gnaw
- (動)かじる、噛みちぎる
- (動)(心を)むしばむ、苦しめる
発音のコツ
▶ 表示する▼ 閉じる
gnaw の発音は /nɔː/ です。最初の g は発音しない黙字(サイレントレター)であることに注意してください。n の音から始まり、母音の /ɔː/ は口を縦に大きく開け、「オー」と長く伸ばします。日本語の「ノウ」と平坦な音にならないよう、唇を軽く丸めて喉の奥から響かせるように発音するのがコツです。
活用形
- 三単現
- gnaws
- 進行形(-ing)
- gnawing
- 過去形
- gnawed
- 過去分詞
- gnawed
コアイメージ
硬いものを何度も繰り返し噛みちぎるようにかじることがコアイメージです。動物が骨をかじる時や、不安や罪悪感が人の心をじわじわとむしばむ時に使います。
gnawの意味・例文
動詞
かじる、噛みちぎる
To bite or chew something repeatedly, usually making a hole in it or gradually destroying it.
The dog gnawed on the bone for hours.
犬は骨を何時間もかじっていました。
動物が硬いものをしつこくかじる定番の表現です。
Mice have gnawed a hole in the wooden box.
ネズミが木箱をかじって穴を開けました。
かじって穴を開けるという結果を伴う使い方です。
Beavers gnaw down trees to build their dams.
ビーバーはダムを作るために木をかじり倒します。
野生動物の生態を説明する際によく登場します。
(心を)むしばむ、苦しめる
To make someone feel anxious, frightened, or uncomfortable over a long period of time.
Guilt gnawed at his conscience all night.
罪悪感が一晩中彼の良心をむしばみました。
悪い感情がじわじわと心を痛めつける様子を表します。
The anxiety has been gnawing away at her.
その不安が彼女を徐々にむしばんでいます。
長期間にわたって精神的な負担がかかっている状況に適しています。
Doubts began to gnaw at my mind.
疑念が私の心をむしばみ始めました。
疑いなどのネガティブな思考が離れない時に使います。
語源
古英語の gnagan(かじる)が語源です。硬いものを「ガリガリ」と噛む音を模した擬音語から発展したと考えられています。物理的に少しずつ削り取る様子から、現代では不安や悩みが人の心を「じわじわとむしばむ」という心理的な意味でも使われます。同じゲルマン語派の由来を持つ関連語には、ドイツ語の nagen(かじる)があります。
派生語・ファミリー
gnawの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
gnaw は硬いものをしつこく噛み取り、chew は飲み込むために食べ物をすりつぶし、nibble は小さな一口で少しずつかじります。
よくある間違い
× He gnawed the apple. ○ He bit into the apple. → リンゴなどをガブッと一口噛む時は bite を使います。gnaw は硬いものをしつこくかじる動作です。
× The guilt gnawed him. ○ The guilt gnawed at him. → 「心をむしばむ」という比喩表現では、通常 gnaw at someone のように前置詞 at を伴います。
コラム
豆知識
英語には gnaw のように「gn-」で始まり g を発音しない単語がいくつかあります。例えば gnat(ブヨ)や gnome(ノーム、地の精霊)などです。これらは古いゲルマン語の綴りの名残で、昔は g も発音されていました。現代では発音しやすいように変化しましたが、綴りには古い歴史が刻まれています。
リアルな使われ方
ネイティブは、胃がキリキリ痛む時や空腹で胃が刺激される感覚を a gnawing pain や gnawing hunger と表現します。まるでネズミが胃袋を「ガリガリかじっている」かのような、絶え間ない不快感を見事に表した生きた表現です。日常会話や医療の文脈でも頻繁に登場します。
映画・音楽での使われ方
サスペンスやホラー映画の心理描写では、登場人物のトラウマを表現する際に guilt gnawing at him(彼をむしばむ罪悪感)といったフレーズがよく登場します。物理的な痛みだけでなく、精神的な圧迫感や内面からじわじわと崩れていく様子を描写するのに欠かせない表現です。
イディオム・定型句
〜を徐々に減らす、むしばむ
“The strong waves gnawed away at the cliff.”
激しい感情が内面をえぐる
“The secret was gnawing at her insides.”
心から離れない不快な感情
“I had a gnawing feeling of dread all day.”
gnawを使った会話例
金曜の夕方、オフィスで同僚と
What's wrong? You look like something is gnawing at you.
I made a big mistake, and the guilt has been gnawing away at my conscience.
Don't let it consume you. Did you fix the issue?
Yes, but my dog also gnawed on my favorite shoes this morning.
Oh no. Maybe he was stressed too. Let's grab a coffee and chew things over.
That sounds good. I need to stop having this gnawing feeling of dread.
文化的背景
英語圏では、ネズミやビーバーなどの「かじる動物」を総称して rodent(齧歯類)と呼びますが、この言葉もラテン語の「かじる」に由来します。動物の習性を表すだけでなく、人間の心理的な不安や絶え間ない苦痛を表現する際にも、英米間で大きな差はなくどの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. gnaw とは?
硬いものをしつこくかじること、または不安などが心をむしばむことです。『The dog gnawed on a bone.(犬が骨をかじった)』のように使います。
Q. gnaw と chew の違いは?
gnaw は硬いものを削り取るようにしつこくかじる動作です。一方の chew は『chew the food(食べ物を噛む)』のように、飲み込むために食べ物をすりつぶすように噛む点に重点があります。
Q. gnaw は人間に対しても使えますか?
はい、人間の行動や感情に対しても使えます。『He gnawed on his fingernails.(彼は爪を噛んだ)』のような物理的な動作や、不安が心をむしばむ比喩表現として頻出します。
Q. gnaw の後ろにはどの前置詞が来ますか?
対象の表面をかじる時は on や at を使います。『gnaw at the rope(ロープをかじる)』のように、特定のポイントを執拗に攻めるニュアンスを出す時に at が適しています。
Q. gnaw の現在分詞 gnawing はどのように使われますか?
形容詞として「絶え間なく苦しめる」という意味で使われます。『I felt a gnawing hunger.(キリキリするような空腹を感じた)』のように、痛みや不快な感覚を修飾する定番の形です。
CHECK QUIZ
Q: 犬が骨を「しつこくかじっている」様子を表すのに最適な動詞は?
Q: 「罪悪感が彼をむしばんだ」の自然な表現は?
Q: 「I have a gnawing hunger.」の意味は?