insistence
- (名)強い主張、断言
- (名)強要、強い要求
発音のコツ
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insistence は第 2 音節の「sis」にアクセントを置きます。最初の「in」は短くリラックスした「イ」、続く「sis」は鋭く「シィス」と発音し、最後の「tence」の「t」はほとんど発音されず「ス」に吸収されるように軽く抜きます。「インシステンス」とカタカナで平坦に読まず、真ん中を強く押し出すリズムを意識しましょう。
活用形
- 複数形
- insistences
- 具体的な個々の主張を指す場合(通常は不可算)
コアイメージ
相手の反対や困難に屈せず、自分の意見や要求を強く押し通すことがコアイメージです。誰かに何かを強く要求したり、自分の主張を絶対に譲らない態度を示したりする時に使います。
insistenceの意味・例文
名詞
強い主張、断言
A firm statement that something is true.
Despite her insistence that she was innocent, she was arrested.
彼女は無実であるという強い主張にもかかわらず、逮捕されました。
insistence that SV の形で「〜という強い主張」を表します。
The author's insistence on this theory sparked a debate.
著者のこの理論に対する強い主張が議論を巻き起こしました。
insistence on 〜 で「〜に対する強い主張・固執」を示します。
His continued insistence on his innocence convinced me.
彼が自分の無実を主張し続けたことで、私は納得しました。
意見を曲げずに繰り返し主張するニュアンスを含みます。
強要、強い要求
The act of demanding something firmly and repeatedly.
I bought this dress at my sister's insistence.
姉の強い勧めでこのドレスを買いました。
at one's insistence で「〜の強い要望で」という定番フレーズです。
The manager's insistence on punctuality annoyed some staff.
マネージャーの時間厳守への強い要求は、一部のスタッフをいら立たせました。
ルールや条件などを相手に強く求める場面で使われます。
He yielded to their insistence and resigned.
彼は彼らの強要に屈して辞任しました。
相手からの強い圧力や要求に負ける文脈で使われます。
語源
insistence は、接頭辞 in-(上に、向かって)と sistere(立つ)から成り立っています。自分の立場の上にしっかり立って動かない様子から、「強い主張」や「強要」という意味に発展しました。同じ sistere(立つ)を語根に持つ関連語には、resist(抵抗する:後ろに立つ)があります。
派生語・ファミリー
insistenceの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
insistence は反対を押し切る強い主張や要求を、assertion は自信を持った明確な断言を、demand は権威や権利に基づく強い要求を指します。
よくある間違い
× His insistence about the rule was annoying. ○ His insistence on the rule was annoying. → insistence の後に名詞を続ける場合、about ではなく on を使います。
× I went there by his insistence. ○ I went there at his insistence. → 「〜の強い要望で」は at someone's insistence と表現します。by ではありません。
コラム
豆知識
語源の sistere(立つ)は、ラテン語に由来します。自分の足でしっかり立ち、周囲からの圧力にも動じない姿勢が insistence の根底にあります。物理的にその場から動かない様子が、心理的に意見を曲げない態度へと意味を広げたのは興味深い点です。
リアルな使われ方
ネイティブは「誰かがどうしてもと言うから(仕方なく)やった」という言い訳や説明の際に、at someone's insistence というフレーズを頻繁に使います。自分の責任を少し和らげたい時にも便利な表現として、日常会話でよく登場します。
映画・音楽での使われ方
映画『12人の怒れる男(12 Angry Men)』では、一人の陪審員が無罪を主張し続けます。彼の真実に対する insistence が、他の陪審員たちの意見を少しずつ変えていく緊迫した様子は、この単語の本来の力強さをよく表しています。
イディオム・定型句
〜の強い要望で、〜がどうしてもと言うので
“I only came here at his insistence.”
〜することへの固執
“Her insistence on doing it herself caused delays.”
insistenceを使った会話例
オフィスの会議室で、同僚とシステム移行について
Why did we adopt this new software so suddenly?
We upgraded the system at the CEO's insistence.
I see. His demand for better security makes sense.
Yes, but his insistence on finishing the migration by Friday is unrealistic.
That is true. Can we convince him to extend the deadline?
I doubt it. You know how stubborn he can be.
文化的背景
英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。欧米のビジネスや議論の場では、自分の意見をしっかりと主張することが評価される一方で、過度な insistence は「頑固」や「協調性がない」とネガティブに捉えられることもあります。
よくある質問
Q. insistence とは?
相手の反対や困難に屈せず、自分の意見や要求を強く押し通すことです。『He resigned at the manager's insistence.(彼はマネージャーの強い要望で辞任した)』のように使います。
Q. insistence はポジティブな意味でも使えますか?
基本的には「しつこい」「頑固」というネガティブなニュアンスを含みますが、文脈によってはポジティブにもなります。『Thanks to her insistence, we succeeded.』のように、強い後押しが成功に繋がった場合などです。
Q. insistence の後ろにはどんな形が続きますか?
主に on + 名詞/動名詞、または that 節が続きます。『his insistence on quality(品質への強いこだわり)』や『her insistence that she is right(自分が正しいという強い主張)』のように使います。
Q. 動詞形 insist との違いや使い分けは?
意味は同じですが、文構造を変えたい時に名詞形を用います。『He insisted that we go.』を『We went at his insistence.』と言い換えると、よりフォーマルで洗練された響きになります。
Q. insistence を別の言葉で言い換えると?
強い要求の文脈なら demand や urging に言い換えられます。『He stayed at her urging.(彼女の強い勧めで彼は留まった)』のようにすると、少し柔らかいニュアンスになります。
CHECK QUIZ
Q: 「彼の強い要望で」を意味する定型フレーズは?
Q: 労働者がストライキで「賃上げを要求する」時に適した名詞は?
Q: 「insistence on doing」が表すニュアンスとして最も適切なものは?