である)」「what(何が)」から成り立っています。直訳すると「何が(起きようと)重要ではない」となり、そこから「たとえ何が起きても」「絶対に」という現在の意味に発展しました。関連語には、同じ matter(問題・物質)を語根に持つ material(物質・材料)があります。
派生語・ファミリー
no matter whatの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
no matter what は強い決意や譲歩を感情的に表し、whatever happens はこれから起きる未来の出来事に焦点を当て、regardless of は客観的に条件や状況を無視することを示します。
“I will stay calm whatever happens.”
→ 未来に何が起こるか分からないがそれを受け入れるニュアンスです。
よくある間違い
× No matter what that he says, I will go. ○ No matter what he says, I will go. → what 自体が疑問詞・関係代名詞の働きをするため、直後に that を置くのは文法的に誤りです。
× I will do it no matter of what. ○ I will do it no matter what. → regardless of と混同して of を入れないように注意しましょう。これで一つの決まった塊です。
コラム
豆知識
no matter what は直訳すると「何が重要ではない」となります。matter はもともと「木材」や「物質」を意味するラテン語 materia に由来し、そこから「実質的なこと」「重要なこと」へと意味が変化しました。それが否定されて「重要ではない=関係ない」となったのは興味深い歴史です。
リアルな使われ方
ネイティブは会話の中で、文末に単独で no matter what を付け足して強調することがよくあります。例えば、友人を励ます時に「I am here for you, no matter what.(何があっても味方だよ)」と伝えると、絆の強さを示す非常に温かい表現になります。
映画・音楽での使われ方
1998年のミュージカル『Whistle Down the Wind』のために書かれ、Boyzone がカバーして大ヒットした曲『No Matter What』があります。歌詞の中で「たとえ周りに何を言われても信じ続ける」という強い愛と決意が歌われており、このフレーズの感情的な響きがよく分かる名曲です。
イディオム・定型句
たとえどんなに〜でも
“No matter how hard I try, I cannot do it.”
たとえ誰が〜でも
“No matter who calls, tell them I am out.”
時間の問題
“It is only a matter of time before he finds out.”
no matter whatを使った会話例
金曜の午後、キャンプの計画について友人と
I heard the weather will be terrible this weekend.
I know, but I am going camping no matter what.
Are you sure? It might be dangerous whatever happens.
It is my only vacation. I will go no matter what the forecast says.
Well, please be careful. Do not take unnecessary risks.
Do not worry. I will come back safely, no matter what.
文化的背景
英語圏では、個人の強い意志や決断力をアピールすることが肯定的に評価されます。そのため、no matter what を使って「絶対にやり遂げる」という姿勢を示す表現が日常的によく好まれます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. no matter what とは?
どんな状況や困難があっても絶対に変わらないことを表す表現です。『I will protect you no matter what.(何があってもあなたを守る)』のように、強い決意を伝える時に使います。
Q. 文末と文頭のどちらに置くべきですか?
使い方によって位置が変わります。単独で『絶対に』と言う場合は文末に置きます。『No matter what happens, I will go.(何があっても行く)』のように文を続ける場合は文頭に置くのが一般的です。
Q. no matter what と whatever の違いは?
意味はほぼ同じですが、no matter what の方がより強調された響きを持ちます。『Do whatever you want.(好きなようにして)』は自然ですが、これを no matter what に置き換えることはできません。
Q. no matter what をフォーマルに言い換えると?
ビジネス文書などでは regardless of the circumstances(状況に関わらず)が適しています。『We must proceed regardless of the circumstances.』のように使うと、客観的で堅い印象になります。
Q. no matter を使った他の表現はありますか?
疑問詞を変えることで様々な表現が可能です。『no matter where you go(どこへ行こうとも)』や『no matter how hard it is(どんなに難しくても)』などがあり、日常会話で非常に便利です。
CHECK QUIZ
Q: 「何があっても諦めない」と言う時の自然な表現は?
Q: 「年齢に関わらず」と客観的な条件を示すのに最適な表現は?