lose ground
- (動)遅れをとる、シェアを失う
- (動)譲歩する、不利になる
発音のコツ
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lose の「z」は喉を震わせて濁る音です。「ルース」と息だけの音にならないよう注意しましょう。ground は「グラウンド」のように「ラ」をはっきり発音せず、舌を巻く「r」と二重母音の「aʊ(アゥ)」を滑らかに繋げます。最後の「d」は舌先を上の歯茎の裏に当てて弱く音を止めます。
活用形
- 三単現
- loses ground
- 進行形(-ing)
- losing ground
- 過去形
- lost ground
- 過去分詞
- lost ground
コアイメージ
これまで確保していた陣地や優位性を失い、後退することがコアイメージです。ビジネスで競合にシェアを奪われたり、議論で不利になったりする時に使います。
lose groundの意味・例文
動詞
遅れをとる、シェアを失う
To become less successful or lose an advantage compared to others.
The company is losing ground to its competitors.
その企業は競合他社に遅れをとっています。
lose ground to 〜 で「〜にシェアや優位性を奪われる」という頻出表現です。
We cannot afford to lose ground in the Asian market.
私たちはアジア市場で後退するわけにはいきません。
特定の市場や分野での立場が弱くなる状況を表します。
Their new product is losing ground quickly.
彼らの新製品は急速に支持を失っています。
人気や勢いが落ちている時にも使えます。
譲歩する、不利になる
To retreat or be forced to yield in a conflict or argument.
The government is losing ground on the tax reform issue.
政府は税制改革の問題で譲歩を迫られています。
議論において立場が弱くなっていることを示します。
He argued well but started losing ground near the end.
彼はうまく反論していましたが、終盤で不利になり始めました。
言い負かされそうになる場面で使います。
The traditional theory has been losing ground recently.
その伝統的な理論は最近支持を失いつつあります。
学説などの説得力や影響力が低下する際にも使われます。
語源
lose(失う)と ground(地面、陣地)の組み合わせです。もともとは軍事用語で「戦場で敵に押されて自軍の陣地を失う」状況を表していました。そこから派生し、現代では市場シェアや政治的な支持率など、競争において優位性や立場を失うという意味で広く使われます。同じ ground を持つ関連語には、優位に立つことを意味する gain ground(前進する)があります。
派生語・ファミリー
lose groundの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
lose ground は競争や議論で徐々に優位性を失う状況を、fall behind は進捗やペースが基準より遅れることを、back down は圧力に屈して自ら主張を取り下げることを表します。
“He will fall behind in his studies.”
→ 目標の進捗や他の人のペースから遅れをとってしまうニュアンスです。
“She refused to back down from her claim.”
→ 相手からの強い圧力に対して自ら主張を取り下げるニュアンスです。
よくある間違い
× The product is losing grounds in Europe. ○ The product is losing ground in Europe. → ground は不可算名詞の「陣地」を表すため、常に単数形で使います。
× We are losing ground from our competitors. ○ We are losing ground to our competitors. → 相手に優位性を奪われる場合、前置詞は from ではなく to を使います。
コラム
豆知識
ground はもともと「地面」を意味しますが、英語では「根拠」や「立場」という抽象的な意味でもよく使われます。議論の場で足場が崩れていく様子を想像すると、lose ground(説得力や立場を失う)のニュアンスが直感的に理解しやすくなります。
リアルな使われ方
ビジネスニュースでは、通貨の価値が下がる時にもこの表現が使われます。例えば「The yen lost ground against the dollar.(円がドルに対して値下がりした)」のように、金融市場での相対的な力の低下を伝える定番フレーズです。
映画・音楽での使われ方
2014年の映画『アメイジング・スパイダーマン2(The Amazing Spider-Man 2)』など、アクション映画の戦闘シーンでは「We're losing ground!(押されているぞ!)」というセリフがよく登場します。劣勢を伝える緊迫した場面で効果的です。
イディオム・定型句
前進する、支持を得る
“The new policy is gaining ground among voters.”
一歩も引かない、立場を守る
“She stood her ground during the fierce debate.”
遅れを取り戻す
“We must work hard to make up lost ground.”
lose groundを使った会話例
水曜の午後、会議室で同僚と
Have you seen the latest sales report for our software?
Yes. We are clearly losing ground to the new startup.
Their pricing is very aggressive. We might fall behind completely.
We need a new marketing strategy to make up lost ground.
I agree. Otherwise, we will lose ground in the enterprise sector.
Let's schedule a brainstorming session tomorrow. We cannot afford to back down.
I will invite the product team. We have to stand our ground.
Exactly. Let's regain our competitive advantage immediately.
文化的背景
軍事やスポーツの比喩をビジネスや日常会話に持ち込むのは、英語圏で非常に一般的なコミュニケーション手法です。特にアメリカのビジネスシーンでは、市場を「戦場(battleground)」に例えることが多く、この表現も頻繁に登場します。
よくある質問
Q. lose ground とは?
競争や議論で、これまで持っていた優位性や立場を失い、後退することです。『We are losing ground in the market.(市場でシェアを失っている)』のようにビジネスで頻出します。
Q. lose ground は誰に対して使いますか?
企業どうしの競争だけでなく、政治家の支持率やスポーツの試合展開など幅広く使えます。『The candidate is losing ground.(その候補者は支持を失っている)』のように表現します。
Q. lose ground と lose の違いは?
lose は「完全に負ける」という結果を表します。一方の lose ground は『Our team is losing ground.(我がチームは押されている)』のように、進行形で不利になる過程を表します。
Q. lose ground の後に続く前置詞は?
奪われる相手を示す時は to、分野を示す時は in や on を使います。『lose ground to rivals(ライバルに遅れをとる)』や『lose ground on the issue(その問題で譲歩する)』と使い分けます。
Q. 反対の意味を持つ表現は?
陣地を獲得するという意味の gain ground が対義語です。『The movement is gaining ground.(その運動は支持を広げている)』のように、勢力を拡大していく前向きな状況で使われます。
CHECK QUIZ
Q: 「我が社はライバルに遅れをとっている」の自然な表現は?
Q: 「彼は目標のペースから遅れている」に最適な動詞は?
Q: 「His theory is losing ground.」の意味は?