grease
- (名)(動物性の)油、脂
- (名)潤滑油、グリース
- (動)油を塗る、潤滑油を差す
発音のコツ
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grease の母音は日本語の「グリス」のように短くせず、「イー」と長く伸ばして /iː/ と発音するのがポイントです。また、語尾の s は濁らずに /s/ と息を吐き出します。名詞でも動詞でも発音は同じなので、「グリーズ」とならないように注意しましょう。
活用形
- 三単現
- greases
- 進行形(-ing)
- greasing
- 過去形
- greased
- 過去分詞
- greased
コアイメージ
動物の脂肪や機械の摩擦を減らすための粘り気のある油がコアイメージです。機械のメンテナンスや料理など、すべりを良くしたり焦げ付きを防いだりする時に使います。
greaseの意味・例文
名詞
(動物性の)油、脂
Animal or cooking fat, especially after melting.
She poured the hot bacon grease into a jar.
彼女は熱いベーコンの脂を瓶に注ぎました。
肉を焼いた後に出る油を指す際によく使われます。
Wipe off the excess grease with a paper towel.
余分な油をペーパータオルで拭き取ってください。
料理で出る余分な脂分を取り除く時の定番表現です。
The restaurant was fined for improperly disposing of cooking grease.
そのレストランは食用油の不適切な廃棄で罰金を科されました。
業務用キッチンから出る廃油の文脈でも登場します。
潤滑油、グリース
A thick oily substance used as a lubricant in machinery.
He got black grease all over his hands.
彼は両手を黒いグリースだらけにしました。
機械いじりで手や服につく頑固な油汚れを表します。
We need to order more axle grease for the trucks.
トラック用の車軸潤滑油を追加注文する必要があります。
工業や物流の現場で使われる専門的な油を指します。
My bike chain is covered in thick grease.
私の自転車のチェーンは分厚い潤滑油で覆われています。
自転車やバイクのメンテナンスの話題で頻出します。
動詞
油を塗る、潤滑油を差す
To put grease on or in something.
You should lightly grease the baking pan.
焼き型に軽く油を塗るべきです。
お菓子作りなどで型離れを良くするための指示です。
He greased the squeaky door hinge this morning.
彼は今朝、キーキー鳴るドアの蝶番に油を差しました。
きしみ音をなくすための日常的な修繕作業を表します。
The mechanic regularly greases the machine parts.
整備士は定期的に機械の部品にグリースを塗布します。
工場などの定期メンテナンスの文脈で使われます。
語源
grease はラテン語の crassus(太った、厚い)に由来します。動物の厚い脂肪層を指していたこの言葉が、古フランス語を経て英語に入り、動物性の油や機械用の潤滑油を意味するようになりました。同じ crassus を語根に持つ関連語には、crass(粗野な、鈍感な)があります。
派生語・ファミリー
greaseの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
grease は粘度が非常に高く半固形の油や潤滑油を、oil は常温でサラサラとした液体の植物油や機械油を、fat は人間や動物の体内にある固形の脂肪そのものを表します。
よくある間違い
× I put grease on the salad. ○ I put oil on the salad. → 常温で液体の植物油には oil を使います。grease はドロドロした半固形の油です。
× I bought a grease for my car. ○ I bought some grease for my car. → grease は不可算名詞なので、a を付けたり複数形にしたりせずに使います。
コラム
豆知識
ことわざ「The squeaky wheel gets the grease(きしむ車輪は油を差してもらえる)」は、アメリカの開拓時代に荷馬車の車輪のメンテナンスから生まれたと言われています。黙っていては何も得られず、声を上げる者が優遇されるという合理的な考え方を表しています。
リアルな使われ方
ネイティブは面倒な手続きや交渉をスムーズに進めることを grease the wheels と表現します。歯車に油を差して滑らかに動かすイメージから派生したビジネスでも使えるフレーズです。直訳の「車輪に油を塗る」から意味を推測しやすい実用的なイディオムです。
映画・音楽での使われ方
1978 年の大ヒットミュージカル映画『Grease(グリース)』は、1950 年代のアメリカの若者文化を描いています。当時の不良少年たちが、髪をポマード(hair grease)でテカテカに撫でつけていたことがタイトルの由来となっており、彼ら自身も「グリーサー(greaser)」と呼ばれていました。
イディオム・定型句
主張する者が望むものを得る
“Remember, the squeaky wheel gets the grease.”
肉体的な労力、骨折り
“It takes some elbow grease to clean this.”
物事を円滑に進める
“We need more funding to grease the wheels.”
greaseを使った会話例
週末の午後、ガレージで自転車を修理しながら
My bicycle chain is making a weird noise.
It sounds like you need to put some oil on it.
Yeah, and the pedals probably need some grease, too.
I think we have a tube of heavy grease in the garage.
Found it. Before I grease the pedals, I should clean them.
Good idea. That might require a little elbow grease.
文化的背景
欧米では、ベーコンなどの肉を焼いた後に出る脂(bacon grease)を捨てずに瓶に保存し、他の料理の風味付けに使う文化が根付いています。家庭料理には欠かせない要素です。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. grease とは?
動物性の油や、機械の摩擦を防ぐための粘り気のある潤滑油のことです。『You need to apply grease to the gears.(ギアにグリースを塗る必要がある)』のように使います。
Q. grease と oil の違いは?
状態と粘度が異なります。grease は半固形でドロドロとした油であるのに対し、oil は常温で液体のサラサラした油です。『I added olive oil to the pasta.』のように使い分けます。
Q. grease は料理以外にどんな場面で使いますか?
機械や自転車のメンテナンスなど、金属同士の摩擦を減らしたい場面で頻繁に使われます。『He bought axle grease for his car.(彼は車用の車軸潤滑油を買った)』のように表現します。
Q. elbow grease とはどういう意味ですか?
直訳は「肘の油」ですが、ゴシゴシとこすって掃除をするような「肉体的な労力」を意味する定番の表現です。『It requires some elbow grease.(それには少し労力がいる)』のように使われます。
Q. 動詞として使うことはできますか?
はい、「油を塗る」「潤滑油を差す」という他動詞として使えます。『Please grease the baking pan.(焼き型に油を塗ってください)』は料理のレシピでよく見かける表現です。
CHECK QUIZ
Q: 「フライパンに油を引く」の自然な表現は?
Q: サラダのドレッシングを作るために「油」を足したい時に最適な単語は?
Q: 「It requires some elbow grease.」が意味するものは?