drown

  • ()溺れる、溺死する
  • ()溺れさせる、水に沈める
  • ()圧倒する、埋もれさせる
  • ()(音を)かき消す
UK/ˈdraʊn/

発音のコツ

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drown の発音は /draʊn/ です。最初の「dr」は日本語の「ドロ」ではなく、唇を少し丸めて「ヂュ」に近い音で一気に発音します。母音の「aʊ」は「ア」から「ウ」へ滑らかに変化する二重母音で、口を大きく開けてからすぼめます。最後の「n」は舌先を上の歯茎の裏にしっかり当てて、鼻から音を抜いてください。

活用形

三単現
drowns
進行形(-ing)
drowning
過去形
drowned
過去分詞
drowned

コアイメージ

水などの液体に沈んで息ができなくなることがコアイメージです。物理的に溺れる場面だけでなく、大量の仕事や借金などに圧倒されて身動きが取れない時にも使います。

drownの意味・例文

動詞

自動詞

溺れる、溺死する

To die continuously by being underwater and unable to breathe.

日常会話

He almost drowned in the river.

彼は川で危うく溺れかけました。

almost drown(危うく溺れかける)は日常的によく使います。

ニュース

Two people drowned after the boat capsized.

ボートが転覆し、2人が溺死しました。

事故による水死を報じるニュースで頻出します。

アカデミック

The animals drowned during the severe flood.

その動物たちは深刻な洪水で溺れ死にました。

自然災害による被害を説明する際にも使われます。

他動詞

溺れさせる、水に沈める

To kill someone or something by holding them underwater.

ニュース

The suspect tried to drown the victim.

容疑者は被害者を溺れさせようとしました。

他者を意図的に水に沈める行為を指します。

日常会話

Do not drown the plants by overwatering them.

水をやりすぎて植物を枯らさないでください。

植物に水を与えすぎるという比喩的な用法です。

SNS・カジュアル

I accidentally drowned my phone in the bath.

お風呂でうっかりスマホを水没させちゃった。

機械などを水に落として壊してしまう場面で使えます。

他動詞

圧倒する、埋もれさせる

To overwhelm someone with a very large amount of something.

ビジネス

We are drowning in paperwork right now.

私たちは今、大量の書類仕事に追われています。

処理しきれないほどの仕事量を表現します。

日常会話

She is drowning in debt after buying the car.

彼女は車を買って借金まみれになっています。

借金などのネガティブな状況から抜け出せない状態です。

SNS・カジュアル

I feel like I am drowning in emails every morning.

毎朝メールの波に溺れている気分です。

情報やメッセージの多さに圧倒される様子を表します。

他動詞

(音を)かき消す

To make a sound impossible to hear by making a louder noise.

日常会話

Turn up the music to drown out the noise.

騒音をかき消すために音楽の音量を上げて。

drown out の形で、別の大きな音で覆い隠すことを意味します。

ニュース

The protesters tried to drown out the speaker.

抗議者たちは演説者の声をかき消そうとしました。

大声で相手の発言を妨害する場面でも使われます。

SNS・カジュアル

I wear headphones to drown out my noisy roommate.

うるさいルームメイトの音をかき消すためにヘッドホンをしています。

不快な音を遮断する日常的な解決策を表現できます。

語源

drown は、古英語の druncnian(水に沈む)に由来します。大量の水を飲み込んで息ができなくなる状態を表した言葉から、現在の「溺れる」という意味に発展しました。同じく「飲む」というゲルマン語根を持つ関連語には、drink(飲む)や drench(びしょ濡れにする)があります。

派生語・ファミリー

名詞drowning

drownの使い方

よく使う組み合わせ

almost drown (危うく溺れかける)drown in debt (借金で首が回らない)drown in paperwork (書類の山に埋もれる)drown out the noise (騒音をかき消す)drown one's sorrows (酒を飲んで悲しみを紛らわす)

使い分け

drown は水中で息ができず死ぬこと、sink は物体や人が水面下へ沈むこと、submerge は意図的に物体を完全に水中に隠すことを表します。

The poor dog almost drowned in the lake.

人間や動物が水中で呼吸できなくなるニュアンスです。

The heavy stone will sink to the bottom.

重力によって物体が下へ沈んでいくニュアンスです。

The submarine can submerge completely underwater.

物体全体を水面下に沈める、または覆い隠すニュアンスです。

よくある間違い

× The ship drowned in the ocean. ○ The ship sank in the ocean. → drown は呼吸する人間や動物が溺れる時に使い、船などの無生物が沈む時は sink を使います。

× He was drowned in the river by accident. ○ He drowned in the river by accident. → 事故で溺死した場合は自動詞の能動態を使います。受動態は他殺(誰かに溺れさせられた)を暗示します。

コラム

豆知識

英語のことわざ「A drowning man will catch at a straw(溺れる者は藁をも掴む)」は、16世紀のイギリスの思想家トマス・モアの著作で使われたのが始まりとされています。絶望的な状況では、どんなに頼りないものにでもすがろうとする人間の心理を見事に表しています。

リアルな使われ方

日常会話では、drown out(音をかき消す)という句動詞が大変よく使われます。「I turned up the TV to drown out the argument next door(隣の口論をかき消すためにテレビの音量を上げた)」のように、不快な音を別の音で覆い隠す時に便利な表現です。

映画・音楽での使われ方

2014年のロックバンド、ブリング・ミー・ザ・ホライズン(Bring Me The Horizon)のヒット曲『Drown』では、「Don't let me drown(僕を溺れさせないで)」と歌われています。物理的な水ではなく、孤独や絶望感という感情の波に飲み込まれそうな心情が描かれています。

イディオム・定型句

ことわざA drowning man will catch at a straw.

溺れる者は藁をも掴む

You cannot trust his promise; a drowning man will catch at a straw.

イディオムdrown one's sorrows

酒を飲んで悲しみや悩みを紛らわせる

He went to the bar to drown his sorrows.

定型句drown out

(大きな音が他の音を)かき消す

The loud music drowned out their conversation.

drownを使った会話例

月曜日の朝、オフィスで同僚と

A

How was your weekend? Did you finish the report?

B

Not at all. I am drowning in paperwork right now.

A

Oh no. Do you want me to help you with some of it?

B

Thanks, but I need to focus. The construction noise outside is terrible, though.

A

Put on your headphones and play some music to drown it out.

B

Good idea. If I don't finish this, I might sink under the pressure.

文化的背景

英語圏では、仕事や情報の多さを「液体の波」に例える表現がよく使われます。drown in emails(メールに溺れる)や float(浮く=なんとかやり繰りする)など、水に関連する比喩表現はビジネスシーンで非常に一般的です。

よくある質問

Q. drown とは?

水などの液体に沈んで息ができなくなることです。『The boy almost drowned in the pool.(男の子はプールで危うく溺れかけた)』のように、水難事故の場面でよく使われます。

Q. drown は物理的に水に溺れる時以外にも使えますか?

はい、大量のものに圧倒されて身動きが取れない時にも使います。『We are drowning in emails.(大量のメールに溺れそうだ)』のように、仕事や借金に対して比喩的に使われます。

Q. drown と sink の違いは?

drown は人間や動物が息ができなくなって溺死することを指します。一方の sink は物体が沈むことを表し、『The ship sank.(船が沈んだ)』のように無生物に対して使われます。

Q. drown は能動態と受動態で意味が変わりますか?

事故で溺死した場合は自動詞として『He drowned.』と能動態で言います。『He was drowned.』と受動態にすると、誰かに故意に溺れさせられたという他殺のニュアンスになります。

Q. drown を使った有名なイディオムはありますか?

『drown one's sorrows(酒で悲しみを紛らわす)』が有名です。『He tried to drown his sorrows.』のように、失恋や失敗などの辛い出来事をアルコールで忘れようとする時に使います。

CHECK QUIZ

Q: 「タイタニック号は海に沈んだ」の自然な表現は?

Q: 「I'm drowning in emails.」の意味は?

Q: 「騒音をかき消す」の自然な表現は?