multinational
- (形)多国籍の、多国間の
- (名)多国籍企業
発音のコツ
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multinational は「na」の部分(næ)にアクセントを置きます。口を横に引きながら「ア」と「エ」の中間の音を出してください。最初の「multi」はアメリカ英語では「マルタイ」、イギリス英語では「マルティ」と発音されることが多いです。最後の「nal」は舌を上の歯茎につけて暗く「ヌル」と響かせ、平坦なカタカナ読みにならないよう注意しましょう。
活用形
- 複数形
- multinationals
コアイメージ
複数の国が関与している、または国境を越えて展開していることがコアイメージです。企業や組織、軍事演習などが複数の国籍の人々や国家で構成されていることを表す時に使います。
multinationalの意味・例文
形容詞
多国籍の、多国間の
Involving several different countries, or producing and selling goods in several different countries.
We need to build a multinational team for this project.
このプロジェクトのために多国籍チームを構築する必要があります。
複数の国籍を持つメンバーで構成されるチームを指します。
A multinational peacekeeping force was deployed to the region.
多国籍平和維持軍がその地域に配備されました。
複数の国家から派遣された軍隊や組織を表す際によく使われます。
The study focuses on the impact of multinational agreements.
その研究は多国間協定の影響に焦点を当てています。
3カ国以上が参加する条約や協定を示す学術的な表現です。
名詞
多国籍企業
A large company that produces and sells goods in many different countries.
He works for a huge multinational based in Europe.
彼はヨーロッパに拠点を置く巨大な多国籍企業で働いています。
company を付けずに名詞単独で企業を指すことができます。
Several multinationals are shifting their supply chains.
いくつかの多国籍企業がサプライチェーンを移行させています。
複数形にして、グローバルに展開する企業群を表現します。
Working at a multinational gives you a chance to travel.
多国籍企業で働くと、旅行する機会が得られます。
日常会話でも、大手グローバル企業を指す便利な言葉として使います。
語源
multinational は、接頭辞の multi-(多くの)と nation(国)、そして形容詞を作る接尾辞の -al(〜の)から成り立っています。複数の国家が関与している状態を表す成り立ちから、多国籍の、あるいは多国間のという意味に発展しました。同じ multi-(多くの)の語根を持つ関連語には、multicultural(多文化の)があります。
派生語・ファミリー
multinationalの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
multinational は複数の国が関与・展開していること、international は2つ以上の国家間の関係、global は地球全体規模であることを表します。
“The multinational team consists of members from five countries.”
→ 3つ以上の複数の国や国籍が混ざり合って構成されているニュアンスです。
よくある間違い
× He works for a multinationality. ○ He works for a multinational. → 名詞で「多国籍企業」と言う場合、そのまま multinational を使います。
× This is a multi-national company. ○ This is a multinational company. → 通常ハイフンなしの1語で綴ります。ハイフンを入れると不自然に見えることがあります。
コラム
豆知識
接頭辞の multi- はラテン語の multus(多くの)に由来します。multiply(増やす)や multitude(多数)など、数を増やしたり多様性を持たせたりする単語に共通して使われています。国家(nation)が複数集まることで、国境を越えた巨大な影響力を持つ存在になることが語源から読み取れます。
リアルな使われ方
日常のビジネス会話では、multinational company と言わずに単に a multinational と名詞で使うのがとても自然です。ネイティブは「I want to work for a multinational.(多国籍企業で働きたい)」のように、企業そのものを指す言葉として頻繁に活用します。
映画・音楽での使われ方
SF映画やサイバーパンク作品では、巨大な多国籍企業(multinational)が国家を超える権力を持ち、世界を牛耳る設定が定番です。映画『ブレードランナー』(Blade Runner)に登場するタイレル社などもその典型であり、未来社会における巨大権力の象徴としてよく描かれます。
イディオム・定型句
多国籍企業
“The company grew into a multinational corporation.”
多国籍軍
“A multinational force was sent to the border.”
多国間協定
“They signed a new multinational agreement on trade.”
multinationalを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you hear that Sarah is leaving for a multinational next month?
Yes, she got a job at a huge global tech firm, right?
Exactly. She will be managing a multinational team across Europe and Asia.
That sounds exciting. Working for a multinational gives you great international exposure.
I agree. But dealing with different time zones can be a challenge.
True. Still, it is a big step up for her career.
文化的背景
アメリカ英語では multi- を「マルタイ」と発音することが多いですが、意味や用法において英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。グローバル化が進む現代のビジネスシーンでは、多国籍企業(MNC)の存在感が増しており、経済やニュースで日常的に頻出する非常に重要な単語です。
よくある質問
Q. multinational とは?
複数の国が関わっている、または複数の国籍の人々で構成されていることを表す言葉です。『He works for a multinational company.(彼は多国籍企業で働いている)』のようにビジネスで頻出します。
Q. multinational と international の違いは?
multinational は「3つ以上の複数の国」が関与・展開する組織や活動を指すことが多いです。一方の international は「2カ国以上」の国家間の関係を指し、『international relations(国際関係)』のように使います。
Q. multinational は名詞としても使えますか?
はい、名詞として「多国籍企業」という意味で使われます。『She joined a large multinational.(彼女は大手多国籍企業に入社した)』のように、company を省略して表現できる便利な用法です。
Q. multinational company の略語はありますか?
ビジネスや経済の分野では、Multinational Corporation の頭文字をとって MNC と呼ばれることがよくあります。『MNCs play a huge role in the global economy.(多国籍企業は世界経済で大きな役割を果たす)』のように使います。
Q. どのような場面で multinational が使われますか?
企業のグローバル展開や、国連などの平和維持活動を報じるニュースでよく使われます。『a multinational peacekeeping operation(多国籍平和維持活動)』のように、多くの国が協力する文脈で適しています。
CHECK QUIZ
Q: 「地球全体規模の」問題について語るのに最も適した形容詞は?
Q: 「彼女は多国籍企業で働いている」の空欄に入る自然な1語は? She works for a large _____.
Q: 「多国籍チーム」を表す最も自然な英語表現は?