itself
- (名)それ自身を、それ自身に
- (名)それ自体、そのもの
発音のコツ
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itself は後半の「self」にアクセントを置きます。「イットセルフ」と平坦に読まず、最初の「it」は弱く短く発音し、「self」の「e」をはっきりと強く発音してください。最後の「f」は上の前歯で下唇を軽く噛み、息だけを摩擦させて「フ」と音を出します。
活用形
- 複数形
- themselves
- 複数形の事物や動物を指す場合
コアイメージ
物や動物、あるいは抽象的な概念が他の何物でもない「それ自体」であることがコアイメージです。対象の事物が自分自身に向けた動作をする時や、そのもの自体を強調したい時に使います。
itselfの意味・例文
名詞
それ自身を、それ自身に
Used as the object of a verb or preposition to refer to the thing or animal mentioned.
The software updates itself every night.
そのソフトウェアは毎晩自動的にアップデートされます。
主語と目的語が同じ事物である場合に使います。
The machine turns itself off automatically.
その機械は自動的に電源が切れます。
機械などが自動で動作する様子を表現できます。
The cell divides itself into two parts.
その細胞は自身を2つの部分に分割します。
生物学などで対象が自ら変化する際にも使われます。
それ自体、そのもの
Used to emphasize a particular thing, animal, or idea mentioned.
The idea itself is good, but hard to execute.
アイデア自体は良いですが、実行するのは難しいです。
名詞の直後に置いて、その事柄を強調します。
The town itself is small, but very beautiful.
町そのものは小さいですが、とても美しいです。
他の要素とは区別して、対象そのものに焦点を当てます。
The company itself did not break any laws.
会社自体は法律を犯していません。
責任の所在などを明確にするために強調する用法です。
語源
itself は代名詞の it(それ)と名詞の self(自身)から成り立っています。第三者の事物や動物が自分自身に向けた行動をとる時や、他のものではなくその事柄そのものを際立たせるための表現として、現在の意味に発展しました。同じ self(自身)を持つ関連語には、himself(彼自身)や herself(彼女自身)があります。
派生語・ファミリー
itselfの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
itself は単数の事物や動物が自分自身に向けた動作や強調を表し、it は単数の事物を単に指し示し、themselves は複数の事物や動物が自分たち自身を指す際に使います。
よくある間違い
× The animals protected itself from the cold. ○ The animals protected themselves from the cold. → 主語が複数形の場合は、itself ではなく themselves を使います。
× The door opened in itself. ○ The door opened by itself. → 「ひとりでに(勝手に)」と物理的な単独動作を言う時は by itself を使います。
コラム
豆知識
itself は古英語の hit(それ)と self(自身)が合わさった言葉です。中世までは hit self と離れて書かれることもありましたが、徐々に一つの単語として定着しました。history repeats itself(歴史は繰り返す)のように、抽象概念を擬人化する表現でもよく登場します。
リアルな使われ方
ネイティブの日常会話では、by itself が「ひとりでに」「勝手に」という意味で頻出します。例えば「The door opened by itself.(ドアが勝手に開いた)」のように、誰も触っていないのに機械や物が動いた時の定番フレーズです。
映画・音楽での使われ方
イギリスのロックバンド、オアシスの有名な曲『Let There Be Love』の歌詞には「Let the sun shine by itself」というフレーズが登場します。太陽が「それ自身の力で」輝くようにという表現で、itself の使い方がよく分かる一文です。
イディオム・定型句
歴史は繰り返す
“People say that history always repeats itself.”
ひとりでに、単独で
“The machine started by itself.”
それ自体は、本来は
“The idea is good in itself.”
それ自体としては
“The rule in and of itself is not bad.”
itselfを使った会話例
プロジェクト会議で同僚と
The new software updates itself automatically, right?
Yes, it runs the update by itself at midnight.
That is convenient. But is the program itself stable?
The code in itself is solid, but we have some minor bugs.
Well, history repeats itself. We always find bugs early on.
Exactly. We will fix them before the official release.
文化的背景
動物に対して itself を使うのが文法的な基本ですが、ペットなどの名前がついた動物や愛着のある動物に対しては、人間と同じように himself や herself を使うのが英語圏の文化です。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. itself とは?
物や動物、概念が「それ自身」であることを表す代名詞です。『The machine turns itself off.(機械が自動で切れる)』のように自分への動作を表す時や、名詞を強調する時に使います。
Q. itself を強調で使うにはどうすればいいですか?
強調したい名詞の直後、または文末に配置します。『The idea itself is good.(アイデア自体は良い)』のように直後に置くのが最も一般的で、対象そのものに焦点を当てることができます。
Q. by itself と on its own の違いは?
どちらも「単独で」「自力で」という意味でほぼ同じように使えます。『It works on its own.』は独立して機能するニュアンスが強く、『It started by itself.』はひとりでに動いたという自動的なニュアンスが含まれやすいです。
Q. 動物に対して itself ではなく himself などを言うことはありますか?
はい、あります。文法的には動物には itself を使いますが、ペットなど愛着のある動物には人間と同じ代名詞を使います。『My dog hurt himself.(うちの犬がケガをした)』のように性別に合わせて使い分けます。
Q. in itself とはどういう意味ですか?
「それ自体は」「本来は」という意味の定型表現です。『The work in itself is easy.(仕事自体は簡単だ)』のように、他の要因を切り離して物事の本質だけを評価する時によく使われます。
CHECK QUIZ
Q: 「この計画は『それ自体は』素晴らしい」の自然な表現は?
Q: 「その機械は自動的に停止します」の空所に入る語は? The machine turns ( ) off automatically.
Q: 「彼らは自分たち自身を守った」の正しい表現は?