irrespective
- (形)関係なく、問わず
発音のコツ
▶ 表示する▼ 閉じる
irrespective は第3音節の「pec(ペク)」に最も強いアクセントを置きます。出だしの「ir」は口をリラックスさせて弱く「イリ」と発音し、「res」の部分も曖昧に流します。「pec」でしっかり息を出し、最後の「tive」は上の歯で下唇を軽く噛んで「ヴ」と摩擦音を出して終わります。全体的にメリハリをつけることがコツです。
コアイメージ
特定の条件や状況を考慮に入れず、全く影響を受けないことがコアイメージです。主に「〜に関係なく」と、前提となる条件を客観的に除外したい時に使います。
irrespectiveの意味・例文
形容詞
関係なく、問わず
Not taking particular conditions or circumstances into account.
We treat all clients equally, irrespective of their company size.
私たちは会社の規模に関係なく、すべての顧客を平等に扱います。
irrespective of の形でビジネスの基本方針を示す際によく使われます。
The law applies to everyone, irrespective of social status.
その法律は社会的地位に関係なく、すべての人に適用されます。
社会的・法的な平等を表現するフォーマルな文脈で頻出します。
The results were consistent, irrespective of the research methods used.
使用された研究方法に関係なく、結果は一貫していました。
論文などで、特定の変数が結果に影響を与えなかったことを示します。
The festival welcomes everyone, irrespective of age or gender.
そのフェスティバルは年齢や性別を問わず、誰でも歓迎します。
多様性や包摂性をアピールするアナウンスメントに適しています。
語源
irrespective は、打ち消しを表す接頭辞 ir- と、respective(それぞれの、個別の)から成り立っています。個別の事情や条件に「それぞれ目を向けない(否定)」という成り立ちから、「〜に関係なく」という意味に発展しました。同じ ir-(否定)を持つ関連語には、irresponsible(無責任な)があります。
派生語・ファミリー
irrespectiveの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
irrespective は条件を客観的に除外し、regardless は困難や障害を意に介さない意志を含み、independent は他の事物から独立して全く影響を受けないことを表します。
よくある間違い
× We welcome all, irrespective to age. ○ We welcome all, irrespective of age. → irrespective は必ず前置詞 of とセットで「〜に関係なく」という意味を作ります。to は使えません。
× He did it irrespective. ○ He did it regardless. → 文末で単独で「それにもかかわらず」と副詞的に言う場合は regardless が適切です。
コラム
豆知識
irrespective の respective は「それぞれの」という意味です。手紙の結びで使う respectfully(敬意を込めて)と同じ respect(尊敬)が語源ですが、「個別に目を向ける」という元の意味から「それぞれの(事情)」となり、それを ir- で否定して「事情を考慮しない」となりました。
リアルな使われ方
ニュースや企業のポリシー発表で頻出します。例えば、Equal Employment Opportunity(雇用機会均等)の宣言文では、「We hire irrespective of race, gender, or religion(人種、性別、宗教に関わらず採用します)」といった定型文としてよく目にします。
イディオム・定型句
〜に関係なく、〜を問わず
“He will buy it irrespective of the price.”
〜であるかどうかに関わらず
“We must proceed irrespective of whether they agree.”
irrespectiveを使った会話例
オフィスの会議室で、採用方針について
Let's discuss our new hiring policy.
We agreed to interview all candidates, irrespective of their prior experience.
Yes. But regardless of our agreement, HR is pushing back.
Really? They said we should evaluate them independent of their background.
It is about the budget. We cannot hire people irrespective of the cost.
I see. We will have to adjust our criteria then.
文化的背景
ビジネスや法律、学術論文などの公式な文書で好まれる、非常にフォーマルな表現です。近年、企業のダイバーシティ(多様性)推進の文脈で、差別をしない姿勢を明文化する際によく用いられます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. irrespective とは?
特定の条件や状況を考慮に入れないことを表すフォーマルな表現です。『irrespective of age(年齢に関係なく)』のように、of を伴って使われます。
Q. irrespective と regardless の違いは?
irrespective は客観的に条件を除外するのに対し、regardless は「困難があっても気にしない」という主観的な強さを含みます。『regardless of the danger(危険を顧みず)』のように使います。
Q. irrespective は日常会話でよく使われますか?
日常会話ではあまり使われず、代わりに regardless を使うのが自然です。『irrespective of the cost』はビジネスや法律など、フォーマルで客観的な場面で好まれます。
Q. of の後ろにはどのような言葉が来ますか?
名詞のほかに、疑問詞で始まる節を置くことができます。『irrespective of whether it rains(雨が降るかどうかに関わらず)』のように、状況の分岐を表す際によく使われます。
Q. irrespective of を簡単な言葉で言い換えると?
no matter を使って言い換えることができます。『irrespective of who you are』は『no matter who you are(あなたが誰であっても)』とすると、より日常的な響きになります。
CHECK QUIZ
Q: 「結果に関係なく」の自然な表現は?
Q: 「雨だったが『それにもかかわらず』行った」の空欄に入るのは? I went ( ).
Q: 「irrespective of whether it is true」の意味は?