grudge
- (名)恨み、遺恨
- (動)惜しむ、ねたむ
発音のコツ
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grudge は /grʌdʒ/ と発音します。最初の「gr」は舌を丸めて「グ」と「ル」を同時に出すイメージで発音してください。母音の「ʌ」は口をあまり開けず、短く「ア」と声を出します。最後の「dʒ」は唇をやや前に突き出し、舌を上顎に当ててから息を破裂させるように「ヂ」と濁らせます。
活用形
- 三単現
- grudges
- 進行形(-ing)
- grudging
- 過去形
- grudged
- 過去分詞
- grudged
- 複数形
- grudges
コアイメージ
過去の傷や不当な扱いに対する「許せない気持ち」を心に留め続けることがコアイメージです。特定の相手への恨みや、根に持っている感情を表現したい時に使います。
grudgeの意味・例文
名詞
恨み、遺恨
A persistent feeling of ill will or resentment resulting from a past insult or injury.
It is unhealthy to hold a grudge for such a long time.
そんなに長い間恨みを抱き続けるのは不健全です。
hold a grudge は日常会話で最もよく使われる組み合わせです。
The suspect may have had a personal grudge against the victim.
容疑者は被害者に対して個人的な恨みを持っていた可能性があります。
犯罪報道などで動機を説明する際によく使われます。
She bears no grudge about not getting the promotion.
彼女は昇進できなかったことについて恨みを持っていません。
bear a grudge も「恨みを持つ」という意味のフォーマルな表現です。
I still hold a grudge against him for eating my cake.
私のケーキを食べたことで、彼をまだ根に持っています。
深刻な恨みだけでなく、ちょっとした根に持つことにも使えます。
動詞
惜しむ、ねたむ
To be unwilling to give or allow something, or to feel resentful that someone has achieved something.
I do not grudge him his happiness.
彼の幸せをねたむつもりはありません。
grudge someone something で「人の〜をねたむ」と表します。
She grudges every penny she spends on rent.
彼女は家賃に費やすお金を1ペニーたりとも惜しみます。
お金や労力を出し渋る、惜しむというニュアンスで使われます。
We should not grudge the time spent on basic research.
基礎研究に費やす時間を惜しむべきではありません。
必要な時間やリソースを投資することをためらう文脈で使われます。
語源
grudge の語源は、古フランス語の grouchier(不平を言う、つぶやく)に由来するとされています。不満を口にして文句を言う行為から、心の中に抱き続ける「恨み」や「妬み」という強い感情へと意味が発展しました。同じ語源を持つ関連語には、grouch(不機嫌な人、文句を言う)があります。
派生語・ファミリー
grudgeの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
grudge は特定の相手に対する過去の出来事への恨みを、resentment は不当な扱いに対する憤りを、bitterness は長期にわたる深い悲しみや辛さを伴う感情を表します。
“She felt deep resentment at being treated unfairly.”
→ 不公平な扱いに対する怒りや憤りのニュアンスです。
“The war left a legacy of bitterness among the people.”
→ 過去の辛い経験からくる深い悲しみや苦みのニュアンスです。
よくある間違い
× She has a grudge to him. ○ She has a grudge against him. → 「〜に対する恨み」は前置詞 against を使います。to は方向性を示すため不自然です。
× I have a grudge about the past. ○ I hold a grudge about the past. → 恨みを抱くという動作は have よりも hold や bear を使うのが一般的です。
コラム
豆知識
grudge は古フランス語で「不平を言う」という意味の言葉から生まれました。中世では、不満をボソボソとつぶやく様子を表していましたが、次第に心の中に溜め込んだ黒い感情そのものを指すようになりました。現代でもネガティブな執着を表す際に使われます。
リアルな使われ方
ネイティブは相手に敵意がないことを伝える際、「I bear no grudges.(恨みっこなしだよ)」とよく言います。喧嘩の仲直りや、勝負事の後に使われる定番のフレーズです。相手との関係を修復したい時に非常に役立つ表現です。
映画・音楽での使われ方
2004年のホラー映画『The Grudge』は、日本の大ヒット映画『呪怨』のハリウッドリメイク版です。タイトルそのものが「強い怨念」を意味しており、家に取り憑いた恐ろしい呪いという作品のテーマを端的に表しています。
イディオム・定型句
恨みを抱く、根に持つ
“She tends to hold a grudge for years.”
恨みはない、恨みっこなし
“I bear no grudge against my former boss.”
因縁の対決
“Tomorrow's game is a highly anticipated grudge match.”
grudgeを使った会話例
週末の午後、カフェで友人と
I heard you are playing tennis against Tom tomorrow.
Yes, it is going to be a fierce grudge match.
Oh, does he still hold a grudge against you for last year?
Yeah, he never forgets a loss. He is full of resentment.
Just play your best and do not let his bitterness affect you.
I will. I do not grudge him his skills, but I want to win.
文化的背景
英語圏では、過去の出来事への恨みを引きずること(holding a grudge)は精神衛生上良くないとされ、早めに許す(forgiveness)ことが美徳とされる傾向があります。日常会話だけでなく、スポーツにおける因縁の対決など、幅広い場面で使われます。
よくある質問
Q. grudge とは?
特定の相手に対する過去の出来事への恨みや遺恨のことです。『He holds a grudge against me.(彼は私に恨みを抱いている)』のように、誰かを根に持っている状態を表す際によく使われます。
Q. grudge と resentment の違いは?
grudge は特定の相手に対する個人的な恨みや執着に重点があります。一方の resentment は不当な扱いに対する憤りや不満に重点があり、『feel resentment at the decision(決定に憤りを感じる)』のように使います。
Q. 動詞としての grudge はどう使いますか?
動詞としては「〜を惜しむ」「〜をねたむ」という意味で使います。『I do not grudge paying for good food.(美味しい食事にお金を払うのは惜しくない)』のように、労力やお金を出し渋る場面で便利です。
Q. hold a grudge を別の言葉で言うと?
hold a grudge は、bear ill will に言い換えることができます。『He bears ill will toward his neighbors.(彼は近所の人に悪意を抱いている)』とすると、よりフォーマルで文学的な響きになります。
Q. スポーツで聞く grudge match とは?
スポーツや競技でよく使われる『grudge match(因縁の対決)』が代表的です。『Tomorrow is a grudge match between the two rivals.』のように、過去に対立があった者同士の白熱した試合を指します。
CHECK QUIZ
Q: 「彼に対して恨みを抱いている」の自然な表現は?
Q: 動詞 grudge の意味として適切なものは?「I don't grudge him his success.」
Q: スポーツで過去に因縁のあるチーム同士の試合を何と呼ぶ?