hear
- (動)聞こえる、耳に入る
- (動)耳にする、噂を聞く
- (動)話を聞く、審理する
発音のコツ
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hear の発音は平坦な「ヒアー」にならないよう注意が必要です。最初の /h/ はお腹から息を吐き出しながら発音し、母音の /ɪ/ は口をリラックスさせて短く出します。語尾の /r/ は舌先をどこにもつけずに軽く丸めて音を響かせます。過去形の heard は「ハード」ではなく、口をあまり開けずに舌を丸める /ɜːr/ の音になります。
活用形
- 三単現
- hears
- 進行形(-ing)
- hearing
- 過去形
- heard
- 発音は /hɜːrd/。現在形の /hɪər/ から母音が変化します
- 過去分詞
- heard
- 発音は /hɜːrd/。過去形と同形です
コアイメージ
音や声が自然に耳に入ってきて知覚することがコアイメージです。意識しなくても周囲の音が聞こえてきたり、噂や情報を耳にしたりした時に使います。
hearの意味・例文
動詞
聞こえる、耳に入る
To perceive or become aware of sound with the ears.
I can hear a bird singing outside the window.
窓の外で鳥が鳴いているのが聞こえます。
意識しなくても自然に音が入ってくる状況を表します。
Did you hear that loud noise just now?
今の大きな音、聞こえた?
突然の物音に気づいたかどうかを尋ねる定番表現です。
Can everybody hear me clearly at the back?
後ろの方まで私の声がはっきりと聞こえますか?
プレゼンや会議の冒頭で音声を確かめる際によく使います。
We could hear the distant sound of the church bells.
私たちは遠くの教会の鐘の音を聞くことができました。
遠くからかすかに届く音を知覚したことを表現します。
耳にする、噂を聞く
To be told or find out a piece of information.
I was sorry to hear about your recent illness.
あなたが最近病気だったと聞いてお気の毒に思いました。
相手の不幸な知らせを受けた時の思いやりの表現です。
I heard that the company is planning to expand overseas.
その会社が海外進出を計画していると耳にしました。
人づてに得た情報や噂を共有する時に使います。
Have you heard the latest gossip about them?
彼らに関する最新の噂を聞いた?
友人同士で新しい話題を切り出す時に便利です。
話を聞く、審理する
To listen to what someone has to say or to judge a case.
We need to hear his side of the story first.
まずは彼の言い分を聞く必要があります。
判断を下す前に相手の意見や事情を受け入れるニュアンスです。
The judge will hear the case next Monday.
裁判官は来週の月曜日にその訴訟を審理します。
法廷で公式に証言や意見を聞く(審理する)意味で使われます。
Please hear me out before you make a decision.
決断を下す前に、私の話を最後まで聞いてください。
途中で遮らずに最後まで聞いてほしいと頼む表現です。
語源
hear は古英語の hieran(聞く、従う)に由来し、さらに遡ると「気づく」を意味する印欧語根にたどり着きます。もともとは周囲の音に気づいて知覚するという成り立ちから、現在の「自然に耳に入る」「情報を得る」という意味に発展しました。同じ語源を持つ関連語には、hearken(耳を傾ける)があります。
派生語・ファミリー
hearの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
hear は自然に音が耳に入り、listen は意識して耳を傾け、overhear は他人の会話を偶然立ち聞きします。
よくある間違い
× I was hearing music in my room. ○ I was listening to music in my room. → 音楽を意識して楽しむ時は listen を使います。hear は自然に耳に入る音を表すため不自然です。
× I am hearing a strange noise right now. ○ I hear a strange noise right now. → hear は知覚を表す状態動詞なので、通常は進行形にしません。can hear とすることも多いです。
コラム
豆知識
「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿は、英語圏でも See no evil, hear no evil, speak no evil として知られています。もともとは日本の日光東照宮の彫刻が世界に伝わったものですが、現在では英語の慣用表現としてポップカルチャーや映画などでも頻繁に引用されています。
リアルな使われ方
ネイティブは相手の言ったことに強く同意する時、カジュアルな会話で I hear you.(言いたいことは分かるよ)とよく言います。単に音が聞こえたという意味ではなく、相手の気持ちや立場を理解し、共感を示したい時に使える非常に実用的な生きたフレーズです。
映画・音楽での使われ方
ビヨンセの有名な楽曲『Listen』では、単に音を聞く(hear)のではなく、心からの叫びに耳を傾けてほしいという強いメッセージが込められています。曲中で hear と listen がどのように使い分けられているかに注目すると、言葉のニュアンスの違いがよく分かります。
イディオム・定型句
聞く耳を持たない者ほど耳の遠い者はいない
“He ignores all advice. There are none so deaf as those who will not hear.”
最後まで話を聞いてくれ
“Just hear me out before you get angry.”
人づてに聞く、噂で耳にする
“I heard through the grapevine that he is quitting.”
hearを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you hear the news about the new project?
No, I haven't heard anything yet. What is it?
We are teaming up with the overseas branch. I just overheard the manager talking.
That is exciting! I can almost hear the busy days coming.
Right? We will probably hear from the director this afternoon.
Let's listen carefully during the meeting then.
文化的背景
公聴会や裁判などで使われる「ヒアリング(hearing)」は、意見や証言を公式の場で「聞く」手続きを指します。日常会話における hear の基本的な使い方に英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. hear とは?
音や声が自然に耳に入ってくることを表す動詞です。『I can hear the rain.(雨音が聞こえる)』のように、意識しなくても知覚する場面で使います。
Q. hear と listen の違いは?
hear は無意識に音が耳に入る状態で、listen は意識して耳を傾ける動作です。『Listen carefully, and you will hear it.(注意深く聞けば、聞こえますよ)』のように使い分けます。
Q. hear は進行形にできますか?
知覚を表す場合は状態動詞として扱うため、通常は進行形にしません。聞こえることを強調したい時は『I can hear a dog barking.(犬の吠え声が聞こえる)』のように can を伴って表現します。
Q. 「〜から連絡がある」と言いたい時は?
前置詞 from を伴って hear from と表現します。『I hope to hear from you soon.(すぐにお返事をいただけることを願っています)』は、ビジネスメールの結びで非常に頻出する定型句です。
Q. hear を使った便利なフレーズは?
相手に最後まで話を聞いてほしい時に使う『Hear me out.(最後まで聞いて)』が便利です。誤解を解きたい時や、意外な提案をする前に相手の注意を引く定番の口語表現です。
CHECK QUIZ
Q: 「部屋で音楽を聴く」の自然な表現は?
Q: 「彼から手紙や電話で連絡があった」の自然な表現は?
Q: 「今、外で鳥が鳴いているのが聞こえる」の自然な英語は?