hostage
- (名)人質
- (名)犠牲者、言いなりになる人
発音のコツ
▶ 表示する▼ 閉じる
アメリカ英語では最初の母音を口を大きく開けて「ア」と発音し、「ハスティジ」に近い音になります。続く「st」は息だけで鋭く出し、最後の「age」は「エイジ」ではなく「イジ」と短く発音して、摩擦音の /dʒ/ で濁らせて終わります。「ホステージ」と平坦なカタカナ読みにならないよう注意してください。
活用形
- 複数形
- hostages
コアイメージ
交渉を有利に進めるための担保として、相手の意志に反して拘束された人や物がコアイメージです。犯罪や紛争のニュースで使われるほか、比喩的に状況に縛られている様子を表す時にも使います。
hostageの意味・例文
名詞
人質
A person taken by force to secure the taker's demands.
The bank robbers took three people as hostages.
銀行強盗は3人を人質に取りました。
take someone as a hostage(人を人質に取る)はニュースの定番表現です。
The government refused to negotiate with the hostage takers.
政府は人質犯との交渉を拒否しました。
hostage taker で「人質を取った犯人」を意味します。
All the hostages were safely released yesterday.
昨日、すべての人質が無事に解放されました。
release a hostage で「人質を解放する」という重要なコロケーションです。
犠牲者、言いなりになる人
Someone or something whose freedom of action is restricted by a situation.
We cannot afford to be held hostage to their demands.
彼らの要求の犠牲になる余裕はありません。
hold someone hostage to 〜 で「〜の言いなりにさせる」という比喩表現になります。
Do not let your past hold you hostage.
過去にとらわれないでください。
過去の経験や感情に縛られている状態を表現できます。
The economy is effectively a hostage to global oil prices.
経済は事実上、世界的な原油価格に左右されています。
外部要因によってコントロールされている状況を示します。
語源
hostage は、古フランス語の ostage(人質、担保)に由来します。ostage はラテン語の obses(人質)や hospes(客、主人)と関連しており、元々は条約や約束を守らせるための「保証」という意味でした。そこから、交渉を有利に進めるために拘束された人を指すようになりました。同じ hospes を語源に持つ関連語には、hospital(病院)があります。
派生語・ファミリー
hostageの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
hostage は交渉の担保として拘束された人を、captive は自由を奪われた捕虜や動物を、prisoner は刑務所に収容された囚人や戦争の捕虜を指します。
よくある間違い
× The robbers made a hostage. ○ The robbers took a hostage. → 「人質を取る」という動作には make ではなく take を使うのが一般的なコロケーションです。
× The man was taken for a hostage. ○ The man was taken as a hostage. → 「〜として」という意味を表す場合、for ではなく as を使うのが自然です。
コラム
豆知識
hostage という単語は、かつて王族や貴族の間で平和条約の「保証」として子供を交換する慣習に由来しています。当時は単なる捕虜ではなく、丁重に扱われる客人(host)としての側面もありました。現代のような「犯罪の被害者」というネガティブな意味合いは、時代とともに変化して定着したものです。
リアルな使われ方
日常会話やビジネスシーンでは、hold someone hostage というフレーズが比喩的に頻出します。例えば、悪天候で飛行機が飛ばず空港に足止めされた時に「I am held hostage at the airport(空港で足止めを食っている)」と表現し、自分の意志ではどうにもならないもどかしさを伝えます。
映画・音楽での使われ方
2005 年のハリウッド映画『ホステージ(Hostage)』は、ブルース・ウィリス主演のサスペンス映画です。彼が演じるのは、過去のトラウマを抱えた人質交渉人(hostage negotiator)であり、緊迫した人質事件の様子や交渉の専門的なプロセスがリアルに描かれています。
イディオム・定型句
人を人質に取る、言いなりにさせる
“They held the manager hostage in his office.”
将来の不安の種、足かせとなるもの
“Buying that expensive car might be a hostage to fortune.”
hostageを使った会話例
金曜の夕方、オフィスで同僚と
The new client's demands are completely unreasonable.
I agree. We cannot let them hold our project hostage.
Exactly. If we accept this, it will be a hostage to fortune.
Should we contact the legal team to review the contract?
Yes. We need to escape this captive feeling where they control everything.
I will draft an email to the legal department right now.
文化的背景
欧米のニュース報道では、テロや立てこもり事件の際に hostage situation(人質事件)という表現が連日使われます。また、ビジネス交渉において相手に主導権を握られ身動きが取れない状態を「人質」に例えることも多く、英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. hostage とは?
交渉を有利に進めるための担保として、相手の意志に反して拘束された人や物のことです。『The police rescued the hostage.(警察は人質を救出した)』のようにニュースで頻出します。
Q. hostage と captive の違いは?
hostage は犯人が要求を通すための「担保」という意味合いが強いです。一方の captive は単に「捕らわれた人や動物」を指し、『a captive animal(飼育されている動物)』のようにも使われます。
Q. hostage は比喩的にどう使われますか?
物理的な人質だけでなく、状況や感情に縛られている状態を表す時にも使います。『Do not let fear hold you hostage.(恐怖に縛られないでください)』のように、自己啓発の文脈でも登場します。
Q. 「人質事件」は英語で何と言いますか?
英語では a hostage situation と表現するのが一般的です。『The police are dealing with a hostage situation.(警察は人質事件に対応している)』のように、ニュース報道で頻繁に使われる定型句です。
Q. a hostage to fortune とはどういう意味ですか?
「将来の不安の種」や「足かせ」を意味するイディオムです。『This massive debt is a hostage to fortune.』のように、将来自分を不利な状況に追い込む可能性がある物事に対して使います。
CHECK QUIZ
Q: 動物園の「飼育下にある動物」に最適な表現は?
Q: 「彼は人質に取られた」の自然な表現は?
Q: 「Don't let your past hold you hostage.」の意味は?