moreover

  • ()そのうえ、さらに
UK/mɔˈroʊvər/

発音のコツ

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moreover は「mɔːróʊvɚ」と発音し、後ろの「o(オウ)」にアクセントを置きます。前半の「more」は舌を丸めながら「モア」と響かせ、後半の「over」は下唇を軽く噛んで「ヴ」の音を出します。「モアオーバー」と平坦なカタカナ読みにならないよう、アクセントの位置と「v」の摩擦音に注意して発音しましょう。

コアイメージ

すでに述べた内容に、さらに説得力のある重要な情報を付け足すことがコアイメージです。自分の意見や主張を補強し、相手を納得させたい時に使います。

moreoverの意味・例文

副詞

そのうえ、さらに

In addition to what has been said; furthermore.

ビジネス

The new system is faster; moreover, it is cheaper.

新しいシステムはより速く、そのうえ安価です。

提案のメリットを重ねて強調する際によく使われます。

アカデミック

The theory is flawed. Moreover, the data is outdated.

その理論には欠陥があります。さらに、データも古いです。

論文などで、主張をより強固にするための決定的な理由を追加します。

フォーマル

Smoking is harmful to health; moreover, it harms others.

喫煙は健康に害を及ぼし、さらに他者にも害を与えます。

公的な文書や演説で、論理的に情報を積み上げる時に適しています。

ニュース

The storm caused severe damage. Moreover, power outages continue.

嵐は甚大な被害をもたらしました。そのうえ、停電も続いています。

深刻な状況に追い打ちをかけるような情報を伝える場面で使います。

語源

moreover は、more(もっと)と over(越えて)という2つの単語が組み合わさってできました。すでに述べた基準や内容を「さらに越えて」情報を付け足すという成り立ちから、現在の「そのうえ」という意味に発展しました。同じ over(越えて)を構成要素に持つ関連語には、overall(全体の)があります。

moreoverの使い方

よく使う組み合わせ

and moreover (そしてその上)moreover, it provides (さらにそれは提供する)moreover, he added (さらに彼は付け加えた)point out that moreover (さらに〜だと指摘する)moreover, it is clear (さらに明らかなのは)

使い分け

moreover は前の意見を補強する決定的な理由を追加し、furthermore は同じ方向性の情報を論理的に並べ、besides は口語的で「そもそも」「それに加えて」と別の観点を付け足します。

The plan is risky; moreover, it's too expensive.

主張を補強する決定的な理由を追加するニュアンスです。

The house is beautiful, and furthermore, it's near the station.

同じ方向性の良い条件を論理的に付け足すニュアンスです。

I don't want to go, and besides, I'm tired.

口語で「そもそも」「それに」と別の理由を付け足すニュアンスです。

よくある間違い

× I was tired, moreover I was hungry. ○ I was tired; moreover, I was hungry. → moreover は接続詞ではなく副詞なので、文と文を直接つなげません。セミコロンやピリオドが必要です。

× Moreover, but it is too late. ○ Moreover, it is too late. → moreover 自体に情報を追加する意味が含まれているため、but や and などの接続詞と無意味に重ねて使うのは不自然です。

コラム

豆知識

moreover は 14 世紀ごろの中英語で使われ始めた言葉です。当時は「これ以上に」という意味合いで使われていましたが、時代が進むにつれて「すでに述べたことに加えて」という接続副詞としての役割が定着しました。論理を構築する上で欠かせない言葉として、現在まで形を変えずに生き残っています。

リアルな使われ方

ネイティブは学術論文やフォーマルなレポートで、自分の主張を決定づける最後のひと押しとして moreover を使います。例えば「この政策はコストが高い。しかも(moreover)、効果が薄い」のように、相手に反論の余地を与えないほど強力な理由を付け足す時に効果的なフレーズです。

映画・音楽での使われ方

歴史的な演説や映画の法廷シーンなど、公的で厳粛な場面で moreover はよく登場します。論理的で説得力のある語彙であるため、政治家や弁護士が自分の主張の正当性を強調する際、「さらに重要なこととして」と聴衆に訴えかける効果的なキーワードとして機能します。

イディオム・定型句

定型句and moreover

そしてその上

It is cheap, and moreover, it is durable.

定型句then moreover

そしてさらに

We must plan, and then moreover execute.

定型句argue moreover that

さらに〜だと主張する

They argue moreover that the policy failed.

moreoverを使った会話例

水曜の午後、オフィスで同僚と

A

I think we should delay the product launch.

B

Why? We have already prepared the marketing materials.

A

The software still has bugs; moreover, the servers are not stable.

B

That is a valid point. Furthermore, we need time to train the support team.

A

Exactly. If we launch now, we will receive many complaints.

B

I agree. I will talk to the manager. And moreover, I will update the schedule.

文化的背景

moreover は非常にフォーマルで知的な響きを持つ単語です。英米間で使い方に大きな差はなく、学術論文やビジネスレポート、公式なスピーチなどで論理的な説得力を高めるために世界中で広く使われます。

よくある質問

Q. moreover とは?

すでに述べた内容に、さらに重要で説得力のある情報を付け足す副詞です。『It is cold; moreover, it is raining.(寒いし、その上雨も降っている)』のように使います。

Q. moreover と furthermore の違いは?

moreover は自分の主張を補強する決定的な理由を追加するのに対し、furthermore は単に情報を論理的に並べるニュアンスが強いです。『Furthermore, it is cheap.』と比べ、より強い説得力を持ちます。

Q. moreover は日常会話でよく使いますか?

日常会話ではあまり使われず、論文やビジネス文書などフォーマルな場面で好まれます。会話では『Besides, I am tired.(それに疲れている)』のように besides や plus が自然です。

Q. moreover の前後の句読点はどうすればいいですか?

文頭に置く場合は直後にコンマを置きます。2つの文をつなぐ場合は『...risky; moreover, it is...』のように、前にセミコロン、後ろにコンマを置くのが正しい文法ルールです。

Q. moreover をカジュアルに言い換えると?

日常会話では plus や besides、also などがよく使われます。『It is too far. Plus, it is late.(遠すぎるよ。それに遅いし)』のように言うと、自然で砕けた響きになります。

CHECK QUIZ

Q: 日常会話で「行きたくないし、それに疲れてる」と言う時、自然なのは?

Q: 空欄に入る正しい句読点の組み合わせは? It is expensive ( ) moreover ( ) it is poorly made.

Q: moreover を使うのに最も適した文脈は?